山梨県北杜市
『その他の山』 登山道は優しいハイキングコースであるが、山頂の雁ヶ原からは白砂が広がる大展望の山だった。
富士の国やまなしのサイトから
山頂まで1時間40分ほどの気軽に楽しめる、初心者やファミリーにも人気の日向山。
標高は約1,660mで、山頂付近の雁ヶ原では、夏でも雪のように真っ白な景色が広がっています。
この真っ白なものの正体は、花崗岩が風化したことによってできた白い砂。
樹林帯から突然現れるその不思議で美しい光景に、登山者からは歓声が起こります。
また、晴れた日には、八ヶ岳や鞍掛山・甲斐駒ヶ岳の大パノラマを楽しむことができます。
ハイキングコースには、矢立石から山頂を目指すコースと、尾白川渓谷の錦滝を通るコースがあります。
矢立石から山頂(逆も同様)のコースは、比較的緩やかで、初心者やファミリー方におすすめです。
尾白川渓谷の錦滝を通るコースは、ロープや鎖を使って上り下りする場所があったり、大変急な道と
なっている為、充分にお気を付けください。 (尾白川渓谷の錦滝と不動滝をつなぐ林道は、崩落のため、通行止めとなっています。)
日向山
人気の山であり、駐車場が混むとの情報は事前に知っていたので、本来
は平日に登るべき山なのだろうが、急遽の予定変更で土曜日に登ること
になってしまった。駐車場に入れないこともあるだろうと、早朝に駐車場
に入ったのが正解であった。登ってみて人気がある山だと実感出来た。
ヒルが居た
登山口に戻る直前に小さな痩せたヒルが登山靴に張り付いていた。
湿地帯も無い乾いた登山道にもヒルが居ることに驚いた。
日向山 (1,660m)
今回は渓谷、滝巡りで来たので山に登る予定ではなかったが、尾白川渓谷を調べている内、日向山とセットで歩かれているハイカーが多く居ることが判り、日向山を組み込むことにした。
尾白川渓谷を最終の不動滝まで歩き、ここから日向山へ登るコースもよく利用されている様であるが、通行止め、悪路、お勧めしないの文面も多く見られたので、今回はそれぞれ単独で確実に歩くことにした。
日向山の矢立石登山口駐車場は狭くて直ぐに満車になるとの話しで、早朝に登山口に入る。
ひなたやま
登り:1時間16分
散策:17分(雁ヶ原周辺)
下山:56分
5時46分に出発する。登山口は駐車場から直ぐ近くにあった。
矢立石登山口の満車を恐れていたが、駐車場にはまだ2台しか来ていなかった。朝の気温は21℃、今日は天気が良さそうだ。
分割表示としては2/10が正しいと思うのだが、これでも充分判るし、参考にはなる。
広葉樹林帯の中、歩き易い穏やかに登る登山道が続く。
44分で半分を消化する。久し振りの山歩きであるが、ペースは悪くない様だ。
気温はまだ低く、勾配はきつくはないのだが、湿度が高く、風がまったくないので汗が吹き出る。樹林が濃くて展望はまったくない。
三角点への分岐が出て来た。三角点が別れていることを知らなかった。三角点には興味が無いが、取合えず行ってみる。
8/10付近からは殆どフラットな登山道となる。
1時間16分にて山頂表示が立っている地点に到着する。
展望の良いここを ”日向山”(1,660m)としている様だ。
ここが雁ヶ原と呼ばれている砂山でビーチに立っている感じする。
取合えず行ってみる。の距離では無く、10m程で三角点に着いた。
山頂表示等がまったく無いので、この三角点は相手にされていない様だ。
黒戸尾根から続く ”甲斐駒ヶ岳”(2,966m)がバッチリ見えた。真ん中の山が ”鞍掛山”(2,037m)だろうか。
自信は無いが、雁ヶ原から北西方向に見えているのは ”雨乞岳”(2,037m)と思われる。
ガスは流れているので、少し待てば展望は開けてくれた。
”八ヶ岳”は北方向に見えていた。薄いガスが掛かってしまい、シルエットとなってしまったのが残念だ。
燕岳のイルカ岩に憧れてイルカになろうとしている岩群が見られた。
雁ヶ原から谷への落ち込みは蟻地獄の様であり、滑り込めば戻れない感じがする。
遥か下の方まで砂の崖が伸びている。蟻地獄に落ち込まない様に注意する。
この雁ヶ原の開けた展望で多くのハイカーが訪れるものと思われる。ただ、この時点では山頂には誰も登って来ずで、どうなっているの? の感じだった。一人のハイカーが山頂には寄らずに錦滝の方向に向かっているのが見えた。そのハイカーに付いて行けば林道への周回コースを歩けるかも知れなかった。
栃木の山友と近所の知合いが黒戸尾根から日帰りで甲斐駒に登っている。現在の我が体力では1泊でも登りたいとは思わない。
山頂で休憩する気は無かったが、雁ヶ原の展望に釣られて17分も散策してしまった。この後の予定が詰まっているので、7時19分に下山に入る。
穏やかで歩き易い登山道なので、下山は捗った。
人気山の実力発揮か、続々とハイカーが登って来る。時間的に我々が早い時間に登っただけで、やはりハイカーの多い山だったのだ。
下山、56分にて登山口駐車場に戻る。登り時には自車を含めて3台しかなかった車が、既に10台以上となり、更に次々と車がやって来る。
標高差:543m
累積標高差:701m
途中リタイヤ