1969年〜

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エンジン開発履歴』 技術部で初めて貰った仕事はタイ向け船内機エンジンのメンテナンスだった。
タイ向け船内機エンジン 開発コード ”KT300”
  研修期間を終えて配属されたのは汎用(発動機)エンジン開発部。 既にタイ向けて船内外機である、
2st強制空冷2気筒エンジンである ”KT300”は量産されており、頂いた仕事はそれの
スターターモーターの不具合対策であった。 右も左も判らない中、スタータを作っている電機メーカーと折衝し、対策品をベンチ耐久テストに掛ける日々であった。
いつしか船内外機エンジンの業務は消えていた。
  最初の技術部への配属は二輪車開発部門を希望したが、汎用機エンジン開発部門となってしまった。 船内外機のKT300メンテの仕事は最初に貰った仕事であり、記録も写真も残していなかったが思いでは深く記憶には残っている。
 オートバイ開発部門には行けなかったが、この後、汎用機エンジン部門でミニバイクのエンジンを開発出来ることになる。
開発コード KT300  船内外機エンジン


タイにおいては専用の船内外機は殆ど無く、多くは農業用小型エンジン、
又は、自動車エンジンにプロペラシャフトを付けただけのボートである。
舵取りはエンジンごとプロペラシャフトを回転させるだけ。
これは高級船内外機船であり、自動車用ターボチャージャーエンジンを転用したものである。
参考エンジン
実際のタイの観光船を転用掲載する。 これは自動車用E/Gを搭載しているが、
開発エンジンは2st単気筒300ccのコンパクトなエンジンだった。