兵庫県豊岡市赤石

2018年05月04


日本の鍾乳洞に戻る

Road Map :R312を豊岡市に向かって北進し、円山川を右岸に渡り県道548号線を走る。
Route Map:玄武洞公園周辺の無料駐車場が多数あり、入園料も無料となっていた。
日本の鍾乳洞』 鍾乳洞ではないが、兵庫県には鍾乳洞がないので鍾乳洞の分類に入れておく。
ウィキペディアから
 国の天然記念物に指定され、山陰海岸国立公園に含まれる。玄武洞のほか、青龍洞、白虎洞、南朱雀洞、
北朱雀洞の洞窟が玄武洞公園として整備されている。約160万年前の噴火によって噴出されたマグマが冷却され、玄武岩溶岩の厚い層が形成された。その後、河川による侵食により玄武岩塊がむき出しとなった。
  玄武洞の玄武岩はマグマが冷却される際に体積が小さくなることでできる割れ目(節理)が顕著で切り出しやすかったこともあり、これを人々が採掘し、その採掘跡が洞窟として残った。つまり洞窟は天然のものではなく、坑道・採掘跡地である。ここで切り出された玄武岩は周辺地域で漬物石や石材として使われており、現在でも城崎温泉の大谿川護岸や豊岡の石積みなどで見ることができる。
  玄武岩の柱状節理によって、洞窟内では亀甲状の天井や5〜8角の石柱がみられる。江戸時代後期の文化
4年(1807年)幕府の儒学者・柴野栗山がここを訪れ伝説上の動物玄武の姿に見えることから「玄武洞」と名付けた。 2007年、日本の地質百選に選定された。
玄武洞
流石は日本の天然記念物に認定されているだけのことがあり、見応えがあった。
なにより、駐車場も入園も無料なのが一番の感動だったかも知れない。
今日の兵庫県北部の観光
  猫崎半島-1 → 猫崎半島-2 → 玄武洞
玄武洞
玄武洞へは最初の車を購入した18歳(50年前)にドライブで一度訪れており、その後は海釣り、スノーケリングで何度も対岸の県道3号線を走っているが、再度、訪れたいとは思ったことがない。
最近、全国の鍾乳洞巡りにハマり、兵庫県には鍾乳洞が無いことから、玄武洞で誤魔化すことを思い付いた。
げんぶどう
玄武洞
青龍洞

北朱雀洞
南朱雀洞
白虎洞
玄武洞ミュージアムの入館料は\800であり高過ぎるので入らず。
隣接してお土産屋、レストランが並んでいた。
G・Wの真っ只中であり、駐車無料、入園無料が相まって沢山の観光客が来ており、駐車場は一杯であったが満車にはなっていなかった。
クリックで少し拡大します。
それぞれが近い距離にあるので難なく見物を終えられそうである。
まずは南端の ”青龍洞”から見て行く。 右端には小さな滝があり、滝壺ならぬ水溜りが出来ていた。
玄武洞の西向きの方向を考えて午後には陽が当たるかもと時間調整して来てみたが、
晴天から曇り空になってしまい、無駄な計画となってしまった。
柱状節理は各地の山で見て来たが ”青龍洞”の規模は半端ではなかった。
単純な柱状節理ではなく、様々な方向に向いているのが面白い。
”青龍洞”の右側の柱状節理は見事な本数になっていた。
”青龍洞”の左側の柱状節理。
”青龍洞”の正面の柱状節理。
メインの ”玄武洞”に移動する。 採掘された2つの洞窟が痛々しい。
立入禁止なので採掘跡がどこまで続いているのか確認することが出来なかった。
柱状節理の石は重要な収入資源だったであろうが、国の天然記念物に認定されてからは採掘出来なくなったのか。
”玄武洞”の左側の採掘跡。
”玄武洞”の右側の採掘跡は奥深そうに見えるが、実体は判らない。
これを読んで ”日本の地質百選”と言うカテゴリーがあることを初めて知った。
”日本の滝百選”巡りの後は ”日本の地質百選”巡りでもやってみようか。
栃木の山友が ”百”と言う数字には魔力がある! と言っていた。
観光客は沢山来ていたが、園内に散らばるので混雑はまったなかった。
それぞれの洞へは歩き易い遊歩道で繋がれており、息を切らせることはなかった。
名前通りに北の端にある ”北朱雀洞”(きたしゅじゃくどう)を見る。
それぞれの洞がそれぞれ違う顔を見せてくれるので飽きることはなかった。
それぞれが好き勝手に曲がっている感じがする。
”北朱雀洞”にも採掘跡が見られたが、ここも立入禁止なので深さは判らなかった。
”北朱雀洞”の直ぐ隣にある ”南朱雀洞”は小振りであるが見ておく価値は充分あった。
鉄は熱い内に打て! 石は熱い内に曲げろ!
最後に ”白虎洞”を見る。 ここは全てが横向きの柱状節理となっていた。