鳥取県鳥取市河原町北村

2016年04月19


日本の滝百選に戻る

Road Map:鳥取道の河原ICから県道196号線で三谷渓に入る。
日本の滝百選』  日本の滝百選に選ばれてもおかしくない雄大な瀑布だった。
曳田川沿いに約15km行くと三滝渓の駐車場がある。ここから急な遊歩道を約1km登って行くと赤い吊橋がある。ここから眺める景観は正に絶景である。千丈滝は高さ約70mの断崖から幾筋もの水模様を描きながら落下する滝で、周りの紅葉とのコントラストが実に素晴しい。この千丈滝は左俣の横谷と右俣の本谷との合流点に懸かる滝である。左の上段に見える滝は横谷の滝で、千丈滝の滝頭から左下10m程度の所で合流している。千丈滝の右上部は右の本谷からの流れであるが、赤い吊橋からでは本谷の流れを見ることが出来ない。本谷の上流には段々の小滝を持つ蛇渕、その上流には狭いゴルジュにチョックストーンが挟まった落差約20mの不動滝(三滝不動滝)、そのすぐ上流に落差約63mの白糸の滝が落ちている。
千丈滝、三滝渓の滝群
滝見なんて遊歩道を軽く歩くだけで見れるのが常であるが、千丈滝への長い階段道には少々疲れた。今回は手を抜いたが、更に急勾配の垂直に近い階段道を上る必要があったのだ。反面、三滝渓の滝群はビューポイントまで車で行くことが出来たので楽チン過ぎた。しかし、三滝渓には大した滝はなかった。
千丈滝 (落差100m)
雨滝、筥滝を散策後、鳥取市の三滝渓にある”千丈滝”に向かう。
三滝渓には滝群があるらしいが、二人共に詳細をしらない。現地に案内板をあることを期待して行って見る。
せんじょうたき
三滝渓
散策時間:46分
三叉路の角に道標、案内板が沢山あり、”三滝つり橋”の方向に進む。
林道途中の空き地に適当に車を停めて、12時30分に歩き始める。
又々、通行禁止の張り紙が・・・こんなのを信用していては何所にも行けなくなってしまう。取り合えずは行って見る。
林道はワイヤーで車止めされており、地図板の裏側から遊歩道が伸びていた。取り合えず、行先が合っているのか地図を確認しておく。
遊歩道入口にあった簡易地図。クリックで少し拡大します。
遥か前方に赤い吊橋と大きな滝が見えたが、まだ随分遠くだ。
今の所は整備された簡易舗装の遊歩道が続く。楽勝に思えたが・・・
見上げる遥か果てまで木製の階段が続いていた。
見えている範囲で終わってくれれば良いのだが、そうは行かなかった。
小さな洞窟の中に、小さな石祠が祭られていた。
腐り易い外材で出来た木製階段なので、所々で折れてしまっていた。自分でも割ってしまわない様に階段の真ん中を歩く。何でスギ、ヒノキを使わなかったのか?
楽チンなはずの滝見なのに、山登りより辛い。
落石で割れたのか、足で踏み抜いたのかは判らない。
思わぬ重労働に足がパンパンになってくる。
石段の階段道は木製の階段道より勾配が可成り緩い。
一旦は水平道になってほっとしたが、そう甘くはなかった。
無名滝で水量も少ないが、感じの良い滝が道脇にあった。
”千丈滝”の道標が出て来ると、目の前に赤い吊橋と千丈滝が見えた。
最近、塗り直された様な赤い吊橋が良い雰囲気を出していた。
下流側の吊り橋の下にゴルジュ状の滝。吊り橋の下にも滝があるらしいが、吊り橋からは見えない様だ。
2段の滝で”千丈滝”かと思っていたが、上流の滝は別の沢から流れ込む”横谷の滝”で、ここで二つの沢が合わさっているらしいが、それは吊橋からは確認出来なかった。
対岸から更に滝上に行く遊歩道が伸びているが、これまでの階段道以上の急勾配で、上流に大きな滝があるとしても行きたくない思いだ。遊歩道への道は通行禁止となっており、ここは注意勧告に素直に従うことにする。
この時点では上流に大きな滝があるとは知らなかったが、頑張って上れば、2〜3の大きな滝を見ることが出来るらしい。
吊り橋には朽ちた所は無く、安心して渡れたが、下を覗き込むのは結構緊張する。
落差100mの段瀑である”千丈滝” 確か日本の滝百選に選ばれている”雨滝”よりかは格上に思える。神戸の布引の滝、大阪の箕面滝よりかは完全に格上だろう。この写真には”横谷の滝”は写っていない。
下りは楽なもんである。
長い長い階段道を戻って行く。
遊歩道の下り途中から見たレストハウス? ここが正規の駐車場であるが、今回は道路の右側に停めている。46分にて”千丈滝”散策を終えて三滝渓の滝群を見に行くことにする。
周辺にはサクラの花がまだ頑張って咲いていた。
これが遊歩道から見えた渓流滝。大きな滝ではなかった。
遊歩道を下り中に対岸に滝の様なものが見えたので車で行って見る。
”夫婦滝”は既に離婚しているのか?
道路上には三滝渓の滝群が道標で案内してくれているので順番に見て行く。前方に見えているのが”夫婦滝”の様であるが、滝はひとつだけで夫婦では無かった。
”銚子ヶ渕”は”夫婦滝”の直ぐ下流にあり、橋の下から始まっている。
”銚子ヶ渕”下流にあるのだが、そこに流れ込む渓流がいい感じだった。しり滑りが出来るかも知れない。
右側が”獅子ヶ渕”となる。陽が当たれば綺麗だろうと思う。
”虹ヶ滝”の標識で車を停めるが、”虹ヶ滝”は遥か遠くであり、滝見したと言う感じはしない。
長ったらしい名前の”八東小屋の滝”を見て帰路に付く。