兵庫県姫路市書写

2019年09月12


日本の滝に戻る

Road Map :書写山の東側に伸びる県道67号線から養鶏所への林道に入る。
Route Map:コースを判ってしまえば、簡単なものだったが、初めてならかなり難しい。
近畿エリアの滝』  大雨が降ったので、前回の道間違いを正て ”書写大滝”を目指す。
書写大滝、その3
  1週間前に ”書写大滝”の滝見に出掛けたが、様々の勘違い、予備知識の無さから、”書写大滝”に到達することが出来なかった。 あくる日にでもリベンジしようかと思ったが、同じリベンジなら大雨のあくる日の滝水の多い日に行こうと思ったのが、今日になった。 想定通りに滝水は充分あったのだが、時間帯が悪かったのか、陽が当たる渓谷、滝を見ることが出来なかったのが残念であった。
書写大滝、その1その2を参考まで。
書写大滝 (落差30m)
  標高たった371mの低山である ”書写山”に大きな滝があるとの情報から、先週の9月6日に訪れてみたが、下調べの不備から ”書写大滝”には辿り着けなかった。 辿り着けたとしても、しばらくは雨が降っていないので滝水不足の滝を見ていたことになっていたと思う。 昨日、結構な雨が降ったので、早速、リベンジすることにした。 今度こそ、大滝に辿り着くまで這いずり廻ってでも探そうと思っている。
しょしゃおおたき(仮称)
散策時間:2時間55分(寄り道あり)
駐車地から5分程で ”西兵庫信用金庫”の看板が立っている林道に入る。
先週は養鶏場に向かう林道途中に車を停めたが、今回は県道67号線にある広い
駐車スペースに車を停める。ここから林道入口までは100m程、離れている。
スパイク長靴を履いて6時45分に歩き始める。
養鶏場横は草が茂り道には見えなかったので、前回はここをパスしてしまった。
道はあるはずと草の中に踏み込んでみると、草の下には踏み跡があった。
養鶏場前の脇道は行き止まりであることを前回、確認しているが、
今回、再確認してみたが、やはり行き止まりであった。
やがて広い林道跡に出て、ここにも ”無断立入禁止”のロープが張られていた。
前回の清水谷からの林道跡は ”私有地”に付立入禁止であったが、こちらは
”国有林”に付立入禁止となっていた。 まあ、どうでも良いけど・・・
とても道とは思えない所を踏み跡を辿って草を分け入って行く。
林道跡を歩く事、27分で砂防堰堤にぶち当たり、ここで沢に下りる。
沢に下りると上流側に ”F1”の滝が見えていた。
林道跡は昨日の大雨で沢の様に水が流れていた。
やがて右側に沢も見えて来て沢沿いに進んで行く。
”F1”の滝口に登り、”F1”を見下ろすと、こちらの方が迫力があった。
落差6m程の ”F1”には水量が充分あったが、何の感動も無い滝だった。
”F1”から上流直ぐに今日の目的である落差30mの ”F2”、仮称 ”書写大滝”が
豪快に流れ落ちていた。 この水量は昨日の大雨のお蔭であり、普段はこんなには水量が無いものと思われる。 朝早い時間帯が悪いのか陽が当たっていないのが残念である。
”書写大滝”の上流部を見る。 部類としては段瀑であろうが、何段の滝なのか判断出来ない。
”書写大滝”の滝口へは崖で下りられず、更に上の廃屋のある所から沢に下りる。この場所には石仏が多く残っており、信仰色が強く、滝行が行われていたのか。
ここは ”書写山”への参道になっていたのかも知れない。
左岸を巻いて ”書写大滝”の滝口に向かう。
微かな踏み跡と古いナビテープが見られた。
廃屋の目の前は広いナメになっていた。
最近、スパイク長靴の利きが悪くなっているのでうかつにナメを歩けない。
恐々、ナメの縁まで行くと ”書写大滝”の滝口が見えたが、あそこまで下りる手立てがない。
危険な場所には近付かない安全第一とする。
ナメの左岸に林立する石仏群。
ナメの上流には小さな滝が落ちていたが、滝行が出来るような滝ではなかった。
滝口にも石仏と祠が見えていた。
更に上流側へは沢が二股になり、真ん中のゴーロ帯を進んで行く。 歩き難かった。
三筋の小さな滝が出て来た。 これが ”F3”なのだろうか?
周辺にシカが走り回っていたので時々 ”ヒル”チェックをしながら歩くことにした。
渓流瀑ともとれる沢の左岸を登って行く。
踏み跡に崩壊個所がおおかったが、通行困難な所は無かった。
砂防堰堤付近で濁っていた沢水も上流に行くに従い、
綺麗になって来た。 しかし、水量も減って来たのでは?
落差は15m以上ありそうな渓流瀑である ”F4”の滝。
”F4”滝の上流部。
”F4”の滝壺に下りるには水が流れる崖を降りる必要があったので、
安全面から割愛した。 滑落が怖かっただけですが・・・
落差7mの”F5”の滝に着く。 この滝は好みの滝姿をしているので、
ネットを見て、この滝が ”F5”の滝と記憶していた。
”F5”の滝からは渓流瀑が連続しており、どれが ”F6”の滝なのか
判らなくなってくるが、最上部に小さく見えているのが ”F6”の様だ。
落差7mの2段瀑である ”F6”の滝。
ネットではこれが最後の滝となっていた。
ここまで1時間35分。 ”F6”の滝口から更に上流部を眺めてから引き返す。
渓谷としては大したものではなかったが、渓谷を楽しみながら下って行く。
激流部もあったが、沢に下りる手立てがなく、上方から眺めるだけに終わってしまった。
”F4”の下流側は渓谷感が出ていた。
”書写大滝”の上部にあった宗教的施設のある所に戻って来る。
”書写大滝”を横から眺めると迫力満点だった。 ここから見る限りでは渓流瀑であった。
引返し45分にて ”砂防堰堤”に戻って来る。 滝見が出来たのでここで来た道を戻ることは
可能であったが、前回、何故ここに到達することが出来なかったのか調べる為に堰堤の左岸側を
下ってみることにした。 これは自分に取って大きな宿題であった。
1週間前には確かにこの道を通っており、古びたナビテープはあるが、
予備知識が無い限り、絶対ここが分岐点だとは判らない。
”砂防堰堤”の左岸側には踏み跡があり、少し下ると見覚えのある道が見えて来た。
ネットで分岐点の目印の様に言われている ”石仏”を見付けることが出来たが、前回、通った道からまったく見えない遠い所に ”石仏”があった。
”石仏”が置いてある位置から道まではこの距離があり、道かは見えるはずが無い。
分岐の目印であろう ”石仏”を探しながら歩いていたのがバカだった。
色々な謎が解けたので、すっとぼけた ”砂防堰堤”に戻る。
”砂防堰堤”から歩いて来た林道跡に引返す。
この林道跡は ”砂防堰堤”が作られる時に使用されたものだろうか。
沢沿いにナビテープがあったので対岸を見てみると前回通った林道が見えていた。
渡渉が必要なことが判っていれば、前回の残念でした。は無かったのに。
養鶏場横のヤブに突入して行く。
通行止めロープに戻って来る。 何故、林道跡はここで終わっているんだろう?
踏み跡があると判れば、踏み跡に見えなくもないが・・・
復路では林道から県道へショートカット出来たが、車は林道途中に停めるべきだった。
写真は県道の歩道に咲いていた綺麗な花。 花名は判らない。