兵庫県朝来市生野町黒川
『ダム湖巡り』 黒川湖が問題無く一周出来るのかが一番の心配であった。
生野NAVIのHPから
黒川ダムは、正式名称を「奥多々良木発電所」といい、山中に6基の発電機
を備える国内最大の揚水発電所です。 揚水発電とは、夜間の比較的電力供給に余裕のある時間帯の電気を使って水を上部ダムに汲み上げておき、たくさん電気を使う昼間にその水を下部ダムに落として発電するもので、
ふもとの多々良木ダムとつながっている。(関西電力HPより一部抜粋)
また、石を積まれた高さ98mのロックフィルダムの風貌は圧巻です。
黒川ダム、黒川湖一周ウォーキング
ダム湖一周ウォーキングは単に健康増進で始めたものであるが、4時間を超えるのは負荷が高過ぎたと思う。 この後にも4時間近くは掛かるであろう
”多々良木ダム湖のウォーキングを予定していたが、体力と時間が不足しているので、ダム見学だけに切替えようと思う。 60歳代に12時間以上山歩き出来た体力はどこに行ってしまったのか?
今日のダム巡り
黒川ダム → 多々良木ダム → 大路ダム
(周回) (見学のみ) (周回)
黒川湖一周ウォーキング
先週、2022年3月24日に銀山湖を周回しており、そのまま黒川湖に移動しておけば一番近かったのであるが、続けて黒川湖はきつかろうと太田ダムに向かってしまった。
結局、太田ダムへの林道は積雪通行止めが解除されておらずに、黒川湖にしとけば良かったと反省したものだった。
くろかわこ
Road Map :R429にて銀山湖を通り過ぎて黒川温泉に向かう。
Route Map:展望台手前の駐車場から右回りに黒川湖を周回する。
周回距離:16.3km(寄り道2ヶ所あり)
周回時間:4時間15分(寄り道2ヶ所あり)
黒川ダム
黒川湖を周回する前に、黒川ダムの下流側あるダム公園に行き、ダムの堰堤を眺める。
黒川ダムの下で営業している ”やまびこ山荘”。
この時 ”黒川温泉”の写真を撮るのを忘れていた。
黒川ダムの西端にある駐車場に車を停めて黒川湖を右回りに周回する。
堰堤は柵で施錠されていたが、この高さなら越えられそうであった。
左岸道路の車止めゲートも人が通れるのか確認のしようがない。
最悪は引き返すことになるかも知れない。
黒川湖の周回を始める黒川ダムの堰堤を人が通れるのか確認しておく。
展望台前の駐車場に戻る。 展望台の横には数年前まで
大きな風力発電施設が建っていたらしい。
9時15分に歩き始める。 今日は天気が良さそうだ。
ダム堰堤の通行可否を確認にして車に戻る。
トイレは施錠されており使用不可であった。
展望台は何故かロープが張られ、立入禁止となっていたが、
自己責任で展望台に上がって見る。
展望台から見た黒川湖の左岸方向。
天気は良いのであるが、逆光になると暗い雰囲気になってしまう。
同じく展望台から見た黒川湖の右岸線と対岸。
この取水口から標高差388mを利用して奥多々良木発電所に
湖水を送り込んでいるらしい。
右岸道路を進んで行くと前方になりやら施設が見えて来た。
対岸には湖岸道路が見られない。
解説板を見ても何の施設なのか判らなかった。
これを湖に沈めて取水口を作ったとのことなのか?
道路沿いに不思議な施設が出て来た。
解説文に「設置場所まで400m曳航し、沈設しました。」とあったので、湖底に取水口を設けたのだろう。
逆光と順光では大きく写りが代わってしまう。
右岸道路に沿って進んで行く。
この道路分岐点でダムから1.7km歩いたことになる。
”青倉神社”に向かう道路に着く。 青倉神社は ”青倉山”の
登山口であり、過去2回行ったことがある。 今日もこの後、
青倉神社前を通って多々良木ダムに行く予定である。
わんどの最奥からは湖岸から離れて山間に入って行く。
川で出来たわんどの奥に入って行く。
わんどに続く沢の奥でUターンする様に岬?に入って行く。
緩やかな上り道であるが、長く続くと辛い。
”やまびこ展望台”の遊歩道は道標があり判り易かった。
現在地は ”やびこ展望台”への三叉路の地点である。
県立公園なのに驚く。
黒川湖の周回としては寄り道となるが、
大展望を期待して遊歩道に入ってみる。
登山道があったのが気になったが、無難で楽そうな遊歩道を歩くことにした。
落葉で隠れているが、遊歩道は綺麗に舗装されていた。
2つ目の休憩東屋からは少し展望が得られたが、
標高差が大きく遥か下に見える黒川湖であった。
休憩東屋が出て来たので、展望に期待したが、
黒川湖への展望は皆無であった。
落葉に埋もれていたが、落ち葉の下は舗装されている遊歩道であった。
2つ目の東屋から見えた黒川湖の一郭。
遊歩道の終点からは展望も悪く、藪の向こうに
黒川湖が見えるだけであった。
遊歩道の終点は薮となり、踏み跡も見られなかった。
騙された感じで道路に戻る。 無駄な時間だった。
湖岸に続く踏み跡があったが、展望の保証はないので行かなかった。
道路歩きに戻ると、黒川湖が見られる展望地があった。
珍しく公衆トイレが建っており、その先に
”ふれあい広場”の遊歩道入口があった。
道標に従い、”ふれあい広場”に寄り道してみる。
遊歩道の入口に立っていた道標。
坂根が何処なのか判らなかった。
遊歩道入口には判り易い道標が立っており、
ここも寄り道することにした。
ここにも休息東屋があったが、展望は皆無であった。
舗装された遊歩道であったが、下り勾配がきつく、戻りがきつそうだ。
遊歩道を下り終えると広々とした公園に出た。
クロマツがメインの公園であったが、良い雰囲気であった。
ここが ”みはらしの丘”らしい。
大きな休息東屋が建っていたが、待望のみはらしは皆無であった。
個人的に気に入ったクロマツの樹形。
展望には程遠い ”やまびこ展望台”であった。
湖畔に向けて遊歩道を下って行くが・・・
湖畔近くになるフェンスが張られ湖畔に行けなくなっていた。
山側にはシカが駆け回る芝生広場が広がっていた。
周囲はシカのフンだらけとなっていた。
道路に戻る。
今回の歩きでここの遊歩道の登り返しが一番答えた。
下って来た遊歩道とは別に遊歩道があるはずだが、
見付からなかったので、下って来た遊歩道を引き返す。
東屋の向いに立っていた散策地図。 現在地が判り易かった。
(方位に注意)
ダムから見ると最奥のわんどの先となるUターンに着く。
まだ湖面とは標高差があるが、ここから徐々に下って行く。
最奥のわんどからは左岸湖岸道路に入って行く。
道路は徐々に下って行き湖面に近付いて行く。
崖崩れはなかったが、この程度の落石、倒木は至る所にあった。
しかし、歩くのには支障はなかった。
湖面と同じ高さとなる所まで下って来た。
今回の周回で一番心配であった車止めゲートが出て来た。
もし歩行者も通れない厳重なゲートなら、ここから引き換える必要が出てしまう。
これ以後の左岸道路は湖面と隣接状態が続く。
心配は無用であった。
車止めゲートは歩行者は通れる様になっていた。
通行止めされた道路はまったく整備されていないのだろう。
落葉、落石で道路状態は悪いが歩く分には支障がなかった。
この時期に咲いているのは ”ミツマタ”の花のみ。
これまで歩いたダム湖とは違い、対岸に道路は見られない。
左岸道路も複雑に入り組んでいるので、まだまだ黒川ダムは見えて来ない。
細かい落石が多いので、自転車では走らない方が無難であろう。
一面落葉で覆われ、倒木もあったが、
本格的な倒木はこれくらいだった。
やっと黒川ダムが見えて来たが、この後、わんどに
入ってしまうので又見えなくなってしまう。
黒川湖は4本の指の様に入り組んでいるので、写真に撮るとどこを見ている
のか判らなくなってしまう。 4つの入江?に名前を付けてしまおうか。
右手で例えれば親指をダム堰堤として人差し指方向を見ている。
黒川ダムまで戻って来たが、樹木に邪魔されてビューポイントが無かった。
初夏になり、葉っぱが茂り出すと、殆ど展望が無くなってしまいそうだ。
”ロックフィルダム”とは、この石積みのダムの事を言うんだ!
と最近少しはダムの豆知識が増えて来た。
左岸道路のダム側入口にもがっちりと車通行止めがなされていたが、
歩行者は入り易くなっていた。
朝は施錠されていたダム堰堤の道路が開錠されていた。
通行止めは時間制限されていたのであった。
黒川湖側の進入禁止は、大きな岩を並べ鎖で繋ぐお洒落なものだった。
ダム堰堤からは人差し指と中指が見えているが、薬指と小指は見えていなかった。
黒川温泉側のダム公園と田畑、集落を見る。
朝は公園から黒川ダムを見上げていた。
ダム右側面の排水路を見る。
排水路には渇水期であるし、湖水は多々良木奥発電所に
送られているので一滴の水も流れていなかった。
この管理道階段を一般に開放して欲しい。
ダム堰堤の中央部からはダム湖4本の指の根元部は全部見えていた。 (黒川湖の動画)
黒川湖の周回4時間15分にて駐車場に戻って来る。
2つの寄り道がなければ軽く4時間は切れるだろう。
ダム堰堤を西側に渡り切る。
コロナ禍でダムカードは発行して貰えませんでした。