鳥取県琴浦町山川

2020年03月01


日本の滝に戻る
Road Map :山陰道を琴浦船上山ICで下りて、県道289号線を南下する。
Route Map:鱒返滝橋の手前に車5台程の駐車スペースがあり、路駐する。
中国エリアの滝』  鱒返しの滝から千丈滝まで登山道を歩く予定であったが・・・
千丈滝を諦める
  沢歩きで行く方法も、正面登山口の正規の登山道で行く方法もあるが、
どちらにしろ往復で1時間以上は掛かってしまうので、後の滝見の時間が
無くなってしまうので、”千丈滝”を断念することにした。
  ”千丈滝”は今回が初めてという訳では無く、'10年05月に ”船上山”から ”甲ヶ山”に縦走した帰りに ”千丈滝のぞき”に行っているのだった。 記憶から無くなっていたが、この時、滝のぼりコースにも挑戦したが、
沢登りの装備が無かったので、中止した経緯がある。

'20年度の鳥取県の滝巡り
 鱒返しの滝、千丈滝 → 今滝漆原不動滝御滝山の三滝八反滝
鱒返しの滝 (落差47m)
  冬の山陰地方の天気は晴れることが少ないが、滝見なら曇り空でも良いだろうと雨の降ったあくる日に鳥取県の滝巡りを行うことにした。
  県道34号線は冬季通行止めであるが、今冬は暖冬であり、道路には積雪はなく、道路の通行止めは解除されていた。
  今日の天気予報では昼から晴れ間も出るらしいので、一番遠くで時間の掛かる 鱒返しの滝を最初の滝としたが、朝の5時半に家を出たので登山口に着いたのは8時半であり、まだ朝の時間帯であり、曇り空からは逃れられなかった。
ますがえしのたき


散策時間:2時間少々
県道34号線、鱒返滝橋の手前に路駐する。
千丈滝
雄滝(落差109m)
雌滝(落差90m)
千丈滝:雄滝(落差109m)、雌滝(落差90m)
  予定では ”鱒返しの滝”から登山道で ”千丈滝”までを歩くつもりであったが、分岐から直ぐの地点で枝が付いた状態の倒木で道が塞がれ、これを乗り越すにはキズまみれになりそうだったので、登山道で行くのは諦めて、車で千丈滝展望台の駐車場まで移動する。
散策時間:35分で途中敗退する。
”鱒返しの滝”の登山口から ”千丈滝”の登山口までは
車で5分程の距離しかない。
”千丈滝展望台”から船上山の ”屏風岩”を見る。 天気が悪く映りが悪かったのでレタッチで修正しまくっている。
同じく展望台から ”雄滝”と ”雌滝”を見るが、ここから見るか限りでは ”雌滝”の方が男らしい。
雄滝橋の左岸側に登山道の入口がある。
登山口には簡単な道標が立っており、安心して進めることになった。
”滝のぼりコース”となっていたのが少し気になったが、沢登りなら
兎も角、滝なんて登れる訳がない。 10時51分に歩き始める。
厄介なススキが綺麗に刈り払いされており、登山道はよく整備されていると思ってしまったが、大きな誤算であった。
直ぐに渡渉して右岸に渡ると、まともな登山道は無く、沢登りの感じになる。 その内、左側にまともな登山道を見付け、そちらに進んでしまった。
しっかりした登山道を進んで行くと、どうも違う方向に進んでいる感じがして、途中で中断することにした。 どうもこの登山道は先程の ”鱒帰りの滝”からの登山道と繋がっている様だった。 あの登山道をそのまま進んいれば、ここに来てしまったのかも知れない。
鱒返滝橋を渡った左側に ”鱒返しの滝”への登山口があり、
その対面に車が1台停めることが出来る駐車場があった。
積雪が無いので県道34号線の冬季通行止めは解除されていた。
観光協会が頑張っているのか、立派な案内板が立っていた。
8時51分に登山道に入る。
直ぐに右へ曲がれの道標が出て来る。
ジグを切って急斜面を登った後は、穏やかな水平道となる。
22分にて ”千丈滝”への分岐に着く。 まずは ”鱒返しの滝”
に行き、その後引き返して ”千丈滝”に行く予定としている。
沢から遥か高い地点の水平道を歩いて行くと ”展望台”に着いた。
ここまで29分の距離、意外と近くにあった。
滝は三段と書かれているが、下流側の
二段の滝は見えていないのか。
落差47mの ”鱒返りの滝”は中腹が膨らんだ特異な滝姿をしており、魅力的であった。
見えているのは ”上の滝”だけで、滝壺から直ぐ下の ”中の滝” 更に下流の ”下の滝”は
樹木に遮られて、ここからは見えていない。 展望台の横には ”一枚岩渓谷”へ行くロープが
ぶら下がっていたが、今日は危険なことをしたくないので ”一枚岩渓谷”は割愛しておく。
スギの落葉が堆積しているが、登山道ははっきりしている。
分岐点に引き返し、”千丈滝”へ向かう。
登山道から ”鱒返しの滝”が見えたのでびっくりした。
肉眼ではこんな感じで滝壺は隠れてしまっている。
ズームでは展望台と変わらない滝姿を見ることが出来た。
”一枚岩渓谷”は登りから始まった。 ここを越えると水平道になる。
まったく知らなかったが、諦めていた ”一枚岩渓谷”に行ける道が出て来た。 200mの距離なら言っておいて損はないだろう。
立派な登山道の途中に更に ”一枚岩渓谷”への分岐があった。
粘土質の滑り易い急な斜面を下ることになる。
急下りから枝沢に出ると、落ち着いた道となる。
本流が見えて来た。
先程の枝沢は小さな滝となっていた。
1時間10分にて ”鱒返しの滝”の滝口となる ”一枚岩渓谷”に下り立つ。
のんめりした岩が広がり、”一枚岩”の感じでは無かったが、良い雰囲気であった。
滝口の左岸側には安心して立っていられる場所が無く、右岸からなら、滝を覗けそうであるが、
水量が多く長靴に水が入ってしまいそうなので右岸に渡れない。
滝壺へ行けなかった分、滝口を覗いて見たいのだが、危険を冒したくないので、ここは諦める。
上流側にも小さな無名滝があり、深そうな滝壺とマッチしていた。
更に上流は、行ってみる気力が湧かなかった。
2時間02分で車に戻ると、車が1台増えていた。
登山道では会わなかったので、どこに行ってしまったのだろう。
淡々と下って登山口に戻る。
”千丈滝”への分岐に戻って 登山道を歩き始めると、登山道を塞ぐ枝付きの倒木で道を塞がれ、通過するには傷だらけになりそうだったので、方針を変更して車で行く事にした。