岐阜県下呂市小坂町落合

2017年06月10


日本の滝百選に戻る

Road Map :R41を飛騨小坂で県道437号線に入り、巌立峡に向かう。
Route Map:林道脇に駐車場あり。三ツ滝から遊歩道を歩いてでも行ける様だ。
日本の滝百選』  長年の歳月で滝水が岩峰削って行った様子がよく判る滝だった。 沢水の透明度が抜群に綺麗だった。
小坂の滝巡りのHPから
あかがねとよ(落差:14m)
  行者橋を渡り、さわら谷林道(平坦)を30分程歩くと見られます。
「あかがね」は銅を意味し「とよ」は「雨樋」を意味します。渇水期になると雨樋に程水が流れませんが、滝壷には水があります。 これは、上流で溶岩の下を伏流するためで、滝の名がつかない滝は小坂ではここのみです。
からたに滝(落差:15m)
 あかがねとよから徒歩1分、さわら谷本流にて見られます。かつての滝壷がドーム状に大きく現在の滝壷を覆っているため音が反響します。 林道から聞こえる滝の音もからたに滝です。
また、虹も観察できます。 晴れて日が射す午後に見ることができます。
あかがねとよ、唐谷滝
  この2つの滝へは ”三ツ滝”から遊歩道が伸びているらしいのでは歩いて行けなくはなかったのであるが、がんだて公園の管理人から駐車場があると聞かされて、今日の林道開通を待ったのである。
  お蔭で往復5.6kmの遊歩道歩きをせずに、簡単に滝見をすることが出来た。
沢水の透明度がハンパでなかった
  渇水期には滝壺に伏流水が流れ込むとの話しから、地下水としてろ過された水も混ぜり込んで、沢水の透明度が高いのではと思ってしまう。
根尾の滝へ向かう
  今回の目的地である ”根尾の滝”へ車を走らせる。
唐谷滝 (落差15m)
本来、根尾の滝を含めてこの2つの滝は昨日に滝見を済ませているはずであったが、思わぬ林道通行止めに合ってしまい、通行止め手前の三ツ滝のみ、昨日に済ませておいた。
今日は日本の滝百選に選ばれている根尾の滝見がメインであるが、そこまでの林道手前にある”あかがねとよ”と同じ場所にある”唐谷滝”を先に滝見しておく。
からたにたき
あかがねとよ
 (落差14m)
がんだて公園〜唐谷滝は地道の悪路、唐谷滝〜根尾の滝も地道の悪路であったが、この悪路の判断は車種とドライバーにより変わると思う。
昨日は通行止めだった林道を走り唐谷滝遊歩道の駐車場に着く。
このまま林道を走り続けると根尾の滝への駐車場に行く事が出来る。クリックで拡大します。
小坂の滝めぐりには多くの滝が存在するが、滝名に滝の文字が入っていないのは”あかがねとよ”だけらしい。5時37分に散策を始める。
唐滝への遊歩道入口には車5台程の駐車場があった。
小坂の滝めぐりの一貫として標識、ガイド板はよく整備されていた。
椹谷とカラ谷が合流する沢に降り立つと、二つの滝は目の前にあった。
滝見の遊歩道と言っても軽く沢まで下るだけだった。
本滝の前に立っていた説明板には ”あかがねとよ”の滝名の由来が書いてあった。これを読んで滝名を納得する。
写真の手前まで水が張っているが、手前の水が透明過ぎて見えず、足を突っ込んでしまった。浅かったので靴は濡れずに済んだ。これまで数々の綺麗な沢水を見て来たが、ここの沢水の透明度は群を抜いていた。
落差14mの直瀑の様な渓流瀑である ”あかがねとよ”は名前の由来が理解出来る滝姿をしていた。長年の歳月で滝水がここまで岩盤を削ったのだろう。渇水期には滝水が涸れることがあるらしい
ので滝水が見れただけでもラッキーである。それにしても滝壺の透明度は特筆ものである。
小さな滝と言ってしまえばそれだけであるが、全体の雰囲気が良く、早朝で陽も射していないのにこの滝壺が溜まらなく個人的にはお気に入りとなった。
”あかがねとよ”の直ぐ下流に別の沢である椹谷から流れ落ちる
”唐谷滝”があった。正午には虹が見られるの文面が残念だ。
周辺一帯は溶岩台地であり、河原にも溶岩流の痕跡が見られた。
落差15mの直瀑である ”唐谷滝”は滝壺に轟音を響かせて流れ落ちていた。
”あかがねとよ”とは水源が違い本流からの流れなので水量が随分と違っていた。
滝飛沫が酷くてカメラが濡れてしまうので、これ以上は近付けなかった。
遊歩道を駐車場に登り返し、滝見を終了する。
'17年年度の岐阜県の渓谷、滝巡り
   06/09:付知峡三ツ滝仙人滝宇津江四十八滝大倉百滝
   06/10:唐谷滝 ⇒ 根尾の滝 ⇒ 恵那峡