広島県庄原市東城町
Road Map :中国道を東城ICで下りて県道23号線を西進し、上帝釈に入る。
Route Map:第一駐車場から ”賽の河原”を散策し、第二駐車場から素麺滝までを往復する。
『日本の鍾乳洞』 上帝釈の遊歩道は紅葉の時期に間に合っていれば最高の散歩道だったのに・・・
ウィキペディアから
帝釈峡(たいしゃくきょう)は、中国山地に位置する広島県北東部の庄原市及び神石郡神石高原町にまたがる、全長18kmの峡谷。国の名勝(1923年)に指定されており、比婆道後帝釈国定公園の主要景勝地。
上帝釈の駐車場から、神竜湖まで1974年に全長6kmの遊歩道が整備され自転車で神竜湖まで観光することが出来たが、落石のために1996年より雌橋・素麺滝の手前から1.7kmの区間が通行止めになった。2000年に通行止め区間の山岳迂回路が完成したが、急峻な歩道なので自転車での通行はできない。
帝釈峡(上帝釈)
期待した渓谷は物足りなかったが ”白雲洞”を含めた鍾乳洞の痕跡が見られたので、一応は満足しておく。 帝釈峡に大きな滝が欲し所だ。
帝釈峡(下帝釈)
予定では、この後に車を走らせて下帝釈に行って滝見する予定であったが、途中で崖崩れによる通行止めとなり、滝見が出来る ”花面公園”まで行くことが出来なかった。
今日の鍾乳洞巡り
鬼の岩屋 → 賽の河原、上帝釈峡 → 白雲洞 → 毘沙門洞
帝釈峡
一番の目的は ”白雲洞”の鍾乳洞見物であるが ”鬼の唐門”は鍾乳洞が崩れた物、
”雄橋”は石灰岩が流水で削られた物らしいので、鍾乳洞絡みで上帝釈を散策する。
”賽の河原”が近い第一駐車場も ”白雲洞”が近い第二駐車場も駐車料金は400円で
あるが、片方で駐車料金は払えば両方の駐車場を使える。
たいしゃくきょう
P1からP2まで歩いても5分程であるが、車で移動する。
上帝釈
賽の河原
白雲洞
鬼の唐門
雄橋
断魚渓
素麺滝
賽の河原往復:11分
素麺滝まで:1時間05分(途中、白雲洞、鬼の唐門に寄る)
素麺滝から:44分
散策時間:1時間51分
賽の河原
帝釈峡遊歩道
素麺滝
先に第2駐車場に行って駐車料金を払い、第1駐車場にも停めて良いのか聞い
てみると、地域の駐車場は半券を持っていればどこにでも停められると聞く。
貸切り状態の第1駐車場から10時09分に歩き始める。
駐車場の料金所のおっさんから、お寺に向かって橋を渡れと聞いていたので、
崩れそうな堰堤を進む。 前方の石灰岩峰の下に ”賽の河原”がある様だ。
永明寺の横から綺麗な太鼓橋を渡る。
先程見た石灰岩の岩峰の下は帝釈川の流れで深く抉られていた。
甌穴も多く見られた。
もう一度橋を左岸に渡ると釣鐘と説明板があった。 ”賽の河原”はこの奥の様だ。
この時点では ”賽の河原”に大きく期待したのであったが・・・
洞窟は大きく広かったが、直ぐに行止まりで石仏が祀ってあっただけだった。
大いにがっかりであり、こんなのならわざわざ来るんじゃなかった。
洞内は石灰岩らしく、鍾乳洞の小さいのが沢山見られた。
川岸側は大きく口を開けていたが人が通れる程の高さはなかった。
”賽の河原”の上に聳える岩峰にも石灰岩の浸食跡が見られた。
駐車場に戻り途中でグラディーションの綺麗なモミジが見られた。
第1駐車場から第2駐車場へ車で移動する。 この食堂でレンタル自転車が500円で借りられるのだが、悩んだ挙句、歩くことにした。 遊歩道歩きは観光客が沢山来ている様だ。
10時25分、一般車通行禁止の遊歩道を歩き始める。
帝釈峡には渓谷感がまったくなく、紅葉、黄葉も葉が散って既に終わってしまっていた。
遊歩道を10分程歩くと今日の目的地である ”白雲洞”に着いた。
少し上った所に料金所がある便利な所だった。
入洞料300円を払って中に入る。 料金所横のドアが入洞の入口となっていた。
”白雲洞”の散策は別ページにまとめます。
荒れた踏み跡を少し登ると ”鬼の唐門”に着いた。
更に踏み跡が続いていたので、反対側に抜けてみる。
少し離れた所から全体を見てみると上部にもう一つ抜け穴があった。
反対側に抜けて振り返り見る。
これは遊歩道から見えたので写真を撮ったが、
写真に残す程のものではなかった。
流れが穏やかで渓谷感はまったく無し。
帝釈川沿いの遊歩道をどんどん進んで行く。
上帝釈一番の目玉である ”雄橋”に着く。 案内板も大きく沢山のことが書かれていた。 多くの観光客はここで引返す様である。
上帝釈の ”雄橋”は凄く大きく立派であるが、表妙義山の ”第四石門”には敵わない感じだ。
”雄橋”近くの川岸も川水の浸食により深く抉られていた。
”雄橋”を下から見上げてみる。
こここまで穏やかな流れであったが、休息所の裏付近は激しい渓谷の流れてとなっていた。 付近は崖であり沢まで降りることが出来なかった。
休息所があったので帝釈川側を覗いて見る。
休息所の裏側から始まっている激流はここまで続いていた。
川巾が絞られている分、急流となっているが、
落差が無いので滝でも無く、激流でも無かった。
遊歩道の橋から上流側を見る。 断魚渓”と言う立派な名前が付いているが、それ程の大した急流では無かった。
渓谷感を出しているのはこの辺りだけであった。
”素麺滝”の分岐である ”かもじ橋”に着く。
ここは迷わず ”素麺滝”に向かう。
今は遊歩道崩壊で素麺滝から先には行けなくなっているらしく、
迂回路として山道が新たに整備されているらしい。
簡易地図はクリックで拡大します。
結構歩いて ”素麺滝”に着く。 滝名表示も案内板も無しであったが、ネットで写真を見ているので直ぐに判った。 予想通りのがっかり滝であるが、滝水が噴き出しているのは岩からで、湧水が滝になっているのだった。
遊歩道散策はここで終わり直ぐに引き返す。
”素麺滝”への道は俄然悪くなる。 ネットで ”素麺滝”の写真を見ているので
”素麺滝”にはまったく期待していない。がっかりして引き返すだけになるだろう。
帰路では河原に下りて下流側から ”雄橋”を眺める。 右側に観光者のカメラが写ってしまった。
”白雲洞”の直ぐ近くに ”鬼の唐門”の入口が出て来た。