京都府南丹市園部町大河内
Road Map :新名神の川西ICを下りてR173を北進し、はらがたわトンネ
ルを抜けて県道731号線に入る。
Route Map:下流側から上流側の通天湖までを散策する。
『日本の滝百選』 長い渓流歩道歩きは退屈することは無かったが、特筆する景勝地も無かった。
ウィキペディアから
京都府南丹市園部町大河内に位置し、大堰川支流、園部川が流れる全長4kmの渓谷である。1932年に国の名勝に指定され、府立自然公園にも指定されている。日本の音風景100選にも選定されている。名前の由来は渓谷上部にある通天湖から流れ出る清流が、光の反射によって瑠璃色の輝石のように見えることに因む。また、さらに奥に行くと深山があり、ハイキングが楽しめる。地質は流紋岩で、浸蝕による奇岩が多く見られ、瀑布が点在する。12の名所があり、錦繍巌、双龍渕、渇蚪澗、座禅石、水晶簾などの漢詩的な名称が付けられている。紅葉の名所としても知られ、大阪や京都近郊の行楽地として人気がある。
るり渓散策
若い時には渓谷歩きはしても観光地の渓流歩きは考えられなかったが、この歳になると整備された渓流遊歩道を歩くのが合っている様に思える様になって来た。
るり渓には感激する程の淵も滝も無かったが、適当な景観が続き最初から最後まで退屈することのない面白い渓流歩きであった。次は紅葉狩りで来るか。
今日の京都etc
るり渓 → 琴滝 → 質志鍾乳洞
る り 渓
るり渓の存在は昔から知っており、関西100選に選ばれている ”深山”の登山口近くだったのでるり渓の近くまでは行っていたが、その当時は観光地化されたるり渓を歩きたいとは思ったことがなかった。
今回は質志鍾乳洞見学に京丹波まで行くので、序に観光する所はないかと検索しているとるり渓が浮かんで来た。
るりけい
往路:1時間39分(通天湖まで渓流歩道を歩く)
復路:38分(通天湖から府道で戻る)
トータル:2時間21分
下流の鳴瀑から上流の通天湖までに2.5kmの渓流歩道を歩く。
るり渓の下流部にあった無料駐車場に車を停める。
まだ7時過ぎなので観光者は誰も来ていない。
7時09分に駐車場から歩き始める。気温3℃と低く風が冷たい。
”鳴瀑”までは沢沿いに歩くことが出来た。
沢に下りてみると、この先を期待出来る渓流を見ることが出来た。
まだ渓流歩道ではないが、適当に踏み跡は沢山あった。
”鳴滝”ではなく ”鳴瀑”の滝名にしたのは変化を付けたかったのだろう。るり渓の名勝地としているのは誇張であろう。
歩くこと数分で ”鳴瀑”に着いたが、観光の目玉にするような滝ではなかった。
難しい漢字を使って格調高くしている感じがするが、無意味だと思う。
紅葉の時期には説明板に書いてある美しい淵になるのか?
昨日の雨の影響で充分な水量であったが、通天湖からの流水なので透明度が悪いのが残念な点であった。
どこにでもある何てことのない岩でありウソ臭い伝説が書いてあった。
沢沿いにあるのではなく、府道を挟んで民家側にあった。
説明板がなければ誰も見向きもしないだろう。
分岐点にはしっかりと道標が立っていた。
府道を歩き、いよいよ渓流歩道に向かって行く。
これを信じるならトータル2.5km程の歩きとなるのか。
入口にもしっかりと案内が立っており道間違いを防いでくれた。
整備された遊歩道は沢から少し離れているので、沢沿いにある踏み跡を辿る。
渓谷と呼べる個所はなく表題通りの一般的な渓流が続く。
出てくるのは小さな落ち込みだけであるが、退屈することは無かった。
渓流から付かず離れずの遊歩道は簡易舗装されており、どんな靴でも歩けそうだ。
対岸に渡る簡単な橋が出て来て、右岸にも踏み跡が見えたが、
このまま左岸のしっかりした遊歩道を進むことにした。
説明板は無いよりあった方が良いと思うが、淵とも言えない個所に対しての大げさな名称がバカバカしい。
ここまで小規模な淵、落ち込みばかりが続いて来た。
崩れかかっている遊歩道であるが、崩れてはおらず通行困難な所もなかった。
観光遊歩道から見る景観としては、良しとすべきだろうと思う。
”泉”って何? 意味が判らん。
これは滝とは呼べない小さな落ち込みであるが、
近くに寄って大きな滝に写しているだけである。
深そうな淵、見れる滝が出て来て雰囲気が良くなって来た。
中々見応えのある滝であったが、普通に滝名を付けてくれと言いたい。
今日は晴天の天気予報だったのに、今だ薄曇りで陽が射してくれない。
陽光を浴びる渓流を見たかった。
対岸には休憩東屋とトイレがあるのだが、橋には通行止めのテープが張られていた。橋は壊れてなく問題なさそうなので橋を渡ってみる。
橋の上から撮った双流の小さな滝。
紅葉時に歩いてみたい穏やかな流れに変わって来た。
沢水の透明度が悪いのでドブ川の様に見えてしまう。
どこにでもある平らな岩盤、名前を付ける程のものではなかった。
再び渓流感が出て来た。退屈することがない遊歩道である。
大きな滝はないが、滝と呼べる程の落ち込みが連続して出て来る。
渓流瀑と読んでも良さそうな流れを見ることが出来た。
穏やかな流れに変わってしまった。
本流の滝ではなく、支流からの小さな滝。
支流からの流れなので沢水の透明度が高かった。
この上流にも滝が見えていたが、登りになるので割愛した。
岩盤を薄く流れているが、名前を付ける程の個所ではなかった。
いよいよ渓流歩道も終盤となり、最後の落ち込みを見る。
土曜日なのにここまで誰に会うこともなかった。
だよねー!
最後に通天湖から流れる落ちるレースのカーテンを見る。 ここまでで一番綺麗だったかも知れない。
通天湖に出ると渓流歩道は終わりとなる。 通天湖はもっと大きなダム湖と思っていたが、意外と小さかった。これで渓流歩きを終えて、府道を歩いて駐車場に引き返す。