兵庫県宍粟市

2015年06月21


日本の滝百選に戻る

Road Map :R29新戸倉トンネル手前の”やまめ茶屋”から瀞川氷ノ山林道に入る。
日本の滝百選』  両滝共、駐車地から10分程で見ることが出来た。
ウィキペディアから
羊ヶ滝氷ノ山山腹を水源とする清流引原川の上流、ブナの森林(坂ノ谷国有林)の中にある。 落差約70m、上段2条下段1条の雄大な2段瀑で、滝水の流れが漢字の「羊」を描いているように見えることから、その名が付けられたとされる。羊ヶ滝の左には、無名ではあるが水量豊富な落差20mの2段瀑がある。
逆水の滝ウィキペディアにデータ無し。神戸新聞には
落差約30m。山深い渓谷にあって素朴で力強い滝だ。轟音とともにしぶきを上げる。流れは一気に滝壺へ。高い所から低い所へという、物の道理を感じる。屏風のような絶壁の、ほぼ真ん中に白い帯。眺めるうちに、逆流しているように見えるのが名前の由来とか。 辺りに密生するコケやシダ、せせらぎをまたぐ倒木は秘境を思わせる。
滝巡り
最近、滝巡りに凝り出して近隣の滝を巡る様になったが、一つは山歩きと違い楽をして楽しめる点にある。若い時には見向きもしなかった滝を有難く巡らさせて頂いています。体力の要らない年寄りの遊びだろう。
今日の天気
梅雨真っ最中なので完全雨装備で出掛ける。行きの車で雨に合い、帰りの車でも雨だったが、散策中には雨は降らず、一瞬ではあるが晴れ間も出た。
羊ヶ滝 (落差70m)、逆水の滝 (落差30m)
今日までも、この先も良い天気は望めそうにないので、雨降りを覚悟で滝見見物に出掛ける。但し、ロングコースである”霧ヶ滝”は先送りとした。
ひつじががたき
さかみずのたき
羊ヶ滝散策時間  :31分
逆水の滝散策時間:25分
新戸倉トンネル手前のR29沿いに”やまめ茶屋”の看板と”氷ノ山登山口”の標識があるので、そこから悪名高き”瀞川氷ノ山”林道に入る。
R29沿いにある”あやめ茶屋”の大きな看板。”あやめ茶屋”自体はとっくに廃業しており、現在はお化け屋敷状態になっていた。
”羊ヶ滝”散策道入口の駐車場へは林道の状態も良く簡単に着いた。
先ほどまで雨が降っていたが、歩き始めには雨は上がってくれた。
念の為、久し振りに長靴で歩くことにする。
駐車場からは軽く登って行く。
沢沿いのしっかりした踏み跡を辿って行く。
10分程で”羊ヶ滝”への入口に着き、ここから沢に向って下って行く。ここからも”羊ヶ滝”の全容が見られるが、細長いだけで迫力の無い滝だ。
羊ヶ滝”(落差70m)は上段の2条が下段に1条に合流しており、これが””の字に見えるとなっているが、どう見ても”羊”には見えない。それより樹木で大半が隠れているのが頂けない。宍粟市よ! 宍粟50山を整備する金があるなら名瀑付近の伐採もして頂戴。
”羊ヶ滝”の左手には”無名滝”(落差20m)があり、く字に曲がった滝は水量が多く迫力があった。”羊ヶ滝”より、この無名滝に興味が行ってしまう。同じく宍粟市様よ。観光課があるのならこの滝に名前を付けて上げて頂戴。
”無名滝”を滝口から見る。こちらから見ても豪快感は変わらない。
岩がスリッピーなので余り近くまで寄れない。良い写真を撮るには沢靴が必要だ。
滝口の上流部からも豪快な流れが見られた。
”無名滝”の流れを横から見るが、樹木が邪魔している。
最近の雨で水量が多いのか、沢自体も渓谷感を出していた。
滝見散策を30分程で終えて、”逆水の滝”へ車移動する。
林道には先の尖った石が多く、タイヤのバーストが恐いので尖がり石を避けながら10km/h程で走ったので”逆水の滝”入口までは結構時間が掛かった。それでも林道は整備されているのか、15年程前に通った時にはもの凄い轍(わだち)でエンジンカバーを擦りながら走ったものだった。
”逆水の滝”入口には林道の両側に駐車スペースがあり、標識もちゃんと立っていた。大きな看板の方は地図でも張ってあったのか今は朽ちて認識出来なくなっていた。
入口からしっかりした踏み跡があり、沢に向ってどんどん下って行く。
殆んどに踏み跡があったが、沢に出る直前は滑り易い石で踏み跡が無くなってしまう。数mは石の上を歩き沢に降りる。
逆水の滝”(落差30m)は滝巾が広く優美な滝だった。滝をずーと眺めていると滝水が逆流している様に見えることから”逆水の滝”の名が付いたらしいが、おいらの目には落ちて行くものは落ちているとしか見えなかった。風向きからか、滝飛沫が飛んで来るので近寄れない。
相棒は滝裏に入りたいのか、滝飛沫をものともせずに滝に向っていったが、おいらはそれを静観する。
滝飛沫が激しいのか、諦めて帰って来た。滝飛沫が激しい原因は滝壺が無く、滝水が直接岩に当っていることだと思う。
引返し途中で滝を横から見るが、ここも樹木で邪魔された。
宍粟市殿、ここの樹木の伐採もお願いします。
帰路は下って来た道を登り返して行く。
急斜面であるが、小さくジグを切ってくれているので歩き易い道だ。
今日は湿度が100%近くで蒸し暑かった。
〔逆水の滝〕
  昔は沢歩きで数時間掛けて遡上しないと見れない滝で”幻の滝”と呼ばれていたらしいが、今は散策道が出来て簡単に行くことが出来る。