新潟県佐渡市真更川
Road Map :県道45号線を真更川地区にある海府大橋に向かう。
Route Map:海府大橋から北側に柿の果樹園があり、そこから海岸に下る。
『日本の滝百選』 海岸まで下って滝壺へ到達出来るのかが一番の心配だった。
佐渡百選のHPから
大野亀から南へ7kmほど下った場所にある大ザレの滝は、海に向かって落下する珍しい滝。全長100mの滝が断崖絶壁にほとばしる姿がダイナミックだ。
バス停「真更川」から1.9km。山居の池から流れ出る大ザレ川が日本海に注ぐところに高さ新潟県一の海府大橋が架かる。橋は、長さ100m、幅4m。
橋の下手は断崖になっており、ここに落差約70mの大ザレ滝がかかっている。橋上からは音だけしか聞こえないが、橋のたもとから15分ほど歩いて海岸まで下れば、その雄姿が眺められる。流れてきた沢が一気に日本海に落ちていくさまは、豪快そのものである。冬は季節風をまともに受け、荒々しい日本海を前に氷瀑となる。一般的には、近くの漁村の民宿で船を出してもらい見に行く。
大ザレの滝
海岸へ下る道をネットで調べれば調べる程、歩行困難な道とあったので、道を見付けることが出来るのかと共に無事通過出来るのかが心配であったが、意外や意外で何の支障も無く海岸に下り立つことが出来た。漂着ゴミに付いては無人島行きでよく経験しているので余り気にはならなかった。一般には凄く嫌な様だ。
大ザレの滝 (落差70m)
自分にとっては佐渡島での一番のハイライトである。海岸に下りる道は見付か
るのか? その道は海岸まで通ることが出来るのか? 不安が一杯の滝見である。
おおざれのたき
散策時間:往復1時間32分。
記述の軌跡は一般的でないので、滝マニアに限る。
海府大橋の横にあった”大ザレの滝”案内板。渓谷の100m上に架けられた”海府大橋”自体が佐渡百選に相応しいと思った。
海府大橋から見る上流側も凄い渓谷で、一般観光者はこれだけを見て満
足しているが、滝マニアとしては”大ザレの滝”を見ておく必要がある。
まずは海府大橋から大ザレ川の下流側を覗き込んでみる。
ここから”大ザレの滝”は見えないが凄い渓谷である。
予め見付けておいた柿果樹園横の県道が広くなった個所に車を停めて、9時48分に海岸へ下りる道を探し始める。
今回の”大ザレの滝”行きはネットを読み漁り、情報としてはかなり頭に入っているつもりであるが、現実にもうまく行くのかが心配だ。
一番の要である”密漁禁止”の看板を見付けることが出来た。
ネット情報ではこの看板横から道が始まると書いてあった。
ここに軽四のレンタカーが1台停まっていた。島外からの滝マニアが来ている様だ。ならば途中で会えるはずなので楽しみだ。
ネット情報ではイバラの茂る歩行困難な道となっていたが、それは夏の話しの様であり、春先の季節では何の支障も無く歩くことが出来た。
意外と良い道ではないか。
良い道は長くは続かず、沢を歩く様になる。
夕立でもあれば鉄砲水が流れて来そうな沢道だ。
良い道、悪い道が入り混じったトータル普通の登山道だったので助かった。後少しで海岸に降り立つことが出来る。
駐車地から20分で海岸に下り立つことが出来た。ここから滝壺まで海岸線を歩くことになるが、問題は帰路であり、振り返りながら登り口のある景色をしっかりと覚えておく。
海岸線を歩くだけなので道を間違いようがないが、玉石の海岸は歩き難い。噂の漂着ゴミはたっぷりとあった。
予定通りに滝マニアの方と会うことが出来た。横浜から来られた御夫婦だった。佐渡島の滝を巡っているらしい。開口一番、漂着ゴミが汚いと言われていた。背後には漂着ゴミの散乱が見られる。
36分で”大ザレの滝”に着いたので海岸歩きは談笑時間を含め16分となる。
落差70mの直瀑である”大ザレの滝”は水量が多く迫力があった。
大ザレ川の上流にある溜池の影響か沢水が汚く、漂着ゴミと合せてがっかりな面もあった。
滝見を終えて海岸線を引き返す。
綺麗な石を拾った。周囲を探しても同じ様な石がなかったので貴重な石と思え、記念に持って帰ることにした。小木港のフェリー乗り場で地質調査の方々に会ったので、この石を見て貰ったが、うにゃむにゃ言うだけで明解な答えは貰えなかった。判らないなら判らないと言え!。
標識が無く、踏み跡が薄いが何とか登り口を見付けることが出来た。
道はしっかり付いていたので後は頑張って登るだけ。
海岸線を戻りつつ、気になるのは登り口が判るだろうか、であった。
沢道が倒木で塞がれた個所には迂回路が出来ていた。
普通の登山道に見える個所もあるが・・・
この先で農道に出る予定。少しは覚えていた。
無事、果樹園の農道に戻ることが出来て一安心。帰路43分で車に戻り”大ザレの滝”を終了する。
'17年佐渡島遠征