兵庫県豊岡市出石町桐野
Road Map :豊岡市街からR426を南下して桐野集落に入り南端まで進む。
Route Map:遊歩道には車も入れるが、今回は入口ゲートから歩いて散策した。
『近畿エリアの滝』 桐野小滝は滝口が判らない程に長大で迫力ある素晴らしい滝であった。
桐野の小滝、大滝
小滝が大滝で大滝が小滝であるややこしい滝名が有名な滝であったが、素晴らしい
滝群を観賞出来た。 特に小滝は長大であり、最上部は樹木で隠されていたが、雄大な滝を楽チンに見れたことに感謝したい。
'20年の豊岡市周辺の滝巡り
茗荷谷の滝 → 椿谷の滝 → 桐野の滝 → 出石白糸の滝
桐野小滝 (落差40m)
桐野大滝 (落差8m)
桐野の滝
ネット上でも様々な方が取り上げているが、小さい落差の滝が ”大滝”で、遥かに大きな落差の滝が ”小滝”の滝名となっている。 過去に誰かが間違って読んだのが滝名として残ったのかも知れないが、歴史には変革があるもので、この際、滝名も正せば良いと思うのだが。
山の標高は1m単位まで正確に測定されるが、滝の落差に公式データは無く、誰かが目測で適当に落差を言った値が公然と残っているだけと思う。
山の値打ちは標高で決まるものでは無く、同じく滝の値打ちも落差では決まらないが、公式落差が欲しいと常々思っている。
桐野谷の滝群
散策時間:1時間45分 (車で入れば半分以下に短縮出来る。)
道路上には滝への道標があったが、遊歩道入口には何の案内もなかった。
ここまでの道路沿いに滝への道標があったが、林道の入口らしき場所に着くと、
まったく何の表示も無く、ここが滝への入口であるとの確証がまったく
取れなかった。 車が走れるのかどうか判らないので歩いて行くことにした。
林道に入るとがっしりとした獣避けゲートが迎えてくれた。
ここにも何の表示も無く、立ちリ禁止とも書いていなかった。
滝まで1.3kmと随分遠いが、車を取りに戻るのも邪魔臭いので
徒歩行ってみることにした。
遊歩道に入って少し歩くと、やっと小滝、大滝まで1.3kmの道標が出て来て、この道で間違いないと安心出来た。 車が充分走れる林道であった。
全て小さな無名滝である。
林道を歩きながら退屈しのぎに沢の流れを見ながらとする。
ここまで0.4km歩いただけ。 まだ先は遠い。
小さな無名滝。
中央の草は盛り上がった茂っているが、まだまだ、充分車で走れそうであった。
滝らしい無名滝も出て来る。
分岐点手前までは林道であったが、分岐点を過ぎると道は極端に悪くなり、
シダで覆われて踏み跡が隠されてしまった。
”小滝”と ”大滝”との林道分岐点に着く。 ”大滝”の方が落差が小さいのを
知っていたので、”大滝”を先に滝見することにした。
大きな渓流瀑が見えていた。 まだまだ上流に滝群が続いていた。
谷間に流れ落ちる大きな渓流瀑。 表示が無いので、どれが ”大滝”なのか判らない。
小さな渓流瀑。
観光地であれば、どの滝にも滝名が付いているクラスである。
これも長大な渓流瀑。
現地では、これが落差8mの ”大滝”と思い、ここで引返したが、
帰宅後、調べると滝の形態が違う様だった。 更に上流に ”大滝”があったのかも知れない。
林道分岐点に戻り、橋を渡って ”小滝”へ向かう。
荒れた道を分岐点まで引き返す。
分岐点からの ”小滝”への道も相当荒れていた。 横を流れる沢には小さな滝が一杯あった。
道標を ”東床尾山山頂”の表示が見える様に上から写す。
”東床尾山”への登山道分岐があった。
ここで驚いたのが、”東床尾山”への登山道入口から大きな滝が見えたことである。
この滝を見逃すには惜しいので、登山道を少し登ってみる。
この滝を無名滝にしておくのは勿体ないので、
ここでは ”床尾の滝”と仮称名を付けておく。
立ち位置が悪く手振れしてしまったが、高い位置から流れ落ちる無名滝を撮る。
半分が樹木で隠れてしまったが、まあまあ大きな無名滝。
登山口入口の橋に戻る。
落差40mの3段瀑である ”小滝”が見えて来た。 樹木で全貌が見えていないが、圧倒的な迫力の滝であった。
手前の樹木はモミジなので紅葉時に再訪してみたい。 〔動画再生〕
”小滝”下流側2段部のを見る。 こうして見ると段瀑であり、分岐滝なのが判った。
荒れた滝見遊歩道。
今日初めて滝見に満足して戻ることが出来た。
分岐点手前の広い駐車場は草がボウボウであり、
車で乗りいてる方が少ないのが伺えた。
分岐点に戻って来る。
林道の路面には角の鋭い落石は少ない様に思えた。
長い林道を戻って行く。
今回、車を停めてた道路の曲がり角の広いスペース。
手前は林道の入口である。
1時間45分の散策で、林道ゲートに戻って来る。