兵庫県神戸市北区山田町

2017年04月09


日本の滝百選に戻る

Road Map :阪神高速北神戸線を箕谷ICで下りて、R428を北上し、
            福地トンネルを越えて岩谷橋を渡ると遊歩道入口がある。
Route Map:R428の路肩に車を停めて遊歩道に入ると直ぐに滝が
             始まるが、遊歩道から滝見への道はない。
日本の滝百選』  遊歩道があったが滝見するなら沢沿いに歩くべし。
岩谷の滝
今年の2月に岡山県西部の滝巡りをしたが、どの滝も沢水が汚くがっかりしたものであるが、今日はその再来の感じがした。滝姿が幾ら素晴らしくても沢水が綺麗でなければ値打ちが半減してしまう。しかし、沢水が汚い滝の方が数少ないのだ。
今日の滝巡り
  勝雄不動滝 ⇒ 岩谷の滝
岩谷の滝 (総落差50m)
何度か通っているR428にこんな大きな滝があるのは全く気付かなかったし、この滝に関する情報も殆ど流通していない様だ。
今回は”兵庫の滝めぐり”さんのネットから情報を得ることが出来たが、観光化はされていないので、詳細を判っている方は居られない様だ。今回は手探りで滝見したので、結構、無駄な行動をしてしまった。
いわたにのたき
散策時間:1時間06分。今回は迷走したが、下の滝までは10分程
           で行く事が出来る。
滝群は遊歩道に入って直ぐに始まる。遊歩道には滝への表示は何も無い。
小さい橋を渡ると色褪せて殆ど読めないが、岩谷不動尊と書かれた標識があり、近くに不動尊があった。橋の下の川が岩谷の滝の上流であり、地図を見るとこの川の源流は溜池になっていた。
遊歩道の入口近くに路肩の広い個所があったので車を停める。
10時52分に車止めされた小さな橋を渡り遊歩道に向かう。
直ぐに遊歩道の入口となるが、何の表示も無く暗くて不気味な感じだった。上流の溜池から流れている川水は結構汚い。
遊歩道に入ると直ぐに滝群が始まるが、遊歩道から滝に行く道は整備されいないので、適当に沢に下りる必要がある。
滝群の個々の滝には滝名が付けられていないので、滝が幾つあるのかも判らない。水量があり立派な滝であるがゴミの散乱が目立つ。
滝水が流れている内は水の汚さは目立たない。しかし、ゴミの散乱は気になる。
下流側の滝壺を見るとゴミが浮いているのが判る。
直接は滝壺に下りることが出来ないので遊歩道に戻って下流側に廻る。
遊歩道から上手く滝壺に行くことが出来ず、更に下流側に出てしまった。
遊歩道に戻って更に下流側の滝に向かうが、遊歩道は沢からどんどん離れて行く。崖を下れば沢に行くことが出来るのであるが、そのチャンスが判らずに遊歩道を歩き続けてしまう。
強烈な落石があり、右手の崖を見ると更に次の落石候補が準備されていた。後で判ったことであるが、この落石地点から下りた沢が滝群の最後の滝がある地点だったのである。ここから崖を沢に下りれば滝群の最後の滝が見ることが出来たのだった。それが判らなかったので更に遊歩道を下ってしまう。
遊歩道を20分程下って行くと沢が近付いて来た。
遊歩道は沢から随分と離れてしまった。沢音も聞こえ辛くなり滝があるのかも判らなくなってしまった。
遊歩道を引き返すと滝を見付けることが出来ないので、一番確実に滝を見付けることが出来る遡上をすることにした。どこまで遡上出来るかは判らない。
24分で遊歩道は渡渉となってしまった。飛び石も無く一般ハイカーは沢を渡れないだろう。沢は普通の川になってしまったので、ここで引返すことにする。
小さな滝は次々出て来るが、沢水が汚いので興覚め。
遡上は沢歩きをしなくても殆ど縁を歩くことが出来た。
と言うよりかつては散策道があったのでは? と思われる。
時には長靴で沢の中も歩く。
中々大きな滝が現れない。
おお、久し振り! 出会えたのがヒルでなくて良かった。
綺麗な沢に住むサワガニがこんな汚い沢で気の毒だ。
岩のてっぺんから水が湧いている様な面白い滝だった。
これ以上の遡上は難しそうなので、ここから遊歩道に戻ることにするが、果たして戻れるのだろうか。
ついに比較的大きな滝が見えて来た。滝壺まで行くのが中々困難だ。
登り易そうな崖を探すが、どこも急であった。
写真ではフラットに見えるが結構な崖登りなのだ。
崖を登り切って遊歩道に出ると、何と大きな落石のある地点だった。
最初からこれが判っていれば無駄な遊歩道歩きと沢歩きをしなくて済んだのにと思うが、この情報は無かった。色々歩きまわって1時間06分で滝見を終える。
余談
R428を岩谷の滝に向けて走っていると脱輪している横浜ナンバーの乗用車が居たので、助けようと車を停めて行ってみると、両輪が深い溝に脱輪していた。一輪の脱輪ならジャッキアップで何とか出来るのであるが、両輪なら素人には無理であるのでJAFを呼ぶことを勧めた。
助けることが出来なくてゴメンなさい。