静岡県賀茂郡河津町梨本
Road Map ：Ｒ４１４を下田側から修善寺方面に走って行くと右手に
二階滝園地がある。
Route Map：二階滝園地(無料駐車場)から徒歩で片道１５分程度で
観瀑台に着く。
『日本の滝百選』 二階滝駐車場を基点に三つの滝を見ることが出来た。
pixpotから
二階滝は八丁湖から流れ出る河津川の第一番目となる滝です。
厳寒期には一条のつららになります。木の葉がある時期は二階滝の上部は見えず、下部だけが見える形になりますので全貌を見るには冬が良いでしょう。 二階滝は「にかいだる」と読みます。 この地方では河津七滝(かわづななだる)もそうですが、滝を「だる」と言うようです。
二階滝
滝見台からは間に茂る雑木が邪魔をして全容を綺麗に見ることが出来なかったが、落葉のこの季節はまだ見えた方だと思う。滝壺へ下りることが出来なかったが、
本格的な滝マニアは何らかと方法で下りていると思う。にわか滝マニアは深追い
してまで危険を冒さない。
榾場の滝、榾場下流の滝
道標も道も無いので、ある程度は滝の場所を知っていないと探しようがない。
一旦は探すのを諦めたが、滝の良し悪しとは別に諦めてしまうのは後味が悪いの
で、引き返して再度、滝を探したのは正解だったと思う。
榾場(ほだば)とはシイタケ菌を打ち込んだ榾木を並べて置く場所のことらしい。
二階滝 (落差20ｍ)
浄蓮の滝、上の滝を散策後、Ｒ４１４を南下し、新天城トンネルを抜けると二階滝の駐車場があった。駐車場には二階滝の名が付いていたのでこれは判り易かった。問題は榾場の滝(ほだばのたき)と榾場下流の滝であり、滝への表示が無く散策道も無い。二階滝を散策後、榾場の滝は諦めて、河津七滝に向かう。折角、伊豆まで来て二つの滝を諦めるのは勿体ないので河津七滝を散策後に引き返して榾場の滝を探すことにした。
にかいだる
榾場の滝（６ｍ）
榾場下流の滝（８ｍ）
散策時間：二階滝 ２７分、榾場の滝、榾場下流の滝 １５分
榾場の滝（落差6ｍ）
榾場下流の滝（落差8ｍ）
駐車場にあった ”二階滝”の説明板。 二階滝の滝水が河津七滝まで
流れているらしい。 クリックで拡大します。
観光化された有名滝は直ぐに探すことが出来るが、それ以外の滝は散策時間より滝探しの方が時間が掛かっている。 その点、二階滝は駐車場に滝名が付いておりＲ４１４沿いに大きな表示があったので直ぐに見付けることが出来た。
駐車場は広く綺麗なトイレもあった。
散策道と言うより登山道を緩やかに登って行くが、
この時は、こんな道が最後まで続くと思っていた。
９時１９分に駐車場横にある散策道の階段を上り始める。
登山道を数分歩くと舗装道路に出てしまった。 これは旧Ｒ４１４で、
ここまでの道は ”踊子歩道”と表示されていた。 道標にはしっかり
と方向指示がされいたので助かった。
旧Ｒ４１４は道路工事通行止となっており、車は走れない。
雨が降ったのか道路は濡れていた。
滝見台から目の前に落差２０ｍの二段瀑である ”二階滝”を見ることが出来たが、雑木が多く全容が見える場所がなかった。 滝壺まで行くには相当な崖下りが必要な様なので割愛した。
歩くこと１２分で道路沿いにある ”二階滝”の滝見台に着く。
中間部が見える所からは上部と下部が見えない。痛し痒しである。
ほだばのたき
まだ冬枯れの季節なので良く見えている方だと思うが、新緑以後には殆ど見えなくなってしまう様だ。良く見える位置を探してもこの程度しか見えない。
”榾場の滝”と”榾場下流の滝”は駐車場から国道を挟んで反対側にあるのは判っていたが、反対側には歩道も無く、ガードレールから直ぐに雑木が茂った崖なので、しばらくは探したが見付からないので諦めて、河津七滝へ行く事にした。
河津七滝を散策後、折角、伊豆まで来て諦めるのは勿体ないので、二階滝駐車場まで引き返して、再度、滝を探すことにした結果、”榾場の滝”はガードレール越しに見ることが出来たが滝壺へはロープが無いと下りることが出来ない。
遠望だけで済ます。
国道からズームで見た ”榾場の滝” 沢水の透明度が高く綺麗だ。
駐車場から５０ｍ程下流側の斜面に微かな踏み跡を見付け、沢へ下って行くと ”榾場下流の滝”があった。ここも滝壺の水が綺麗だ。
滝口から見るとキャニオニングが出来そうに見えるが、
実際の斜度は半端ではない。
滝壺に下りて見ると滝口は人口の堰堤の様にフラットになっていた。
これで滝巾一杯に巧く水が流れ落ちていた。 夏なら良い天然プールになりそうな滝壺だ。
ほだばかりゅうのたき
写真は榾場下流の滝
'１７年静岡県、神奈川県の滝巡り
二階滝駐車場から”二階滝”の案内板はあるが、
”榾場の滝”と”榾場下流の滝”は滝水音を頼りに探す必要がある。
