兵庫県神崎郡神河町根宇野

2016年01月26


日本の滝百選に戻る

Road Map :R312の神崎から県道8号線に入り、山田からグリー              ンエコー神崎に向かう。
Route Map:路面凍結でグリーンエコー神崎の駐車場から扁妙の滝を
            往復する。
日本の滝百選』 兵庫県で氷爆を見るのは裏六甲山と笠形山が一般的。
ウィキペディアから
グリーンエコー笠形から1km山側のキャンプ場にある笠形山登山道入口から徒歩30分の位置にあり、道中に子育て観音と夫婦岩、落差24mのオウネン滝を観ることができる。扁妙の滝直下までのルートがあるが、滝の全貌を見渡すには滝直下から展望台に登らねばならない。
扁妙の滝
昨日の冷え込みが誘い水となって来てみたが、新聞に掲載されていたとは知らず、ハイカーの多さに何で? の状態だった。
氷結として90%状態だったのだが、初めて見るハイカーに充分100%状態だったと感じたと思う。
四駆車への思い
車に対する長い信念で燃費が悪く、年に数度しか四駆の真価を味わうことがない四駆車は絶対に買わないと決めていた。しかし、坂のある冬道ではスタッドレスタイヤだけでは役不足で四駆と組み合わせることが必要だと痛感した。福崎市には92円/Lのスタンドがあり、これだけガソリン代が下がれば四駆車が欲しくなって来る。でも下流老人だから買わない!
扁妙の滝 (落差65m)
1月25日に西日本を襲う大寒波がやって来て沖縄でも観測史上初のあられが降ったらしい。海抜38mの自宅付近でも-4℃まで気温が下がったので、標高520mの扁妙の滝は氷瀑しているだろうと行ってみる。
へんみょうのたき
笠形山山麓
散策時間:今回は1時間35分、四駆車なら約1時間
通常は登山口の駐車場まで車で行くのであるが、路面凍結が酷くFF+スタッドレス車ではスタックする可能性があるのでグリーンエコー笠形の駐車場から歩くことにした。四駆+スタッドレス車は平気な顔をして上って行った。
登山口の駐車場に向かっているとグリーンエコー笠形の横で老夫婦の車がスタックして横を向いていた。歩いて来た若者ハイカー3人と協力して車を動かそうとしたが、靴が滑って力が入らない。若者3人はアイゼンを履いて車を動かしてくれた。それを見て自車は無理をせずにグリーンエコーの駐車場に停めることにした。幸い、今日は定休日で駐車料金(200円)は無料だった。
15分程、滑る舗装道路を歩いて登山口の駐車場に着く。歩いている間に次々と四駆車に抜かれてしまった。駐車場まで上って来ている車には四駆の軽四、ジムニーと四駆の軽トラが多かった。9時44分に登山口から歩き始める。
参道を歩いて行くと”子育て観音”に出る。もう、子育てには用は無いと思うのでスルーする。
沢の奥には”オウネンの滝”が見えた。滝見のハイカーが次々に下って来る。今日は火曜日の平日なのにやけにハイカーが多い。その謎はその後に判った。
厳冬期に何度か”オウネンの滝”(落差24m)に来ているが、これまで、この滝が氷瀑しているのを見たことが無い。今日は氷瀑しているかも知
れないと期待して来たが、今回もダメだった。
場所を替えて撮ってみたが、何てことない滝だ。
道標は何ヶ所にも立っていた。
滝見台へは長い階段があったが、ここは短い階段が一つだけ。しかし、ステップの雪が固まりよく滑る。
登山道は一面、雪と氷になってしまい、いつアイゼンを着けようかと思っていたが、最後までアイゼンを着けずに歩き通す。邪魔臭いが安全の為にアイゼンは着けるべきだった。
”扁妙の滝”が見えてくると滝壺周辺で多くのハイカーが写真を撮っていた。手前の道標は反対方向を指しており、何で? の感じだった。
遠目ではしっかりと氷瀑している様に見えたが・・・
残念ながらの曇り空、お陽さんが当たって欲しかった。
落差65mの段瀑である ”扁妙の滝
滝の大きさを判り易くする為、ハイカーを捕まえてモデルになって貰った。
滝壺周囲の凍結状態。この辺りは一面の凍結でアイゼン無しでウロウロ歩くのは超危険。氷を踏み抜く個所もあった。
凍結度は90%で、'06年01月09日の状態と比べると融け掛けのザクザク状態だった。近日中に氷瀑は無くなってしまうかも。
小さなツララも多く見られた。
氷柱の裏側には水が流れおり、凍結が緩んで来ている状態が良く判る。
アイゼン無しでの下りは怖い。ゆっくりゆっくりと下山して行く。
今日、来られているハイカーの多くは滝見だけで引返している。
おいらも笠形山へは登らずに素直に引き返す。何故、滝見のハイカーが多いのか原因が判った。今朝の神戸新聞にデカデカと扁妙の滝の氷瀑が載っていたらしく、それを見て慌てて扁妙の滝に来た様だ。
グリーンエコー笠形の駐車場に戻るとびっくりする程の台数の車が停まっていた。中々、氷瀑しない滝なので、恐るべし新聞効果だ。