兵庫県姫路市安富町関

2019年09月29


日本の滝に戻る

Road Map :県道430号線を安富ダムを通り過ぎ、県道終点まで走る。
Route Map:東カニワ谷林道の入口に車を停めてクソギの滝までを往復する。
近畿エリアの滝』  遊歩道が完全に崩壊しており、難儀な滝巡りとなる。
クソブの滝
  滝水が少ないのは覚悟の上であったが、遊歩道が崩壊していたのは、予想外であり、崩壊部が急斜面であったので、登り下りだけで随分と時間を使ってしまった。  西カニワ谷、東カニワ谷には、まだまだ滝があるらしいので、雨降りの状況を見て、ヒルの居ない冬場にリベンジしてみたい。
本日の滝巡り
  クソブの滝 → 三ヶ谷の滝千畳の滝鹿ヶ壺
クソブの滝 (落差50m)
  クソブの滝は落差50mを有する大きな滝らしいが、普段は水量が少なく、滝水が枯れている時もあるらしい。 ここしばらくは雨が降っていないので、次の雨降りを待とうかと思っていたが、今日は ”鹿ヶ壺”に行きたいので、下見になってしまうかも知れないが、行ってみることにした。
  東カニワ林道を車で走行出来ないのでは? 勘違いしていたが、実際は林道が細くなる車止めまでは問題無く、車で行けることが判り、余分な散歩をしてしまった。
くそぶのたき
散策時間:2時間03分(林道歩き時間含む)
今日はクソギの滝、三ヶ谷の滝、千畳の滝、鹿ヶ壺を巡る。
東カニワ谷林道と千畳平への林道分岐に駐車スペースがあったので車を停める。
”クソギの滝”がある ”大かつらの木”までは1.1km、約25分。
林道を歩いても大したことはない。 8時41分に出発する。
東カニワ谷林道に入ると、舗装された道が続いていた。
こんな林道なら車で来るんだったと反省する。
何の為の小屋かは判らないが、古びたログハウスが建っていた。
林道が狭くなる所には車止めされていた。 ここは駐車スペースがあり、
ここまでは充分、車で来れそうだ。(歩いてでもたった7分程の距離)
古びた休憩東屋が建っていた。
林道が土石流で覆われた地点があったが、タイヤ痕が残っていた。
林道を19分歩いて ”大かつらの木”の遊歩道入口に着く。 昔はここまで車で入れた様である。
大かつらの木は天然記念物となっているが、中途半端な巨木には興味が湧かない。
遊歩道の入口から見上げる階段道が続いている様であるが、道標には0.1km、約5分と書かれていた。
沢沿いに擬木で整備されている急階段で息を切らす。
この上流に滝があると思われる沢には沢水が少なく、
今日の滝見は滝水が少ない残念な結果になることが予想出来た。
5分では着かなかったが、約8分で ”大かつらの木”に着いた。
更に少し登れば2本目の ”大かつらの木”が茂っていた。
共に根本まで行くことが出来る。。
下側に茂っていた1本目の ”大かつらの木”
崩壊した階段道で余計に歩き辛い。 乾いた地面に小さなヒルが這っているのを見付け、慌てて忌避剤の ”ヒル下がりのジョニー”を登山靴に吹き付ける。 その後、ヒルの姿は見掛けなかった。
滝を探して登って行くが、遊歩道は完全に流失しており、
滝への表示もまったく見当たらない。 ざれた急登が続く。
滑落しそうなトラバース路を見付け、遊歩道入口から30分で 落差70mの2段瀑である
クソブの滝”を見ることが出来た。 案の定、滝水が少なく迫力はまったく無かった。
近過ぎて全体が1枚の写真に納まらないので2枚の写真を繋いでいる。
滝下は結構な渓谷となっていたが、登山口では危険なので下まで降りるのは止めておいた。
斜面を登るに従い、方向的に滝口から離れて行き、踏み跡も無くなってしまった
ので諦めて引き返すことにする。 あの滝水の量であれば滝口に行ってもしょうがないだろうとの思いもあった。
滝口を見たいと思い上流側へ登って行くが、斜度がどんどん増して行き、
登りは良いが戻り時の下りが心配になる。
一応、”クソギの滝”を見ることが出来たので、このまま下山するつもりであったが、先ほど見た渓谷の下側を見たくなり、登山靴では危険なゾーンに入って行く。
引返しの下りは予想通りに困難であった。 歩き難く、時間ばかりが過ぎて行く。
岩を這い上がって上流側に行くが、岩伝いに下ることが
出来なくなり、上へ上へ登って行く。
大岩を乗り越えると ”無名滝”があった。
下るのが危なくて、怖くて登り続けて行くと ”無名滝”の上部を見ることが出来た。
この辺りの滝は滝水が少ないと共に岩肌が真っ黒なので汚点である。
高巻き、トラバースをして元の遊歩道跡に戻ることが出来た。
遊歩道に入って1時間28分にて林道に戻る。
遊歩道が崩壊していなければ、往復で1時間も掛かっていないだろう。
やっと、まともな遊歩道に戻ることが出来た。
S字状にターンしている林道を見る。
林道の車止めに戻ってくる。 通行止めとも書いていないし、車止めは簡単にどけることが出来るので、車で入ることは出来るが、落石が多いので車で入らない方が無難であろう。
随分と時間が掛かってしまったが、2時間03分で車に戻る。 東カニワ谷には
林道から沢山の滝が見えたので、次回は東カニワ谷を遡上してみたい。