兵庫県姫路市安富町

2019年09月23


日本の滝に戻る

Road Map :県道430号線を安富ダムを通り過ぎ、グリーンステーションに入る。
Route Map:ふれあいの館の無料駐車場に車を停めて、千畳平経由で周回する。
近畿エリアの滝』  3回目の ”鹿ヶ壺”であるが、何回見ても飽きない名勝地であった。
ウィキペディアから
  鹿ヶ壺は兵庫県姫路市にある落差70m以上の岩床を流れる多段の滝と数十の甌穴(滝壺)群の総称。 最大の甌穴は鹿ヶ壺といい、その形が鹿の寝姿に似ていることから通称となったとされる。 現在は甌穴群の総称で、県名勝の指定名は、鹿ヶ壺である。 また、鹿ヶ壺と千畳の滝、三ヶ谷の滝、千畳平などを含めた雪彦山南西麓のハイキングコースが整備されたレクリエーションゾーンは、やすとみグリーンステーション鹿ヶ壺と命名されている。
鹿ヶ壺
  今回で3回目の ”鹿ヶ壺”であり、近々は4年前だったのに、詳細の殆どは記憶から
消えていた。 記憶が消えているとは言え、イメージは残っているので感激は少なかった。ここを訪れたことの無い方には是非案内したいステキな名勝地である。
奥播磨かかしの里
  グリーンステーションの周辺には相変わらずに沢山の ”かかし”が立っていたが、
4年前に見た時より色褪せており、かかしも歳を取ることを感じ取れた。 元気でね!
今日の滝巡り
 クソブの滝三ヶ谷の滝千畳の滝 → 鹿ヶ壺
鹿ヶ壺
  前回 ”鹿ヶ壺”を訪れたのは4年前の '15年12月であったが、セオリー通りに下流側から上流側に向けて散策したので違和感は無かったが、今回は他の滝見も兼ねていたので、千畳平をスタートとしての下り方向で順次、観光して行ったので、違和感が残った。
しかがつぼ
兵庫県の名勝地
千畳平まで:1時間32分
鹿ヶ壺まで:2時間03分
周回時間:2時間40分
ふれあいの館の駐車場から三ヶ谷の滝、千畳の滝、千畳平、鹿ヶ壺を周回する。
”千畳平”から ”鹿ヶ壺”までは1.4km、約35分の距離。
下り方向なので楽チンな歩きになるだろう。
今回は ”三ヶ谷の滝”、”千畳の滝”を巡ってから ”千畳平”に到達したので、12時24分に ”鹿ヶ壺”方向へ下山を開始する。
よくぞ、これだけ植林したものだ。 風が通らないので蒸し暑い。
展望の利かないスギの植林帯に伸びる林道跡の様な広い登山道を下って行く。
途中に開けた個所があり、”三ヶ谷の滝”方向が見えたが、樹林が濃く、沢も滝も見えなかった。
道ははっきりしているが、俄然、細い道となる。
林道跡の広い登山道から、道標に従って細い道に入って行く。
ここは ”三ヶ谷の滝”への分岐となっていた。
”鹿ヶ壺”までは分岐が多く、道標が無ければ道に迷ってしまいそうだ。
”千畳平”から下り続けること31分にて ”鹿ヶ壺”の最上部に出る。
この辺りが「軍師 官兵衛」のロケ地になったらしく、その旨の看板が立っていた。
この滝は ”鹿ヶ壺”のエリアの上流域となるが、前回はここで引返したので、更に上流部まで足を伸ばしてみる。小さな滝は見られたが、砂防堰堤が出て来たので引き返した。
ここまでは遊歩道で簡単に来れるので、観光客が増えて来た。
これが甌穴群の代名詞となっている ”鹿ヶ壺” 水量は少な目であるが沢水の透明度が高く、嬉しい限りだ。
”鹿ヶ壺”の下流に続く ”鹿ノ尾” 尾っぽには見えないが・・・
これが ”オハグロ壺”らしいが、オハグロのイメージがまったく感じられない。
そこが見えない程に深い ”底無” 垂直に近い滑滝も魅力的だ。
左側の甌穴が ”底無”で、右側下の甌穴には ”駒ノ立洞”の名前が付いている。
駒ノ立洞”を正面から見る。 手前の岩が ”駒ノ立”なのか。 ここからだと ”底無”は滝部しか見えていない。
下に見えるのは底に砂礫が溜まった ”五郎田壺
「 雨垂れ石を穿つ」(あまだれいしをうがつ)のことわざ通りである。
花崗岩が長年の水の流れで削られた溝。
五郎在壺”に流れ落ちる滝。 この深い溝が ”鳥ノシコミ”だろうか?
小さな甌穴である ”雑桶壺
滝も甌穴も大きな ”五郎在壺” 名付けの意味は判らない。
角度を変えて見た ”五郎在壺” 滑滝状の平面な滝も素晴らしい。
鹿ヶ壺の遊歩道入口にある ”尻壺”  ここでは甌穴、滝壺には名前が付いているが滝には名前が付いていない。
落差7mの分岐瀑である ”尻壺の滝
”鹿ヶ壺”の遊歩道入口に立っていた簡易地図。 本来、これを見てから遊歩道に入るのだが、
今回は散策を終わってから簡易地図を見ることになり違和感があった。
鹿ヶ壺キャンプ場を通って行く。 なんと立派なコテージだろう。
夏は毎日、それ以外の金土日は20,300円、それ以外は14,200円 寝具は7名分
付いているらしいので、シュラフを持ち込めば14名以上が泊れそうだ。
グリーンステーションの無料駐車場を抜けて行く。 奥の建屋が ”鹿ヶ壺山荘”
周回2時間40分で ”ふれあいの館”の無料駐車場に戻る。
日曜日なのに ”ふれあいの館”は閉まったままだった。
どうも展示室があるだけでがらんどうらしい。
かかしの消防士が4名居た。
グリーンステーションから県道に出て、直ぐ隣りの ”ふれあいの館”に戻る。
滝壺側から見た ”五郎在壺”と付随の滝。
沢に立ち入りたいが、今日は日曜日で観光客が多いので控えておく。