滋賀県大津市北比良

2017年04月02


日本の滝百選に戻る

Road Map :R161の湖西線を北比良のICで下りて比良登山リフト
            跡地への道を終点まで北上する。
Route Map:林道終点から釈迦ヶ岳への登山道を北上すると分岐がある。
日本の滝百選』  途中で大きくジャンプする滝は大きな滝音と共に迫力満点だった。
渓谷、滝めぐりさんのHPから転載
  神爾の滝は、下流から一の滝(雌滝)、二の滝、三の滝、四の滝(雄滝)、五の滝、六の滝、これら階段状に流れ落ちる六つの滝の総称です。
一の滝(雌滝)は、下流からの遡上、四の滝(雄滝)は登山道の分岐から
と、いちおう普通に行く事が出来ますが、それ以外の滝を見ようとす
るには、少し危険な事をしなくてはなりません。
神璽の滝
  今日はちゃんと見れたのは ”四の滝”(雄滝)だけだったが、他人の評価は知らないが、自分好みの感動出来る迫力ある滝だった。
下調べの悪さからとんでもない滝見となってしまったが、順調に全ての
滝が見られたとしても余りにも危険過ぎる個所が多かった。
  思い違いでトレースの無い残雪山歩きとなってしまったが、地元のハイカーに道案内して貰って、面白くは無いが楽しく山歩きが出来た。
今日の滝巡り
  神璽の滝 ⇒ 楊梅の滝
神璽の滝 (落差18m)
上記の説明文をメモとして持って行っていたのだが、いざ”神璽の滝”
に着いてしまうと、対岸の崖を細いロープで這い上がるとしか覚えてい
なく、崖を見てコース取りをするが、無理だと判断して断念したが、
それで混乱してメモを確認するのを忘れてしまった。
その他の滝はもっと上流にあるのでは?の間違った判断をしてしまった
上に地元のハイカーから上の方に滝があると助言を貰い、間違った山歩
きをしてしまった。
しんじのたき
散策時間:通常”神璽の滝”までは30分。
          今回は色々な間違いから残雪山歩きで往復4時間32分。
”神璽の滝”で引返すのが正解で小さな滝までは無駄な残雪山歩きだった。
確認は出来なかったが比良登山リフトの山麓駅跡から更に林道を上り詰めると広い駐車場があったので車を停める。後から判ったのであるが、ここが林道の終点であった。他にハイカーの車は無かった。
7時52分に駐車場から歩き始める。気温は3℃、薄着なので寒い。
林道はここで終点となっていた。この沢が滝に続いているのだろうか?
水量は多く、滝見への期待が持てる。
登山道の道標の手前に橋があり、右岸に渡れる様になっていた。
登山道は山方向に入って行くので沢沿いの道が正解だと思い橋を渡る。
歩き初めて直ぐに小さな無名滝があった。
後から判ったのであるが、”カマブロ洞の滝”の
滝名が付いているらしい。
右岸の道は堰堤で終わり、道間違いだと判り、登山道に戻る。
古びた橋で右岸に渡る。(これは道間違い)
大きく掛かれたマークは有り難い配慮であるが、景観を壊している。
登山道に戻り進んで行くと山越えとなって行く。
古びた橋は後何年持つのだろうか? 注意して渡る。
本流ではない別の沢に沿って登山道が伸びていた。
写真では判らないが、岩ゴツゴツの登山道には沢水が流れていた。
釈迦ヶ岳への分岐に和歌山市から来られた老ハイカーが休憩していた。
比良岳に登るつもりが間違って釈迦岳に来てしまったらしい。
話ししている内に我が顔に気付き、我がHPを見て下さっているらしい。山行きの参考になるとお褒めを頂いた。この後も車中泊で6日間の山登
りを続けるらしい。アクティブな76歳のハイカーだった。
別沢沿いの道から本流沿いの道に尾根越えする。
ところが進むに連れて登山道らしくなって来る。
”神璽の滝”への道は遊歩道的な歩き易い道だった。
左側からは大きな沢音が聞こえている。
46分にて”神璽の滝”への分岐に着く。 和歌山からのハイカーとの
お喋り時間を覗けば30分程で着いたことになる。 真っ直ぐ行けば
比良RWの山頂駅跡に行ける様だ。
登山道は残雪で覆われる様になって来るが通行には問題無しだった。
落差18mの分岐瀑である ”神璽の滝”に着く。
別名は ”四の滝”(雄滝)なので一の滝から三の滝を見逃したことになる。
滝壺には虹が出来ていた。対岸には細いロープが見えており、
渡渉して対岸に渡り崖を登れば ”五の滝”に行けるらしいが、
短いロープが1本あるだけなので、ここは割愛した。
滝水が落水中に大きく跳ね返るのを ”ヒョングリ”と言うらしい。
ヒョングリがあるので滝飛沫で滝壺には近付けない。
自分好みの滝姿でしばし見とれてしまう。
”神璽の滝”の下流の沢水は圧倒的に綺麗く透き通っており、
柿田川の湧水が綺麗だと誉めている人に一目見て欲しい思いだった。
更に下流部はゴルジュ状になっており、
これが ”三の滝”の滝口と思われるが行く手立てがない。
石燈籠の裏側から沢に入り、急流を眺めてみたが、
これが ”五の滝”、”六の滝”だった様だ。
登山道に戻り更に上流側に歩いて行くと石燈籠があったので何気なく
写真を撮ったが、この石燈籠が大きなキーポイントになっていたのだ。
これが ”五の滝”の滝口だったのかも知れない。 滝壺側へ行く道が
見付からなかった。 現時点では ”五の滝”と ”六の滝”を見たとは
気付かずに更に上流へ滝探しに行ってしまう。
”六の滝”の滝口とは気付かずに激流を眺めていた。
長靴で沢を渡らないとこの景観は見られない。
沢底の砂が真っ白なので沢水の透明度が引き立つ。
”五と六の滝”を見ていないと勘違いして、更に上流に探しに行く。
その時、京都からハイカーに追い付き、滝の話しを色々聞いてみると
彼は滝には詳しくなかったが、かなり上流にあるよ。と教えてくれた。
滝には詳しくないが、残雪に隠された登山道を全て把握
している様だっので、彼を頼りにして付いて行く。
彼は ”雪割草”が咲いているはずと探しながら歩いていたが、
2〜3の花を見付けてくれた。 ええ〜! これが雪割草? いつも
写真で見ている雪割草と違い、一色の貧相な花だった。 日本海側の
雪割草は多色で柄が付いており綺麗なのだが、西日本南部の雪割草は
単色でシンプルだと教えてくれた。 これが雪割草なら見たくはない。
先行していた老ハイカーを抜かしてからはトレースが無くなる。
二人共につぼ足なので、深い落ち込みに苦労しながら時間を
掛けて登って行く。
彼はこんなに残雪があるとは思わず、スパッツを付けていなかった。この季節は常にスパッツは用意しておいた方が良いと思う。
京都からのハイカーはトレースのまったく無い所でも
的確に導いてくれて多いに助かった。
ここまでガイドして頂いた彼とはここでお別れで、道標の地点で彼は左側を登り尾根筋へ、
おいらは右側の谷筋に入り、滝へ向かうことになる。
くされ雪が深い谷筋を登って行くと前方に小さな滝が見えた。 滝が余りにも小さいので
この時点で引返すことにする。 既に2時間48分経っているが、彼の言っている滝は
9割違うと思いながら、本当に違うのかを確認だけしておこうとここまで来てしまった。
したくはなかった山歩きをしてしまった。
下り途中で小さな滝を見付けた。
時々見える琵琶湖はもやっていて綺麗な風景ではなかった。
二人で登ったトレース跡を追って下山して行く。
”神璽の滝”の分岐を過ぎて下山して行く。 出発時の気温は3℃で
寒かったが、今は気温は15℃に上がり、暑いくらいだ。
堰堤は10ヶ程はあったと思う。 堰堤も滝として見ると綺麗だ。
今日は日曜日であるが、この登山道から釈迦岳に登るハイカーは3名しか居なかった。 人気の無い登山道の様である。
登山道と平行して流れる沢が綺麗だった。
大岩の両側から流れ落ちる小さな滝を見付けた。 良い雰囲気だ。
”カマブロ洞の滝”の下流にあった無名滝。水が綺麗だ。
朝の登り時に見た ”カマブロ洞の滝”
4時間32分で駐車場に帰り、”神璽の滝”を終える。