兵庫県神崎郡神河町

2018年04月26


日本の滝百選に戻る

Road Map :R312を福本地区から県道8号線を西進し、峰山高原への林道に入る。
Route Map:太田ダム湖の南側に登山道の入口がある。滝までを往復する。
日本の滝百選』  前回は沢登りで遡上して、今回は上流側から登山道を下って滝見した。
兵庫県内にある大きな滝は訪れ済みと思っていたが、太田ダム湖を源流とする ”太田滝”へはまだ行っていないことが判り、直ぐ隣にある ”黒岩滝”と同様にまとまった雨が降ってから訪れようと思っていたのが、今日になった。
太田滝に関しては何の予備知識もなかったが、かなりの大きな滝で驚いた。
太田滝
自分自身だけかも知れないが、知名度が低くノーマークだったので、大きな滝を見た時の感激は大きかった。今回は滝の中段まで行く道が見当たらなかったので中段まで行くことを早々に諦めたが、急斜面を登り、中段から見上げるべし! のアドバイスを見付けてしまった。
次回があるなら落葉期に行ってみたいが、林道は除雪されていないであろうから行く時期が難しそうだ。
今日の滝見は2つだけ
  黒岩滝 → 太田滝
太田滝 (落差55m)
おおたたき
往路:下り18分
復路:登り31分(寄り道あり)
往復:1時間05分(滝見時間含む)
この道標で、ここが ”太田滝”の入口だと判った。山菜採りの老夫婦に会ったので ”太田滝”への道を聞いてみると、最近は道が荒れており通行出来るかどうか判らないとの返答だった。
太田第一ダム堰堤の下に広い駐車場があり、ここから登山道(滝見遊歩道)が始まっていた。 先行車は山菜採りに来ていた老夫婦の車だった。 10時45分に駐車場を出発する。
少し高巻き気味に登って下るとグレーチングの溝蓋?を渡ることになる。
このグレーチングは見た目、アルミダイカスト製に見えたのだが、世の中にアルミダイカスト製のグレーチングって存在するのだろうか? (販売されていた。)
道は遊歩道的に良く整備されており、道標もしっかりと立っていた。
道標が立っていなければ道間違いしてしまいそうな複雑な分岐となっていた。
グレーチング溝を渡ると、しっかりと道標が立っていて安心して進めた。
倒木も大きな落石も見られたが、充分通れる道が続いた。
左側の沢からは大きな滝音が聞こえだした。
老夫婦が言われていた様に遊歩道としては荒れているが、登山道としては問題無い範囲であった。
18分にて落差55mの段瀑である ”太田滝”に着く。
ここで始めて落差55mの大きな滝であることを知った。
登山道を下って行くと前方に沢が見えだした。
”太田滝”への中段、滝口に行く道を探してみたが、見付からなかったので、そんな道は無いのかも知れない。
見上げる程の大きな滝であるが、新緑が邪魔をして全容が見えない。
かなりのお気に入りの滝になったが、何段の滝になっているのか、よく判らなかった。
滝壺は小さく、渓流の一部となっていた。
滝下からも渓流が続き、この先にも滝がある様に見えたので、下流側に行ってみることにした。
下流側へ行く道は無いので、岩ゴロゴロの斜面を下りて行くと、大きな滝が姿を見せた。
やっと無名滝の側面まで下りて来たので、ついでに滝壺まで下りてみる。
滝壺まで下りてみると無名滝にしておくには勿体無い綺麗な滝だった。
レンズに滝飛沫が架かる所まで近付いてみると ”オシンコシンの滝”を小さくした様な滝姿に思えた。
16分程、滝見をして引き返す。登山道入口には滝まで600mの表示なのに滝から太田池までは1.0kmとなっていた。駐車場までではなく、ダムまでの距離かも知れないが、統一して欲しい。
途中、滝上に行く踏み跡を探しながら戻って来た。1ヶ所に薄い踏み跡らしいのを見付けたが、危険度が高そうなので踏み込むのは止めた。
戻りはグレーチングの上を歩いてみることにした。
この先で行き止まりなら引き返して登山道に戻る覚悟で行ってみる。
グレーチング道も終わり、快適な道になって来た。
右下方からは豪快な滝音が聞こえてきている。
”太田滝”の滝口が見られるかも知れないと、この警告板の裏から崖を下ってみる。
当然、道は無いので木々につかまりながら崖を下りて行くと、丁度、滝口に着いた。
我が度胸では目一杯近付いてここまでで、滝口から滝壺側を見ることは出来なかった。
上流側にも綺麗な無名滝があった。
最高の遊歩道となるグレーチング道は上流側で通行止めとなっていたが、是非、遊歩道として開放して貰いたいものだ。
寄り道しながらの復路を31分で終える。
山菜採りの老夫婦の車は居なくなっていた。
往路に使った登山道と合流する。
車に乗って直ぐ近くの ”太田ダム”に寄ってみる。
見た目、ダム湖の水位は低い様なのに、あれ程の水を流してくれていたのに感謝する。
太田ダム湖の南端、太田第一ダムの前に車を停める。