カムイワッカ湯の滝
2009年07月21日(当時60歳)

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ウィキペディアより
 '05年7月に世界遺産に登録された知床半島のほぼ中央にある活火山である硫黄山を源流とする温泉の川にいくつもの滝が連続し、それぞれの滝壺が野趣溢れる天然の露天風呂となっており、野湯とも表現される。カムイワッカはアイヌ語のkamuy(神、または神のような崇高な存在の意)、wakka(水の意)であり、この川の温泉成分が強い硫黄成分を含むため、有毒であり生物が生息できない「魔の水」の意味と解釈されている。
 近年、特に世界遺産登録後の観光客の急増に伴い、厳しい立入規制が行われるようになった。
かつては訪れる者も稀な「最後の秘湯」とも呼ばれた地だが、観光客の増加に伴い、全裸で入浴する者は男女問わず見当たらず、ほとんどは水着や海水パンツ着用、またはタオルを纏い入浴している。

なお、本来のカムイワッカの滝は、この滝の下流にあり、温泉の混じったカムイワッカ沢の水が、直接、オホーツク海に落下している。
シャトルバス代 1,250円の温泉に入浴出来ず。
 羅臼岳登頂後、時間が余ったので予てから行きたかった”カムイワッカ湯の滝”行くことにする。
現在は自家用車での乗り入れは禁止され知床自然センターからシャトルバスに乗ることになる。
料金は往復で1,250円であるが、ここでカムイワッカの湯の滝は四の滝までは上がれず、”一の滝”で
通行止になっていると聞く。 がっくりしたが切符を買った後に聞いた話なので行ってみることにした。
運転手の観光ガイドを聞きながら知床林道を進んでいるとマイク越しの
大きな声で ”クマが居る〜”と叫び、乗客はその大声にびっくりする。
シャトルバスはクマの横で停車してくれて、クマも逃げようと
しないので、サファリーパークの様にゆっくりとクマを観察出来た。
子グマの仕草が可愛く、おばはん連中がワアワア言い出す。
静かに見とれ!
親子のヒグマであった。
シャトルバスは途中下車可能なので ”知床五湖”で降りて、”羅臼連山”を眺める。
遡上時には何とも思わなかったが、下り時には勾配を感じ怖いと思った。
出来れば沢靴を履きたいと思った瞬間だった。
知床林道の橋の上から見た ”無名滝”。 この滝へは右岸から高巻き
する道がある。 沢水が濁っている様に見えるが、実際は沢底が硫黄で
染まっているだけで沢水自体は綺麗だった。
エントリー口で躊躇する観光者。 それぞれの格好で上流へ沢登りを始める。
エントリー口から下流側の滝は勾配がきついので通行止めロープが張られていた。
若い女性が裸足で登り出したので着いて行く。
勾配はきついが酸性水でコケが生えず、滑らないとの説明があった。
この若い女性達が温泉に入るのを期待したが・・・
通行止めロープを突破して ”四の滝”に向かう予定であったが、
パトロールがしっかりと見張っていた。
”四の滝”まで行けば湯温は40℃あるらしいが、”一の滝”付近の
滝壺の湯温は30℃も無く、冷たくて入れない。
汗を流すつもりでいたが、誰も入らないので入浴は断念した。
ネットで見付けた写真。 ”四の滝”まで登ればこんな感じ。 帰路のバス待ちの間、パトロール員と話しすると、四の滝の落石写真を見せてくれて、酷い状況が判った。 パトロール員も仕事だから四の滝の状況把握に登るが、本当は落石が怖くて行きたくないと言われていた。ならば私を代わりに行かせて下さい。
日本の滝百選』 崖崩れがあり ”一の滝”で通行止、温泉に入れる ”四の滝”まで行けなかった。
北海道斜里町遠音別村
Road Map:知床五湖から先はマイカー進入禁止であるのでシャトルバスで湯の滝に向う。
知床林道のカムイワッカ川の遡上入口に立っていた案内板。
露天風呂として入浴出来る湯温は ”四の滝”まで行く必要がある
らしいが、現在は崖崩れ通行止めで ”一の滝”までしか行けない様だ。
林道からの登山道を遡上エントリー口まで登り、
振り返りシャトルバスを見る。
2024年8月7日改定
同じくネットで見付けた写真。 この上が ”四の滝”なのだろうか?
遡上者は全てヘルメットを被っており、落石の危険度が判る。
今日は晴れ渡り、”知床連山”の全てが見渡せた。
今日の午前中に登頂した ”羅臼岳”と ”大沢雪渓”が見えていた。
2009年度の北海道の滝、山遠征
07/20 07/21 07/21 07/21 07/23 07/24
手塩岳 羅臼岳 カムイワッカ湯の滝 層雲峡 ニペソツ山 石狩岳
”知床五湖”には全長800mの ”高架木道”が設置されており、湖畔まで行くことが出来た。
”高架木道”からは展望を遮る樹木は無く、流石は日本有数の景勝地であった。