徳島県神山町神領
『日本の滝百選』 高根谷川沿いにうぐいす滝、不動滝、地獄渕、もみじ滝、観音滝、雄滝、雌滝が点在する。
ウィキペディアから
中部山湲県立自然公園の指定区域、吉野川の下流で合流する鮎喰川の支流の高根谷川水域にある。
右に落差45mを三段に落ちる雌滝と、左に落差27mの直落の雄滝を配する夫婦滝である。
滝の名の由来は、かつてこの地の農民が干魃の際に、ここで蓑笠を着て鐘・太鼓を打ち鳴らして雨乞いを行ったことに由来する。 滝には竜王神と不動尊が祀られている。
駐車場より遊歩道沿いに、うぐいす滝・不動滝・地獄淵・もみじ滝・観音滝などが楽しめる。 特に紅葉時期は美しい。 滝の上方の標高700m地点には卑弥呼伝説の残る高根山悲願寺がある。
雨乞の滝
”雨乞の滝”とは”雌滝””雄滝”の”夫婦滝”の総称の様であり見応えがあったので、四国まで来た甲斐はあった。そこまでにも小さな滝群があり、退屈しない遊歩道であったが、曇り空が悔やまれる。
〔078〕雨乞の滝 (落差45m)
道の駅 ”温泉の里 神山”で車中泊をしたが、早朝に目が覚めてしまい、滝見物なので早く行ってもしょうがないが、退屈なので
”雨乞の滝”に向う。
四国の山の中に入ってしまうとコンビニどころか売店の無い場合が多いく兵糧攻めに合う可能性が大なので自炊道具と食料を揃えて行く。
ガスバーナも持って行くが走りながらお湯を沸かすことが出来る電気ケトルも積んで来た。
道の駅 ”温泉の里 神山”で車中泊とする。3日間は晴天のはずだったが夜中には雨が降った。 日の出の時間が遅く部厚い雲に覆われているので中々夜が明けない。
6時18分に第二駐車場から歩き始める。この先に橋があった様で、
その橋が完全に崩壊し工事はそれを修復していた。
神山町役場近くから林道に入り舗装された林道を走って行くと第二駐車場に着いたが、第一駐車場への道は工事中で通行止めとなっていた。
第一駐車場まではどれ位歩かなければならないのか? 取り合えず第二駐車場に車を停める。 曇り空なので中々明るくなってくれない。
第一駐車場までは直ぐの距離だった。 第一駐車場にあった観光マップ。マップはクリックで読めるサイズまで拡大します。
崩壊した橋に対処して迂回路が出来ていた。
トイレもある第一駐車場の奥から滝見の遊歩道が始まる。
遊歩道は簡易舗装で整備されていた。
樹林帯の中に入って行き、滝見としては薄暗い中を歩くことになる。
次ぎに ”不動滝”が出て来て、滝壺へ下りることが出来ないので遊歩道から写真を撮る。 レンズに水滴が付いている訳ではないのに ”ことだま”が三つ写っていた。 現に他の写真には ”ことだま”は写っておらず、
この写真だけに写っていた。 どう言う現象なのか判らない。
何の変哲もない ”うぐいす滝”が出て来る。
滝壺には遊歩道から沢に少し下る必要があった。
簡易舗装されている遊歩道は苔生していて氷の上を歩いている様によく滑り恐い。 登りで恐い位だから、下り時にはもっと恐くなるのだろう。
人工の堰堤が出て来たが、雰囲気に溶け込んでいた。
これは ”地獄淵”が終っている上流側の沢。
右側の下が ”地獄淵”なのであろうが、樹林で殆んど見えない。
片鱗を見た感じでは淵に相応しい沢だった。
”もみじ滝”への遊歩道は階段となっており、スリップに対しては安心して歩けた。 ”滝まで500m”の表示が出て来た。
”もみじ滝”の下流に点在する小さな滝群。
普通の滝の ”もみじ滝”
スリップしてしまうので階段道以外は歩けない。
37分にて ”雨乞の滝”の滝見東屋に着く。 遊歩道を更に30分進めば ”悲願寺”行ける様であるが、ここまでで散策は終了とする。
多段になった岩肌を流れ落ちる ”観音滝”は比較的見応えがあった。
東屋近くにあった説明板。
実は ”雨乞の滝”としての全景写真を撮り忘れており、これはウィキペデアから借用したもの。
紅葉していないので季節の違いが判る。 落水の少ない左が ”雌滝”、豪快な水量の右が ”雄滝”
共に違う源流から流れている様だ。 地図で確認すると ”雌滝”の源流は短く、水量の少ないのが
判った。
見掛けは二段滝に見える落差45mの ”雄滝”であるが、上部にもう
一段ある三段滝であった。 二段の滝壺には石仏が祭られており、そこ
までへはくさりがぶら下がっている。 くさり場の岩肌は極々滑り易そ
うなので、危険回避の為にくさり場は登らなかった。 すっかり恐がり
になってしまった。 と言うより危険を押して登る価値を感じなかった。
水量が少なく女性的な落差27mの”雌滝”
しばし、”雄滝”を眺めてから復路に入る。
第一駐車場に戻ると随分明るくなって来たが、部厚い雲が
掛かり晴れとは行かなかった。
松山市から紅葉刈りにハンターカブで来られた若者とは遊歩道途中で会い、この先に紅葉は無いと伝えると滝を見ずに下ってしまった。
この後、あちこちの滝で出会うことになる。
'15年の四国遠征
あまごいのたき