鳥取県琴浦町

2009年04月11日


その他の山に戻る

Road Map :米子道を蒜山ICで降りて、一般道を大山鏡ヶ成高原へ走る。
Route Map:正面ルートから登り新小屋ルートに下山するはずであったが、降り口が判らず正面ルートを往復する。
その他の山』  鳥取のマッターホルンは言い過ぎか。
ウィキペディアより
登山基地は南麓の鏡ヶ成。登山道には崩落箇所があり、鎖場などの慎重を要する箇所もあるが、山頂からは大山南壁・大山東壁、蒜山三座などの360度の眺望が楽しめる。鳥取県西部地震の影響で登山禁止となっており、三角点も亡失している。登山道は現在でも入山者によって踏み跡がしっかりしているが、熊笹に蔽われて上からはほとんど見えなくなっている。
烏ヶ山 (1、448m)
標高差:490m
登り:2時間15分、下り:1時間20分、
駐車場 登山口 烏ヶ山 下山開始 登山口 駐車場
8:38 :40 11:53 11:19 12:38 12:40
からすがせん
注:登り時は登山道を見失い迷走したのでかなり余分な時間が含まれている。
蒜山大山スカイラインの見返峠付近から見た左 ”大山”と右 ”烏ヶ山”。
まだ雪が沢山残っている様だ。
一読あれ”街かど物語
上蒜山スキー場の駐車場に車を停めて蒜山キャンプ場の前にある登山口に入る。登山口にはネットでよく見掛ける ”登山禁止”の立て看板があったが登山口は封鎖されていなかった。
この時点では気付いていないのであるが、のっけから方向
間違いをしており、雪面をかなり適当に歩いている。
笹薮を突破したり崖を降りたりと、ここからは見えていない
山頂目指して進む。 周辺はブナ林であり雰囲気は最高に良い。
残雪期だから可能なことであるが、どこでもが我が道であり、
緩やかな斜面を適当に登っていく。
山頂が見え出してからは進むべき方向がはっきりし、左の尾根筋に向かう。
ここまではマーキングテープがまったく無かったが、尾根筋に入るとテープは
沢山付いていた。 つまり、まったく登山道と離れたところを歩いていたのだ。
当然、斜度は少しずつきつくなり、休み休みの歩きとなる。
尾根筋から本来の登山道に入るが、これが曲者で踏み跡はしっかり
あるものの、入山禁止の山なので歩く人が少ないのか笹が茂り、
掻き分けながらの歩きとなる。
今日の暖かさ(16℃)で雪は緩み小さくステップを切りながら登っていく。
途中、米子からのハイカーが1人降りてきて情報を得ることが出来た。
ヤセ尾根にアイスバーンがあり怖かったとの弁。
下山路にする予定の新小屋ルートの尾根が間近に見えてきた。
この時点では正面のピークが ”烏ヶ山”の山頂と思っていた。
ピークへは急勾配となり、山登りをしている
との楽しさが湧いてくる。
尾根に雪が乗ってる方が楽チンに歩けるが、つぼ足も多くなってくる。
ここが ”崩壊核心部?” 入山禁止にする程の危険度は無く、
どこにでもある崖登りに感じた。
鋭いピークから蒜山高原、蒜山三座を振り返り見る。もやっていて見通しは良くないが、大展望だ。ピークの右側は険しいカールの落ち込みになっている。
蒜山三座をバックにヤセ尾根を渡る。
特に危険箇所はなかった。
中央ピークが ”烏ヶ山”山頂。
ヤセ尾根を渡り、コルに降りる様だ。
コルに降りていく。
バックの ”大山”が綺麗な雪山の姿を見せている。
数箇所あった急登部分には古びたロープが
残っており難なく登ることが出来た。
2時間15分で ”烏ヶ山”(1,448m)に着く。 コースタイムは1時間30分程であるので、随分と時間が掛かったことになる。 山頂標識は字が読めない程に劣化しており、岩には女性名の慰霊プレートが埋め込まれていた。
山頂の岩上より登って来たピークを振り返り見る。
お決まりの岩登りが始まった。 俺的には入山禁止の山で
危険なことをする必要は無い様に思うのだが・・・
てっぺんジジィ”は最高点に立たないと気が済まない様で、
今回もこの不安定な岩のてっぺんに立ってしまった。 今回の山行き
でこのシーンを見ているのが一番ハラハラドキドキして怖かった。
烏ヶ山から鳥越峠方面と ”大山”の優姿を見る。
左右に日本海も見えているが、霞んでいて絵にはならない。
ここから見る大山はアルプスの様相をしており恰好の良い山だ。
天狗ヶ峰までは行ったが崩壊尾根が怖くて剣ヶ峰まで行けなかったのが悔やまれる。
が、リベンジは考えられない。(残雪山なら行けるかも知れないと思ってはいるが)
ポカポカと暖かい山頂で絵画の様な大山を眺めながらお昼とする。
今日の陽気なら大山は大変な人出と思うが、登山禁止の烏ヶ山は貸切状態で寂しい位だ。
今回は珍しく山頂で25分も休憩してしまった。
下山時に登り返しのピークを見る。GPSを見ると烏ヶ山よりこのピークの方が標高が高い様だ。新小屋ルートへの脇道を探しながら下山するが脇道が見付からない。勇猛果敢な先輩は雪斜面を下ろうとしたが、雪が深過ぎて断念、正面ルートで下山することにした。
雪面を下って登山道に入るが、登山道は笹薮で覆われ、
雪融け水が流れ歩き難い、適当に雪面を下った方が歩き易かった。
以前から行ってみたかった”湯原温泉砂湯”に付き合ってもらう。
正に ”日本一の無料露天風呂”と言われていることはあるスケールで脱衣室も新しくなっている様だ。 混浴であり、今日は勇気ある女性が一人浸かっていた。
裸で失礼します! 山で疲れた体を
ほぐすのには最高の温泉です。
本当に良い温泉だった
  これまで日本各地で安い温泉、無料の温泉に沢山入っているが、泉質、湯温、
風景でここに勝る温泉には入ったことが無い。 この規模で駐車場を含め無料なのだから驚きである。砂湯と謳っているが湯底は砂利であり、歩くと足の裏が痛い。地元の人に大雨ではダムの放流で砂で埋まってしまい、脱衣場も流されてしまう話を聞きながら、今日は長湯をしてしまった。
高速道路土日千円は最高
  今日は3人だったのでガス代を含めた蒜山への往復交通費が一人当たりたったの1600円には一同大感激。
面白い山だった
  久し振りに充実した山登りが出来た感じがする。季節的にはもう少し雪が乗っているシーズンの方が歩き易かったのかも知れないが、アイスバーンの無いこの季節も捨てたものではなかった。
我々には特に危険箇所は無かったと思えたが、登山を禁止されている山には入らない方が無難と思います。
 今日の温泉
Road Map:米子道、湯原ICからR313を少し北上する。