兵庫県神戸市北区有野町唐櫃

2019年10月04


日本の滝に戻る

Road Map :県道15号線、有馬街道から唐櫃台団地の東奥に入る。
Route Map:車止めのある林道から簡単に行けたが、まだ着いていないと間違えて林道を
             迷走してしまう。
近畿エリアの滝』  今回は下見と言いながら、目的地を通り越して、随分と林道をさ迷ってしまった。
蓬山峡
  1人での沢登りは危険を伴うので登山靴での下見だけとしたが、最低、長靴は履いておくべきだったと反省する。 今回、調べた限りでは滝見をするには迂回路が無く、沢靴を履いて水に全身が浸かっても良い装備が必要なので、相棒が居ない今は当面、沢登りはしたくない。 でも、沢靴を履いて無理のない範囲でリベンジしてみたい。
今日の滝巡り
  蓬山峡 → 川上の滝
蓬山峡
  神戸市北区に滝群がある ”蓬山峡”なる峡谷があるのを知ったのが、つい最近のことで、調べてみると六甲山系なのにキャニオニングで有名な所らしいことが判った。 有料キャニ
オニングはガイド料、レンタル装備等が込みで¥8,500なので高い感じはしないが、よい歳をして水遊びはしたくない。 キャニオニングが出来るくらいだから水深は深いと予想出来るので、今回は沢登りを止めて登山靴で見れる範囲だけを滝見する下見で止めておく。
ほうざんきょう
散策時間:2時間26分(大半が間違った林道歩き時間)
今回、沢登り装備をしていなかったので、滝群が連なる長尾谷には入れなかった。
結果として大半の林道歩きが、蓬山峡を通り越した無駄な歩きだった。
車止めされた林道入口は唐櫃団地の奥にあり、かなり判り難い。
今回は沢登りをする気がないので登山靴で10時20分に歩き始める。
通行止めの看板には六甲森林線の表示があったが、どこまで通っているんだろう。
舗装された綺麗な林道を緩やかに下って行く。 左側からは奥山川の大きな沢音が聞こえて来る。
沢に下りて見たいが、崖が続き、沢に下りる手段が無かった。
林道から奥山川を覗いてみると、激しい流れ、小さな滝が沢山見えた。
林道に分岐が出て来て地道(後に滝見道と判る)に入ると沢に出ることが出来た。
何の表示も無かったので無名滝だと思われるが、綺麗な滝を見ることが出来た。
上と同じ滝を違う角度から見る。
上流側を見ると小さな滝が見えていたので、登山靴で行ける
範囲を遡上してみる。 長靴を履いて来れば良かった。
下流側に下り、同じ滝を見る。
遡上出来たのもこの辺りで限界である。 これが ”長尾谷F1”かも知れない。
そうだとしたら、この上流に ”鍋谷の滝”があるはずであるが、登山靴では行くことが出来ない。
樹林の隙間から砂防ダムの綺麗な流れが見られたが、
砂防ダムに行く事は出来なかった。
更に上流にあるはずの滝を探しに林道を上って行く。
かなり大きな滝で、この時には滝名が判らなかったが、帰宅後の調べで、
これが目的の ”猪ノ鼻滝”だと言うのが判った。
林道から大きな滝が望めたが、沢までは凄い崖で、沢に下りる手段が無かった。
林道の橋の上から見た落差8mの ”猪ノ鼻滝”の滝口と滝壺。
最終目的の滝に着いたとは気付いていないので、
この後、3本の林道を散策し、45分のロスタイムとなる。
表示もナビテープも無かったが、踏み跡に踏み入れるとロープがぶら下がっていた。
林道を歩けど歩けど何も無かったので諦めて引き返していると、
偶然、沢に下りられそうな踏み跡を見付けた。 これは見付けられなかった。
沢に降りることが出来たが、滝は左側の奥にあり、右岸からはまったく見えず、
滝を見るには左岸に渡る必要があった。
ロープに頼らないと下れない急斜面を降りる。
長靴で来なかったことを後悔したが、目の前の滝を見ずに済ますのは勿体ない。
幸い、沢の水深は浅かったので、裸足になって左岸に渡ることにした。
左岸に渡り岩壁の奥を見ると落差7mの2段瀑である ”ゴルジュの滝”だった。
正式名は ”不動滝”らしいが、”不動滝”は臭い滝名なので、ここでは ”ゴルジュの滝”としておく。
本格的な沢登りでは左側の壁をへつって上流に行くらしい。
この上流には先ほど、橋の上から見た ”猪ノ鼻滝”がある。
下流側には裸足でも歩ける砂地の沢が広がっていた。 これは下流にある砂防ダムの影響なのが後で判る。
沢に降りることが出来たが、大した渓流では無かった。
林道に戻り、下って行くと又また印の無い踏み跡を見付けることが出来た。
往路では見送っていた ”蓬山峡ポンプ場”の施設に寄ってみる。
左岸に支流から流れ落ちる大きな滝が見られたが、樹林で邪魔され全容は見られ
なかった。 沢は水深があり登山靴でも裸足でも渡渉は無理そうなので諦めた。
一見、行止まりに見えたが、薮の中に微かな踏み跡があったので沢に降りて見る。
立入禁止の施設内に入ってみる。
沢に降りて見ると小さな無名滝が流れ落ちていた。
角度を変えて無名滝を見る。
同地点から上流側を見る。
橋の横には往路では気付かなかった遊歩道があった。
林道に戻り駐車地近くの橋の上から ”奥山川”の上流側
を見ると滑滝が長く伸びていた。
沢に降りて上流側を見るが、滝の様な渓流があっただけだった。
夏には、この河原が人気の水遊びになるらしい。
下流側を見ると橋の上か見た滑滝が長く伸びていた。 夏の水遊びは、この浅瀬で行われるのだろう。
不手際が色々あって2時間26分で車に戻る。
後ろに見えているのは阪神高速北神戸線である。
鍋谷ノ滝(未達)
不動滝(落差7m)
猪ノ鼻滝(落差8m)