兵庫県三田市上本庄
Road Map :R176を波田橋で県道310号線に入り、駒宇佐八幡宮に至る。
Route Map:神社の駐車場から 雄滝までを往復する。
奥山川渓谷の登山道
奥山川渓谷の登山道を滝巡りとして利用しているハイカーは殆ど居ない感じで、多くのハイカーは ”奥山”(標高580m)の登山道として利用しており、滝見としての渓谷歩きの情報としては、殆ど無かった。
タキラーの中には適当に滝名を付けられている方がおられ、余計に混乱することになった。
奥山川渓谷の滝巡り
”雄滝”からの上流部にも ”連滝”と呼ばれている小滝群の景観が良い沢があるらしいが、大きな滝は無さそうなので、今日は ”雄滝”で引返す。
”奥山川渓谷”の遡上時は渓谷を見ながらで時間が掛かってしまったが、復路は寄り道せずに登山道だけで下ったので、1時間で神社の駐車場に戻ることが出来た。
つまり ”雄滝”までに行くなら1時間ちょっとで行けることになる。
今日の滝巡り
奥山川渓谷 → 尼ん滝 → 山田の滝
奥山川渓谷
おくやまがわけいこく
大滑床
雌 滝:落差15m
雄 滝:落差 6m
往路:”雄滝”まで2時間19分。
復路:”雄滝”から1時間。
往路のGPS軌跡のみ記載している。 往路は沢歩きが多く含まれているが、
復路は登山道を素直に歩いているので、復路の時間がハイキングの時間となる。
奥山川に架かる八幡橋を渡って左側に曲がる。
県道310号沿いにある ”駒宇佐八幡宮”の駐車場に車を停める。
他には ”大音所公民館”の駐車場も使えそうだ。
奥山川沿いにある桜公園を奥山川の上流方向に進んで行く。
集落から伸びる林道の橋が出て来る。 ここまで車で来ることが出来、
2〜3台分の駐車スペースもあった。
直ぐに沢に出るが、昨日の雨で水量はそこそこあるものの、
残念ながら沢水が綺麗くはなかった。 これは源流の溜池によるものだろう。
橋を渡ってからも地道の林道が続いているが、直ぐに林道の終点となる。
車では走れない林道としては左側には伸びているが、沢に出る為に、
右側に曲がり踏み跡の薄い方向に入って行く。
沢には滝とは呼べない小さな落ち込みが沢山あり、長靴を履いて
いれば沢の遡上も充分可能な状態であった。
林道に戻るが、林道は既に荒れており林道跡となっており、
現在は登山道として利用されているだけの状態になっていた。
最初の ”滑床”に出て、沢登りをして行く。
今日の水量では水深に注意さえすれば充分沢登りが出来た。
砂防堰堤の下まで進んでしまうと、登山道に戻るにはお決まりの崖登りとなる。
前方に砂防堰堤が見えて来た。 堰堤までの沢は小滝の連続で、
堰堤の下まで進むのに時間が掛かってしまった。
全てを沢歩きは出来ないが、可能な限りは沢を遡上して行く。
登山道に戻り、砂防堰堤を見る。
この程度の沢になると無理をせずに登山道に戻る。
遡上に無理がある場合は登山道に戻り、それを繰り返して行く。
「ここですよー!」と言わんばかりに2つのナビテープがぶら下がっていた。
登山道から少し外れた所に ”大滑床”の案内板があった。
これを見逃すと渡渉点が判らなくなってしまう。
今日の相棒は3千円もしない スパイク長靴であり、登山道具としては
最も安い部類であり、最も貢献しているグッツである。
親切な案内の割には ”大滑床”へのエントリー個所は小さな崖であり、
ひもの様な細いロープに助けられた。
”大滑床”の右岸のエントリー個所から見た、
”大滑床”であるが、これで下流部半分しか見えていない。
これ以上に水量が増えてしまうと、登山靴では渡れなくなってしまう。
”大滑床”の上流部分。
左岸のエントリー部分のナビテープが小さく見えている。
”大滑床”の中流部分。
更に上流まで遡上して行くと、小さな滝で滑床は終わり、
遡上はここで止めて、引き返す。
左岸のエントリー部までの引き返しは、逆光となり、キラキラした写真となった。
登山道と沢とは接近していたので、登山道から沢の様子を見ることが出来た。
左岸の登山道も林道跡の様に広い道が伸びていた。
沢を見ながらの歩きとなり、雰囲気の良い登山道が続く。
何を基準に滝と呼ぶのかは判らないが、滝と呼べる程の落ち込みは無かった。
下の滝が見える場所に移動すると、上の滝が姿を消してしまう。
2つの小さな滝を1枚の写真に収めることが出来なかった。
この小さい2つの滝は、上の滝を見ようとすると、下の滝が見えなくなる。
大きな滝はないので、その気になれば、殆どは沢登り出来てしまいそうだ。
今日の沢登りは安全の為に程々にしておく。
沢登りしたい気にもなったが、登山道歩きで我慢しておく。
左岸から右岸への渡渉地点に着いたが、登山靴では厄介そうに見えた。
右岸に渡ってからも登山道から沢を見ることが出来た。
登山道に ”雌滝”の案内板が出て来たが、付近に ”雌滝”は見えなかった。
山登りのハイカーは ”雌滝”を見ずに通り過ぎる方が多いらしい。
案内板から少し下ったゴルジュに ”雌滝”が流れ落ちていたが、ビューポイントが
無く、崖っぷちから写真を撮るが、どうしても枝葉にピントがあってしまい、ボケ
ボケの写真ばかりとなってしまった。 参考にネットからの写真を掲載しておきます。
更に ”雌滝”の上流部も巧く写真が撮れなかった。
”雌滝”の滝口の写真を撮るが、ここも木立が邪魔になり、
綺麗な写真は撮れなかった。
これは ”雄滝”の下流部に流れ落ちる ”無名滝”。
”雌滝”の表示板から、更に登山道を進んで行くと ”雄滝”の表示板に着いた。
これが落差6mの ”雄滝”。
正面から滝を撮るには滝壺を左岸に渡る必要があった。
左岸に渡り ”雄滝”を正面から見ることが出来た。
水量は程々にあったが、大した滝ではなかった。