岐阜県高山市国府町宮地

2018年07月21


日本の滝百選に戻る

Road Map :県道473号線を荒川神社に向けて走ると案内板が出て来る。
Route Map:村道上に ”魚返りの滝”、”三休の滝”の案内板が立っている。
日本の滝百選』   2つの滝よりも無名の滑滝に見入ってしまった。
三休の滝
  滝は落差があり下幅も大きく逆扇状の分岐瀑で、案内板によればかなり昔から知られていた滝のようですが山中でもあり訪れる人は少なかったようです。
近年林道が整備され観瀑の客が増えて来た様ですが、文字どおり三段に休みながら落ちるような穏やかな滝で水量は少なめだが、この滝はあまり水量が多くないほうが美しいと思われ規模も大きく中々見事な滝である。
魚返りの滝
  道路から踏み跡を辿って滝に近づく。滝前は南向きに開けているが、周囲の木々も張り出しているため滝の上部と下部でのコントラストが強すぎて撮影が難しい。曇天か朝夕がよさそう。

宮谷川の滝
  名が通っている ”三休の滝”より、どうせ大したことはないだろうと思っていた
”魚返りの滝”の方が、しかも滝ではなく渓流に感激するものがあった。
出来ればもう少し沢登りをするんだった。
'18年、飛騨方面の滝見、観光
  07/21:イノシシ滝、三ツ滝 → 三休の滝、魚返りの滝 → 百間滝
         平金大滝、鬼滝飛騨大鍾乳洞銚子の滝
  07/22:剣ヶ峰に登らない乗鞍岳

宮谷川の滝
”三休の滝”は地図にも滝名が載っており、落差もあり、比較的有名な滝の様であるが、魚返りの滝は落差が少なくまったく期待出来ない滝であった。 実際、滝見しても感激する程の滝では無かったが、その上流に流れる渓流瀑と言うか滑滝と言うか、途中にはヒョングリもどきもあり、この渓流の方が面白いと思った。
みやたにかわのたき
三休の滝(落差36m)
魚返りの滝(落差4m)
三休の滝まで:Pから2〜3分。
魚返りの滝まで:Pから見える。
源水の川は同じだが、三休の滝と魚返りの滝は随分と離れている。
駐車場からは歩くと言う程の距離でも無く ”三休の滝”に着いた。
”魚返りの滝”の案内板を通り過ぎて、林道をどんどんと進んで行くと
”三休の滝”の案内板が出て来た。 ここを右折すると地道の林道となるが、
駐車場は直ぐ近くにあった。 駐車場から滝までも直ぐの距離にあった。
滝の横に立っていた説明板であるが、古い文字で書かれており読む気にはなれない。
落差は36mと言われている3段瀑の ”三休の滝”は普段から水量が少ないらしい。
見方に寄れば5段の滝にも見えるのであるが、どうでも良いか!
面白い滝姿であるが、もう少し水量が欲しいところである。
林道を引き返して ”魚返りの滝”の案内板まで戻って来る。
滝の姿はまったく見えないので、この案内板だけが頼りであったが、
ここからは滝音が聞こえて来るだけであった。
立ち木の隙間から覗き込むと、落差の小さい滝が見えたので、
これが ”魚返りの滝”なのだろうか。
上流側にも同じ様な滝が見えたが、これでは滝見したとは言えない。
作業道からは立ち木越しに滝の上部が見えたので、崖を降ってみる。
沢に降りたいとの思いから周辺を探すと、作業道の様な道があった。
滝上に滝壺がある様なユニークな滝の上に出た。 岩盤の表面がザラザラしており、
スパイク長靴で充分なグリップが得られ、滝口の縁まで行くことが出来た。
岩盤のグリップが良いのでギリギリに立っても恐怖感は無い。 更に下にも滝が見えているので、
これが道路から見えていた2つの滝なのか。 どちらが ”魚返りの滝”なのか、2つ合せて
”魚返りの滝”なのか? が判らない。
上流側に目をやると、滑滝と言うか、渓流瀑と言うか見事な沢が広がっていた。
これ程に素晴らしい渓流に遊歩道が無いのはおかしい。 納涼地としては最高の場所である。
沢の流れの途中に小さなヒョングリが出来て来た。
ヒョングリが陽光を反射して氷の塊にも見えた。 素晴らしい納涼になった。