『もみじ狩り』 今回はもみじ狩りであったが、お花の咲く季節にも再度訪れてみたい植物園だった。
ウィキペディアから
京都市左京区にある植物園。日本で最初の公立植物園として、1924年(大正13年) 1月1日に開園した。1946年(昭和21年)から12年間は連合国軍に接収され閉園を余儀なくされたが、1961年(昭和36年)
4月に再開した。園内には面積24ヘクタールの広大な敷地に約12000種類、約12万本の植物が植えられている。日本の四季の花が見られる花壇や洋風庭園、熱帯植物を集めた温室がある。
北半分は半木(なからぎ)の森と呼ばれる自然に近い森を利用した生態植物園などがある。
Road Map:京都市左京区のR367を賀茂川沿いに少し北上すると正面入口がある。
京都府立植物園
京都には紅葉の名勝地が沢山あるが、神社仏閣には興味が無く、今の時期にはお花は見られないだろうが、府立植物園を選んだ。今回のもみじ狩りは感動ものであったが、それより暖かくなってお花が咲き始めた頃にお弁当を持って半日位、公園を散策したい気持ちになった。その時は温室には入場しない予定としたい。
京都府立植物園
京都府京都市左京区
今秋、一連のもみじ狩りを京都の府立植物園で締め括ろうと思った。京都にはもみじ狩りの景勝地としての神社仏閣が沢山あるが、今回は兼ねてから行きたかった植物園の散策も兼ねている。
駐車料金:300円/1時間、入場料:200円、温室観覧:200円とリーズナブルであったが、在り来りな温室は入る必要はなかったかなーと感じた。
園内の散策地図は頭に入らないので右回りに外周を歩くことにする。 地図はクリックで拡大します。
植物園へは一番南側にある正面入口から入る。入場料は200円と安く、70歳以上は無料となっていたが、残念ながら70歳には達していない。因みに駐車料金は1時間300円であるが、1時間を超えるごとに300円が加算されてしまう。
正門から入るとメインロードに大きな花壇が2つ設けられており、
手前の花壇にはマリーゴールドがメインで咲いていた。
2つ目の花壇にはポットマム(洋菊)が綺麗に咲き誇っていた。
大温室はもみじ狩りを先してから入館することにする。
”くすのき並木通り”を見ると青々しく茂り、紅葉も黄葉も感じられなかった。
ところがメインロードを少し進んだ所で見事に黄葉したイチョウの木を見ることが出来た。
園内には和服を着た新婦さんとタキシードを着た新郎さんがカメラマンとスタッフを連れて記念撮影している姿を数組見掛けた。日本人か中国人、韓国人かは判らなかったが、こんなツアーがあるのだろうか。
外周路から ”はす池”に寄ってみると水面に映り込む見事な紅葉を見ることが出来た。
これが京都の紅葉の実力か。池の水が汚いのは残念であった。
外周路歩きの予定を忘れて、まずはもみじ狩りをしておく。
はす池にある東屋がカメラマンの人気スポットになっていた。通常、スマホ、コンデジでの撮影が一般的ではあるが、ここでは若い女性、ひま老人共に一眼レフでの撮影が主流となっていた。
弘法、カメラを選ばず! のことわざ通りに高級カメラを使っても下手くそは下手くそなのだ。
最初は誰も居なかったはす池の東屋には沢山の人が集まっていた。どうもカモが沢山集まってきている影響らしい。
はす池の全体では20匹以上のカモが遊んでいた。
先日の鴨池では ”マガモ”を見ることが出来なかったが、はす池では色鮮やかなオスの ”マガモ”を見ることが出来た。
今日は曇り時々晴れの微妙な天気ではあるが、陽が射してくれると鮮やかな紅葉を見ることが出来た。
奥に ”半木神社”が見えたが、中には入らず。
風流な水車があったが、水車は回っていなかった。
見事な紅葉!
見事な紅葉!
こちらはイチョウの黄葉。ぼちぼち落葉を始めている。
樹種名が判らないが、お陽さんが当たっていないのに綺麗なグラデーションを見せてくれた。
京都府立植物園の紅葉はまだしばらく楽しめそうだ。
紅葉したもみじ盆栽。我が家にももみじ盆栽があるが根張りの歴史がまったく違っている。
植物園で盆栽が見られるとは思わなかった。盆栽を屋外で展示するとい
たずらされる恐れがあるのだが、それに対する配慮は何もされておらず、
触り放題の状態だった。素人目には高そうな盆栽に見えるが、プロの目
から見るとダメ盆栽なのかも知れない。
樹種名が判らないが、石付の石がやたら大きい。
五葉松の盆栽だろうか? 葉の手入れの大変さが伺える。
何が嫌いと言っても普通の松の盆栽が一番嫌いだ。
これも石付にはなっていた。
これは真柏(しんぱく)の盆栽? ジン(枯れ枝)の処理が巧くされていない。
これも五葉松の仲間だろうか? 葉がこれだけ短いと松の盆栽も魅力的であるが、自分では育てたいとは思わない。
広い庭園には何も咲いていない様に見えたが、一部に花が咲いていた。
今回は紅葉目当てで来たので、草花は期待出来ない季節である。
開花が揃う春〜夏に再訪したいと思った。
”ナスタチウム”(金蓮花)が沢山咲いている一郭があった。
我が家でも ”ナスタチウム”が育っているが、花は咲いていない。この違いは何なんだ。
”ナスタチウム”の黄花。
”ナスタチウム”の赤花。
我が家でも咲いている ”アメジストセージ”
最初は何の花か判らなかったが、葉っぱを見てキクの変わり花だと判る。
植えたばかりに見える ”ジニア”(百日草)の花壇。
驚いて感激したのがビニールハウスの中に ”ネリネ”の一郭があったことである。
”ネリネ”は大好きな花で昨年まで育てていたが、今年に入って枯らしてしまった。
綺麗に咲いている ”ネリネ”を見て、球根を買い直そうと思った。
花は満開となっているが、ヒガンバナと同じで葉っぱは少し出ただけの状態である。球根は値段が高いがもう一度投資してみるか。
綺麗な花が咲いているが根本は小さな鉢があるだけだった。
あちこちで様々な色の ”サザンカ”が咲いていた。
地植えされていた ”ガーデンシクラメン”
園内を1周してから温室に入る。ここは別途200円の入場料が必要になる。
温室内は室温が高く湿度も高いので冷えたカメラのレンズは結露して直ぐに曇ってしまう。
レンズの曇りを吹きながら写真を撮るが、レンズが冷たい内は何度も曇ってしまう。
もう花の名前を調べる気も薄れてきた。
植物園の温室が好きで各地の温室を巡って来たが、どこの温室も育てられている植物は同じであり、年間を通して温度調整されているので一年中同じ植物が育っているので、もう温室に入っても何のインパクトも感じなくなってしまった。
熱帯スイレンの水槽もどこの温室にも設けられている。
ここの熱帯スイレンには華やかな花はなかった。
水槽内には綺麗な熱帯魚が泳いでいた。
天井には常温でも育てられる ”シャコバサボテン”が吊り鉢とされていた。
これだけ花を咲かせるのはプロの仕事であり、育て方が上手だと思った。
家のシャコバはやっと蕾が大きくなった状態なので温室での温度が大きく利いている様だ。
シャコバの花は今が一番良い状態に見えた。
季節感の無い温室は年中同じ景観だ。
こちらの花には種が出来ていた。
花名は知らないが右と同じ種類で、こちらはの花は咲き始めである。
マダガスカルの ”バオバブ”とはスケールがまったく違うが、バオバブらしい風格を持っていた。
子供の頃からのサボテン好きであるが、温室でのサボテンの展示はどこも同じなので飽きてきた。
子供の頃はサボテンの王者と言えば ”金鯱”(キンシャチ)であり、金鯱を育てるのが定番であったが、今は大玉の金鯱は植え替えが大変だろなーと思うだけである。
天井に届きそうな背高ノッポのサボテン類、これらを家で育てたいとは思わない。
種から育てるサボテンをやっているが、ここまで大きくは成って欲しく無いし、成ることもないだろう。
これがサボテンコーナーの全景であり、規模、種類としては少ない方だろう。
サボテンコーナーの後でせせらぎを見るとほっとする。
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昔は洋ランに憧れて色々と育ててみたが、所詮、温室、暖房施設がないと上手く育てられないので、今は低温に強い和ランにシフトしてしまった。
大きさでは ”カトレア”の100/1位しかない小さなランの花。
洋ランの女王と呼ばれている ”カトレア”
レストランの前には陣羽織を着た京都府のマスコット ”まゆまろ”君が立っていたので
春には又来るよー と挨拶して1時間半の植物園散策を終える。