岐阜県郡上市八幡町安久田
『日本の鍾乳洞』 全体的に華やかさは無く、薄暗く陰気な印象だったが、有料の価値は充分あった。
大滝鍾乳洞公式HPから
大滝鍾乳洞は総延長2kmに及ぶ東海地区最大級の石灰洞窟です。
現在は鍾乳石の発達した約700mの通路を公開しています。
洞窟内最深部には落差30mの地底滝があり、これに代表される豊富な水が今なお鍾乳石を成長させています。このため大滝鍾乳洞の鍾乳石は本来の色である乳白色のものが多いのが特徴です。金属イオンが溶け込んだ赤い鍾乳石や光を透す透明度の高い鍾乳石壁面に咲いた数え切れない石華や石筍石柱などさまざまな種類の鍾乳石をご覧いただくことができます。
大滝鍾乳洞散策
鍾乳洞の入口まではケーブルカーで運んでくれるのはユニークで面白いが、出口からはケーブルカーには乗れず、歩きで下ることになる。洞内は階段によるアップダウンが多く、御高齢には息が切れそうだ。鍾乳洞としては特に目を見張るものは無く、見所は
”大滝”くらいだったと思うが、水量が少なかったのが悔やまれる。水量の多い時はあるのだろうか。
今日の鍾乳洞巡り
大滝鍾乳洞 → 縄文鍾乳洞 → 郡上鍾乳洞 → 鍾乳洞蛇穴 → 美山鍾乳洞 → 関ヶ原鍾乳洞
大滝鍾乳洞
岐阜県の鍾乳洞としては今年の7月に ”飛騨鍾乳洞”を見学しているが、他にも入洞出来る鍾乳洞が6つあり、それを一日で巡るべく計画したみた。早朝の5時に自宅を出発すれば大滝鍾乳洞の営業開始時間の9時に着くことが出来た。入洞料は千円であるが、近くにある縄文洞500円とのセット券を購入すると計1300円に割り引かれる。
おおたきしょうにゅうどう
郡上八幡の鍾乳洞群
入口まではケーブルカーで楽チンであるが、洞内は結構なアップダウンがあった。
記念撮影用のお立ち台。 きっちりと今日の日付になっていた。
観光バスも停めることが出来る広い駐車場からケーブルカー乗り場へ歩いて行く。
鍾乳洞入口まで運んでくれるケーブルカー乗り場。
ケーブルカー料金は入洞料に含まれている。
ケーブルカーの降り口が鍾乳洞の入口となっていた。
上の駅には係員が居ないのでケーブルカーを降りる時には自分でドアを開ける
必要あり。木製のケーブルカーは風情があった。。
大滝鍾乳洞の入口、出口はここより少し下側となる。
入口からしばらくは補強された岩穴が続く。
案内図の最初の見所であろう ”竜王洞”は長年の照明でコケが生えて汚い感じがする。
小振りな鍾乳石ばかりで圧倒される鍾乳石は見られない。
階段によるアップダウンが多く運動不足の高齢者にはきつい感じがする。
天井の低い通路も多く、天井によく頭をぶつけてしまう。
ブルーライトによる照明は自然感を損なっている。
鍾乳石が伸びる速度より汚れて行く速度の方が早い感じだ。
通常から湿っている状態なのか、コケが生えて見栄えが悪い。
ここがハイライトであろう大滝不動尊のある大広間に着く。 ここが最奥の様である。
天井は高いが照明は天井まで届いていない。
落差30mの ”大滝”はもっと水量が欲しい感じだ。
ことだまはレンズに付いた水滴の影響だろう。
鍾乳洞に不釣り合いな石仏。
自然を楽しむ鍾乳洞に人工の石仏は要らないが、
作品としては素晴らしいと思う。
階段の足元に注意していると、天井に頭をぶつけてしまう。
鍾乳石のつらら群であるが、サイズは極々小さい。
こじ付けの表題と実際の形状が近くない。
後は人工的に掘られた様な狭い道を抜けていく。ここでもよく頭をぶつけた。
22分で出口に着き、大滝鍾乳洞の散策を終える。
入口と違って、出口は寂れた状態だった。
周辺にはニジマスの釣り堀が展開されており、貸し竿300円で釣り放題らしい。
釣ったニジマスはBBQで焼いて食べることが出来るとか。