広島県庄原市高野町南
Road Map :松江自動車道の道の駅 ”たかの”から県道39号線を経由してR432に
入り、高野町南から大鬼谷オートキャンプ場に向けて走る。
Route Map:大鬼谷キャンプ場から1.5km奥に ”雌滝”、更に0.3km奥に雄滝がある。
『地域別・日本の滝』 楽に2つの大きな滝が見られるエリアであったが、勘違いから右往左往してしまった。
大鬼谷にある雄滝・雌滝へは大鬼谷オートキャンプ場に車止めがあり、そこから1.5kmを歩くものと思っていたが、なんと滝遊歩道の入口まで車で行けるのだった。
滝見遊歩道の入口に立っていた説明板の不備により、雌滝に居るのに雄滝に居るものと勘違いをしてしまい、現在地より300m下流にあると書いてある雌滝を探し回ることになる。
滝見に来たのに滝を見ずして帰る訳に行かないので、絶対に雌滝を見付けるべく、沢歩きで300mを下るが、雌滝がある訳はなかった。
全ては説明板に騙された大きな勘違いだった。
雄滝・雌滝
一旦、間違いがインプットされると、何があってもリセットされないものであり、
今回も何度も案内板を読み直したが、案内板の文面も悪く、最後までリセットされなかった。 この間違い、勘違いで沢歩きが出来たとも言えるので、無駄ではなかったかな。
雄滝 (落差21m)、雌滝 (落差15m)
おんたき
めんたき
滝見散策時間:1時間20分 (勘違いからハプニング含む)
”雌滝”からの沢歩きはは勘違いからの ”雄滝”探しであった。
予定外の沢歩き 滝見に来たのに滝を見ずして帰る訳には行かない。 林道から見付からなかったので沢を下って滝を探すことにした。
雄滝への道 偶然に ”雄滝”から車で戻って来た女の娘に出会い、”雄滝”の道を聞くことが出来た。
'19年の広島の滝遠征
珍しく駐車場に立っていた案内板を読んでしまったのが、その後の勘違いの
始まりとなる。 「下流約300mに雌滝がある、」と書かれており、つまり、ここが雄滝であり、この下流に雌滝があると思ってしまった。
大鬼谷オートキャンプ場から舗装されたきれいな道を1.5km走ると、
”雌滝”遊歩道入口の広い駐車場に着く。
駐車場の横に滝見道があったが、これは ”雌滝”の滝口側を
見られる滝見台への道であり、直ぐに行き止まりとなった。
滝見台から見た ”雌滝”の滝口と滝壺。
同じく滝見台から見た滝口の上流側。
良く整備された滝見遊歩道を宮川の沢へ降りて行く。
”雌滝”の滝壺へは駐車場の下流側に別に遊歩道があった。
道標の文字は読み難いが、自分ではここが ”雄滝”とインプット
されてしまっているので道標すら見なかった。
中々、雰囲気の良い遊歩道であった。
少し歩けば落差15mの分岐瀑である ”雌滝”が見える様になる。 (この時点では ”雄滝”だと思っている。)
複雑に流れ落ちる滝にしばし、見入ってしまう。
”雌滝”の滝口をズームアップして見る。
”雌滝”の滝壺を見る。 水深がありそうで、滝水の透明度は高かった。
林道を歩いて勘違いしている ”雌滝”を探しに行くが、樹木が茂り探し出すことが出来なかったの、沢を下って探してみることにした。 果たして見つかるのか?(無い滝が見付かるはずがない。)
沢靴は持って来ていないのでスパイク長靴で沢歩きするが、
終始、ナメ滝状であり、久し振りの沢歩きにルンルン気分になる。
しかし、ピンチは直ぐに訪れた。 ここで引き返すべきかと思ったが、行ける所まで行ってみる。
”進めば道は開かれる”の精神で滝壺の右側をへつって行く。
へつりの最初は足場があり簡単だったが、
後半は水中に足場を求めて進んでみた。
滝壺をクリヤーしてから振り返り見る。
次に出てきた難関は ”ゴルジュ”であった。 踏み跡もナビテープも無いので、
ここも ”進めば道は開かれる”精神である。 ダメだったら引き返そう。
最初は右岸の岩伝いで簡単に歩いて行くことが出来たが、ゴルジュの出口が難関だった。
水中に踏み石を探しながら進んで行くと、長靴の喫水を超えてしまい、長靴に水が入ってしまった。
”ゴルジュ”を通り抜けると、再び広い沢に戻ってしまった。
”雌滝”はここでは無さそうなので、引き返そうと思った時に林道に
繋がる道があった。 これで再び ”ゴルジュ”を通らなくて済んだ。
ゴルジュの出口を見る。
へつり中に落ちてもずぶ濡れになるだけで怪我をすることは無いだろう。
滝壺の上流は中々激しく見え、沢歩きが出来たのはラッキーだったかも。
林道で駐車場に戻る途中では ”ゴルジュ”は見えなかったが、大きな滝壺は見えた。
林道を300m程、登って行くと ”雄滝”の滝見遊歩道入口があった。
頭の中はリセット出来ないまま、グチャグチャ状態のままである。
沢歩きから駐車場に戻り、”雌滝”を見ずして帰るのは悔しいのでオートキャンプ場の事務所に行って滝の位置を聞きに行こうと車に乗った時に、林道の上から軽四の若い女の娘が下りて来たので捕まえて聞いてみると、林道の上の方に”雄滝”があると言う。
ここが ”雄滝”と思っていたので何度も聞き直す。
ボケ老人の勘違い、思い込みで随分と遠回りとなったが、やっと ”雄滝”に
出合えた。 これが山歩きの山中ならエライ目に合っていただろう。
宮川沿いに滝見遊歩道が整備されており、直ぐに前方に滝が見え出した。
落差21mの直瀑である ”雄滝” 広く深い滝壺とのマッチングは良いが、滝姿はシンプル過ぎた。
滝口で2条に分かれているのが、少し変化のあるところか。
滝見遊歩道からは ”雄滝”の滝口と滝壺が一望に見ることが出来た。
滝口へ上がれるもう一つの滝見遊歩道があった。
もう一つの滝見遊歩道は小さな祠のある林道に出た。
こちらの遊歩道の方が ”雄滝”に近く、広い駐車場もあった。
滝口からの上流部を見る。