京都府福知山市
標高差:404m
累積標高差:599m
『その他の山』 鬼ヶ城の山頂からは360°の大展望だった。
コースタイム:2時間20分(鬼ヶ城〜烏ヶ岳)
登り:50分(鬼ヶ城まで)
下り:48分(烏ヶ岳から)
山名に引かれて、予てから行ってみたいと思っていたが、今朝の天気が余りにも良かったので急遽、福知山まで車を走らせる。メインは鬼ヶ城であり、烏ヶ岳はおまけで登る。
鬼ヶ城
期待した鬼ヶ城らしさはどこにもなかったが、山頂からの大展望は感激ものであった。しかし、360°見えてはいるが、誉められた景色ではなかった。
ハイキング山としては良い山と思う。
烏ヶ岳
山頂は電波施設で展望が無いのは知っていたのでがっかりはしなかった。むしろ半分だけでも展望があったのでめっけもんだった。
姫髪山へ移動する
福知山市街の反対側にあり、距離的には隣りの山になる姫髪山に移動する。
姫髪山は今朝知ったばかりであり、ネットに展望が良いと書かれていたので行ってみることにした。
おにがじょう
からすがたけ
山門裏側の駐車場に車を停める。京都ナンバーと大宮ナンバーの車が既に停まっていた。ハイカーの車だろうか? しっかりした登山口の表示があり安心出来た。気温は17℃、9時17分に歩き始める。
府道492から観音寺側に入って行くと山門が迎えてくれた。
林道は三叉路に突き当たり、道標に従って右に曲がる。
林道を少し歩くと登山者用と思われる駐車場があった。
しっかりした登山道を室尾谷沿いに緩やかに登って行く。
林道は堰堤に突き当たり、ここで終わる。水量が少なく渡渉とは言えないが、ここで左岸に渡り登山道に入る。
登山道に平行して流れる沢は水量が少なく面白みが無い。
右手のスギ林は昔、田んぼか畑だったのか段々に造成された痕跡が見られる。歴史的な背景は判らず。
ヒノキ林の中をジグを切って登って行く。空が見えて来たので尾根に出る感じがした。
21分にて左岸歩きから右岸に渡る。ここも沢が小さく渡渉とは呼べない。
分岐からは水平道となり、楽チン歩きとなる。
33分にて”烏ヶ岳”への分岐に着く。まずは目的の”鬼ヶ城”に向う。このしっかりとした道標が有難い。
道成りに右に90°曲がって行くと林道跡の様な広い道となり、”山頂まで400m”の表示が立っていた。
密なヒノキ林の中も水平道が続く。
休憩ベンチのある広場を過ぎると登山道の勾配が増してくるが、水平道よりかはきつい程度で大したことはなかった。
広い道は広葉樹林となり雰囲気が良くなって来る。
ここには”山頂まで300m”の表示が立っていた。
ここで若いハイカーが下山して来てすれ違う。
山頂直下の休息東屋は”メモリアルの森林”と称してフルネームで名前が一杯列記してあった。無視して山頂に向う。
ジグを切って登って行くと中年御夫婦が下山して来た。山頂には誰も居ないらしい。
50分にて”鬼ヶ城”(544m)に着く。山頂に飛び出した時に”おっ!”と声が出てしまう程に略360°の大展望だった。ここまでの展望山だとは知らなかった。
山頂表記の横には鳥瞰図があった。
山鳥瞰図は高い位置にあり、しかも太陽光が反射して巧く撮影出来ない。一杯の山名が書かれているが知っている山は殆んど無かった。
知っている範囲で追記してみた。
山頂からの南方向の展望。今日も見通しが悪く、綺麗な状態での展望では無かった。
知っている山を記入してみたが、山容から同定出来た訳ではない。
同じく山頂からの北西方向の展望。これらも山容からは同定出来ていない。
同じく山頂から北方向の展望。由良ヶ岳の向こうは日本海であるが、それはまったく見えていない。
”鬼ヶ城”の山頂で10分程展望を楽しみ”烏ヶ岳”に向かう。
山頂からは直ぐ近くにこの後登る ”烏ヶ岳”が見えるが、
電波施設が多く建ち痛々しい。
ヒノキの樹林帯の中の水平道を分岐に戻って行く。
広場となり休息ベンチのある所に戻る。暑い時には涼を取れそうな良い所だ。
”烏ヶ岳”に向かう道も水平な楽チン道だった。
14分にて”分岐”に戻り ”烏ヶ岳”に向う。
尾根沿いに立派な登山道が伸びていた。
18分にてNTTの舗装された管理道路に出るが、直ぐ横に近道と称された登山道があった。
鬼ヶ城ですれ違った若いハイカーが下山して来た。地元、福知山のハイカーらしい。2回目もすれ違いなので禄に話しも出来なかった。
驚いたことに滑り易い斜面には手掘りでステップが切られていた。
電波搭施設の横を入って行く。
電波搭施設横に出て、そこからは管理道を歩く。
東の展望は”鬼ヶ城”から見えたのと同じであり、著名な山は見当たらない。
”鬼ヶ城”から34分にて”烏ヶ岳”(537m)に着く。かつてはあった山頂標識は風で飛んだのか無くなっており、三角点があるのみ。展望は西側は施設で塞がれているので東側の展望があるのみ。
電波施設に隣接してひっそりと建っている”秋葉神社”
九州の背振山を思い出す光景だ。
”鬼ヶ城”から”烏ヶ岳”が見えた様に”烏ヶ岳”からも
”鬼ヶ城”が見えたが、それは電波搭の間からだった。
”烏ヶ岳”からは直ぐに下山する。近道に素直に戻ることにする。
電波施設の横から登って来た近道に入って行くが・・・
落葉で滑り易く斜度がきつく感じられる。短時間で管理道路が見えて来たので、更にS・C道に入った様だ。
管理道路歩きを含めてもS・Cになっているのか?
登って来たより斜度がきつく、ステップも無い。どうも道が違う様だ。
管理道に出て、近道登り口まで歩いて行く。
結局、どちらの道が近道なのは不明のまま。
”烏ヶ岳”からの下山20分で分岐に戻る。
今日は陽射しがきつくヒノキ林の日陰が有難い。
登って来た道を下山して行く。沢を渡り左岸に出る。
堰堤で沢を渡り、林道に入る。
写真では判らないが、右側は段々畑の様になっている。
林道に若い男性が座り込んでいた。どうしたのか聞いて見ると”山に登りたいが何分掛かる”と聞いてきた。1時間もあればと答えると”1時間はしんどい”の感じだった。
”烏ヶ岳”からの下山48分にて山門のある駐車場に戻る。気温は20°に上がっていた。