奈良県吉野町吉野山
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奈良県の中央部・吉野郡吉野町にある吉野川(紀の川)南岸から大峰山脈へと南北に続く約8kmに及ぶ尾根続きの山稜の総称、または金峯山寺を中心とした社寺が点在する地域の広域地名である。古くから花の名所として知られ、特に桜は有名で、その地域ごとに下千本、中千本、上千本、奥千本と呼ばれる。
Road Map :R169を吉野山に向かうと道標が沢山出ている。しかし、今回は西側の大滝地区に向かう。
Route Map:蜻蛉の滝までの道をそのまま進み、林道終点から青根ヶ峰、奥千本を往復する。
標高差:444m
累積標高差:942m
登り:1時間12分(青根ヶ峰まで)
下り:58分(青根ヶ峰から)
コースタイム:3時間05分(奥千本散策含む)
最高峰は青根ヶ峰
もう少し早く行くにはずであったが、天気と噛みあわず、今日になってしまった。しかし、吉野山公式
HPの開花情報では奥千本はまだ蕾となっていたので、充分間に合うと思ったのだが・・・
7時04分に ”安全登山”と書かれた標識から登山道を歩き始める。
”蜻蛉の滝”の駐車場を通り過ぎて綺麗な舗装道路を進むと
終点となり、車3台がやっとの駐車スペースがあった。
”音無川”は登山道から遥か下であるが、
沢音を聞きながらの歩きは心地良い。
広く平らで穏やかな ”音無川”沿いの登山道を進む。
”音無川”の沢が近付いて綺麗な滝壺も近くに見える様になってきた。
どこまでもフラットな道で自転車でも充分走れそうな道が続く。
分岐には道標があり、安心して進めた。
登山道は小さな滝の滝口を通る。
滝の向こう側は落ち込みで見えていない。
眼下に ”音無川”に掛かる真新しい橋が見え、その先のスギの木には
ナビテープも見えた。 これが ”青根ヶ峰”への登山道かも知れない
と思われたが道標が無かったので、真っ直ぐに進むことにした。
結構、綺麗な滝であったが、樹木に邪魔される。
30分にて ”音無川”の主流を渡り、枝沢沿いの道に入って行く。
心配しながら進んでいくと ”青根ヶ峰”の道標が現れ一安心。
枝沢沿いの道から更に枝沢沿いの道に入り、
42分の地点にて沢から離れる。 沢から離れても
急登とは成らずに穏やかな道を登って行く。
登り一辺倒ではあるが、急な登りはなかった。
初めて開けた場所に出た。 谷間をU字状に廻り込んで行く。
肉眼では ”山上ヶ岳”らしい山が見えていたが、
黄砂の影響か霞みが激し過ぎて写真には乗らなかった。
歩き続けること1時間5分にて地道の林道に出る。
左に曲がると直ぐに舗装道路に出た。
舗装道路を横断して鉄製の階段から登山道に入る。
今日一番の急登(と言っても大したことはない)を
こなせば山頂となりそうだった。
1時間12分にて吉野山最高峰の ”青根ヶ峰”(858m)に着く。
360°の大展望とは行かず、展望はほぼゼロの感じ。
ここは通り過ぎて ”金峯神社”に向かう。
左 ”山上ヶ岳”、右 ”金峯神社”の道標あり。
”山上ヶ岳”へは随分と遠いのでは。
やけに雰囲気の良い道となるが、泥濘も多い。
”金峯神社”へはどんどんと下って行く。
何やらの分岐に着き、右の ”鳳閣寺”は4kmとなっていたので、
左の ”西行庵”0.2kmを選ぶ。
下って行くと”奥千本”出た。
平日なのにアマチュアカメラマンが多く来ていた。
サクラも終盤は色が薄くなり見栄えが悪いとか。
「どこが蕾じゃ!」 サクラは終盤を迎えており、葉ザクラとなっていた。
”奥千本”は一面にサクラの木が広がっていると思ったが、この写真のサクラが全てであり、
どう見ても千本のサクラがある様には見えなく誇大表示が著しい。これなら西宮の夙川沿いの
サクラの方がもっともっと見応えがある。上千本のサクラは終っているらしいので、ここで引返す。
散策道に咲くスミレ。
ワスレナグサに似た花。
”金峯神社”に出て舗装道路を歩いて戻るはずが、分岐があるものと
勘違いして歩いていると ”青根ヶ峰”に戻ってしまった。
今日2回目の ”青根ヶ峰”なるが、通り過ぎるだけ。
舗装道路まで下山して道標を見ると、どこもかしこも距離が長く、
今日、登って来たコースが一番短いが、車で ”上千本”まで
上がれるのであれば数百mの距離になるのであろう。
林道に入って直ぐに右に折れて登山道に入る。
先程、登って来た沢沿いの穏やかな道を下って行く。
補修はしてあるが、壊れそうな木製橋を渡る。
下り一辺倒な楽チンな道が続く。
”音無川”には大きな滝がなく、初心者向きの沢登りが出来そうだった。
”青根ヶ峰”から下り58分にて林道終点の駐車地に戻る。
”蜻蛉の滝”散策
”蜻蛉の滝”入口の駐車場は ”青根ヶ峰”への登山者用駐車場
にもなっており、多くのハイカーがここから出発して行った。
”蜻蛉の滝”入口は水辺公園となっており、サクラが綺麗に咲いていた。 ”音無川”を遡り、滝壺に行こうとしたが、靴を脱がなければ行けなかったので手前で断念した。
手前のボタンサクラが綺麗であった。
左のサクラのアップ。
種類は判らないが、この木1本で見事なサクラを咲かせていた。
うそ臭い滝名の謂れなんて要らないので、
滝の生成を詳しく書いて欲しかった。
鳥居をくぐり、整備された石段を登って行くと ”蜻蛉の滝”に着く。
パッと見大したことはないなーと思ったが、おっとどっこいであった。
この下、50mまで滝は落ち込んでいたのだ。
滝見台に着いた時、バスで来ていた園児に先を越されてしまった。
3〜5歳児位だろうか、園児は螺旋階段が上手く下りられず、
待ってる間イライラする。
沢山の園児が滝見橋に着いているが、まだ螺旋階段を下っている
園児が沢山いる。 これは待っている間に撮った写真。
これが滝見台から下れる螺旋階段。
落差50mの段瀑の ”蜻蛉の滝” 写真は2枚の写真を繋いでいるが、
2枚の写真では収まらず、実はこの滝壺の下にまだ滝は続いているのだ。
3枚の写真を繋がないと ”蜻蛉の滝”の全体は撮れなかった。
どこかのサイトに、この滝が ”日本の滝百選”に入っていないの
はおかしいと書いてあったが、俺もそう思う。 神戸の布引の滝を
蹴散らして”蜻蛉の滝”を ”日本の滝百選”にいれるべきだろう。
滝口に上がってみると、恐い程の迫力だった。
上流側にあった滝壺のコバルトブルー色が素晴らしかった。
この上にも小さな滝が続いていた。
写真を撮りに来ていたジジーと話しすると、車の通行規制は無く、上千本の駐車場まで上がることが出来たらしい。しかも駐車場は無料だったとか。駐車料金1500円を節約する俺の作戦は何だったんだ。
サクラ開花時期の吉野山は一大観光地化となるので、行きたい様な、行きたくない様な感じだったが、今回、関西百名山スタンプラリーの一環として行く事になった。
神戸から3,980円の往復バスが出ているので申し込んでみたが、時遅く満席だった。
退屈そうな園児送迎バスの運転手と話しすると、このサクラも末期であり、
咲き始めは、もっと色鮮やかで綺麗なのだとか。
蜻蛉の滝
大したことはないだろうと寄ってみたが、凄い滝を見せられた感じであった。
滝見台の螺旋階段が良く出来ていて、”蜻蛉の滝”の隅々までを見ることが出来た。
ここにお茶屋さんの売店があったので草餅2ヶを買ってサクラの木の下で昼飯とする。
焼きたてでタレを付けて食べる草餅は美味かった。
蜻蛉の滝
よしのやま