兵庫県西宮市山口町船坂

2019年10月04


日本の滝に戻る

Road Map :県道51号線の有馬街道と県道82号線が交差する船坂から船坂谷への林道を
            終点まで走る。
Route Map:林道終点から沢沿いに伸びる林道跡を南下して行く。
近畿エリアの滝』  六甲山系にこんな滝があるなんて!
川上の滝
  シンプルで優雅な滝であったが、個人的な好みは、この手の滝では無く、
渓流瀑的な訳の判らない流れをしている変化の多い滝が好みである。
今日の滝巡り
  蓬山峡 → 川上の滝
川上の滝 (落差10m)
  我がふるさとである西宮市に、こんな滝があるとは聞いたことがなかった。
ネットで調べてみると ”川上の滝”を訪れている方が多く、滝姿の評価も結構良い様なので、台風17号通過で雨が降ったあくる日に行ってみる。
かわかみのたき
散策時間:1時間19分
林道入口を見付けるには ”珈琲ベルグ”の喫茶店の看板が目印になる。
この先で林道は崩壊していた。 先程、進入したタイヤ痕がまだ残っていた。
”蓬山峡”を散策した後は昼飯も食わずに船坂に移動して、林道終点まで走る。
一旦、更に奥まで走ったが、崖崩れで車が走れない状態だったので、この駐車地まで引き返して来た。 今回も登山靴で13時18分に歩き始める。
かつてはコンクリート橋が架かっていたのであろうが、水害によるものなのか
ずたずたに壊れた状態になっており、渡渉して越える。
林道跡を進むと ”水場”の表示が出て来たが、
”水場”も崩壊して立入禁止となっていた。
2017年9月のブログにはまだ工事中と書かれていた ”流石止めダム”が見事に
完成していた。 しかし、このダムの建設機材はどこから搬入したのだろうか?
対岸に道路があるのか?
林道跡を進んで行くが、河原の様に石がゴロゴロしており、歩き難い。
デカイ岩が出て来る。
ダムを越えると登山道が左からの沢水で崩壊していた。
変わった形の砂防堰堤が出て来た。
この岩は遥か昔の落石の様に見える。
左端に砂防堰堤を越えるプラ階段があった様であるが、
プラ階段はバラバラに壊れていた。
六甲山系は水害を緩和させる砂防堰堤だらけではあるが、
この砂防堰堤は見上げる高さを誇っていた。
堰堤を越えるとか細いトラバース路となるが、ロープが張ってあったので恐怖感は和らいだ。
沢へ降りる道も少し崩壊していたが、通行には支障がなかった。
高巻きの道となるが、道としては明瞭に判別出来た。
渡渉個所があったが、登山靴でも問題無しだった。
歩き始めて42分で落差10mの分岐瀑である ”川上の滝”に着く。 岩肌が赤く染まり末広がりの
綺麗な滝であったが、滝口の奥に砂防堰堤が見えており、興醒めであった。
砂防堰堤が写り込まない様に調節したが、ばっちりと写り込んでしまっている。
滝口に上れる道があったが、砂防堰堤を見付けてしまったので滝口に行くのを止めて、
直ぐに復路に入る。
往路では砂防ダムの左端を上ったが、復路では迂回路見付けることが出来た。
が迂回路とは言え、沢に下る最後は崩壊していた。
間抜けな顔をした砂防堰堤に戻る。
立派な流石止めダムに戻る。 これが建設されたと言うことは、ここは土石流の可能性が高いと言うことだろう。
階段道の下り途中で見た沢の状態。
流石止めダムからの整備された階段道を下る。
林道の橋が崩落して地点に戻って来る。
滝までの往路は42分掛かったが、復路は早く37分で駐車地に戻れた。
水場で何かしていた方の車が1台増えていた。