奈良県吉野郡天川村中越

2019年06月06日


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Road Map :天川村役場付近から洞川方面への県道21号線に入り虻トンネルを抜ける。
Route Map:県道沿いに観音峯登山口の無料駐車場がある。
地域別・日本の滝』  みたらい渓谷の遊歩道以外は展望の利かない登山道だ。
奈良県観光公式サイトから
■みたらい渓谷ハイキングコース■
  全長7.4km約2時間 天川川合の交差点を右に行き、左側の吊橋をわたり、車道を
左へ。 川をさかのぼり遊歩道をすすみ、車道に出たところがいわゆる「みたらい」。
  階段をのぼり長い吊橋などからは、大きな岩や透き通る川・間近でみる滝を満喫。
急なのぼりをこえると、光の滝。 しばらくすると観音峯登山口で車道に合流。
ゆるやかな山林コースをこえると、洞川温泉センターです。きれいで大きな公衆トイレ有)
  天川川合   → みたらい渓谷  (約2.8km:45分)
  みたらい渓谷 → 観音峯登山口  (約1.8km:40分)
  観音峯登山口 → 洞川温泉    (約2.8km:50分)

みたらい渓谷
  車で来る限りでは、どこの遊歩道入口からスタートしても往復するしかないのだが、標高差が少ないので、今回の復路(登り)では辛さを感じ無かった。
  ここしばらくは雨降りがあったと思ったが、滝水が少な目だったのが残念だった。
みたらい渓谷
みたらいけいこく
'19年、奈良県の滝、鍾乳洞
標高差:141m
  ”みたらい渓谷”は山歩きを始めた頃から何度か近くまで行っているので存在は知ってい
たが、これまではあえて行こうとは思わなかった。 奈良県の鍾乳洞巡りを計画している中
で、”みたらい渓谷”に2つの滝があることを知り、鍾乳洞巡りと合わせて行ってみること
にした。 ”みたらし渓谷”には遊歩道が整備されているらしいので歩くのには問題なさそうであるが、問題はどこから歩くかであった。 遊歩道入口にはクソ高い有料駐車場が多く、
無料でもっとも遊歩道入口が近いのが ”観音峯登山口”の駐車場であったが、ここは直ぐに満車になるらしいので朝の早めに着いておく必要がある。 しかも遊歩道歩きは下りから始まるパターンとなってしまい、復路の登りが辛そうである。
往路(下り):1時間18分 天の川の天保大橋から引返す。
復路(登り):51分
みたら渓谷の遊歩道以外に下流にも上流にも遊歩道が伸びているが、
両遊歩道共に沢から離れた展望の利かないつまらない道らしい。
みたらい渓谷の遊歩道入口近くにある有料駐車場は300円/時とクソ高いので、
無料の観音峯登山口駐車場は激戦区らしく、土日には直ぐに満車になるらしい。
みたらい渓谷は遊歩道歩きと聞くので6時50分に運動靴で遊歩道に入る。
R309の川合地区から洞川へ向かう県道21号線を北進し、
虻トンネルを抜けた所に観音峯登山口休憩所の駐車場がある。
吊橋から駐車場と綺麗なトイレを振り返り見る。
無料駐車場から出発すると往路が下りで、復路が登りになってしまうので体力的には辛いところがあるが、標高差は140m程なのでなんとかなるだろう。
観光地の様な立派な吊橋で、まずは左岸側に渡る。
沢には薄い踏み跡があったが、崖っぷちで進めなくなる。 こんなのは遊歩道では無い、遊歩道は女子、子供でも歩けるはずだ。 道間違いと判断すると共に運動靴では歯が立ちそうにないので、駐車場に戻って登山口に履き替える。
吊橋を渡ると、真っすぐに登って行く道と沢に下りる道があり、真っすぐに
登って行く道は ”観音峯”へ登る道だろうと判断して沢に下りた。
往路(下り)は遊歩道を下りてしまうだけにして、復路(登り)でゆっくりと滝、渓谷を見ながら登る作戦であったが、早々に行く必要の無い枝道に入ってしまう。
駐車場に戻って登山靴に履き替え、7時02分に仕切り直しをする。
吊橋を渡り、真っすぐに登ると、綺麗に整備された遊歩道に出た。
小さな水力発電施設なのか? これの管理道であった。
道標は無かったが、沢に向かう枝道は階段で整備されていた。
これが滝見第一号? 滝と呼べる程の大きさではないが・・・
施設には小さな堰堤があり、溜まり水となっていたが淵の様に綺麗な沢水だった。
心配した様に朝早くからの滝見は良い天気でもお陽さんが山陰になってしまい、
鮮やかさが欠けてしまっていた。
崖っぷちにはラスメタルを張った鉄製橋が整備されていた。
遊歩道に戻り、緩やかい下って行く。
分岐に着くが ”白倉谷”への道は通行止になっていた。
右へ曲がり、沢に向かって大きく下って行く。
崖崩れのない快適な遊歩道であるが、沢から離れた高い位置を通っており、
渓谷が間近に見えないのが、残念な道であった。
整備された階段道を下って行くと沢が見え出した。
渓谷に下り立つが沢水が殆ど流れていない。 多分、岩の下、砂礫の下で伏流水となっているのだろう。 古い散策地図を見ると、ここは下りて来た山沿いの道と沢沿いの遊歩道があったらしく。 前方に鉄橋の残骸が見えて来た。 復路時には近くまで行ってみたい。
”光の滝”を高巻きする道はヤバそうな感じがした。
こここは ”光の滝”の滝口だった。 滝口から滝壺を覗くのは帰路にする。
落差15mの2段瀑である ”光の滝” ネットで見た写真より水量が少ない様だ。 滝壺が広く深そうだ。
直瀑なのか、2段瀑なのか、判断がし難い滝姿をしていた。
遊歩道が飛び出した格好の展望所に着いた。
”光の滝”からドンドン下って行く。 復路が辛そうだ。
展望所から上流側を見ると、大岩ゴロゴロの迫力ある景観が広がっていた。
展望所の目の前に聳える名前が付いていても良さそうな岩峰。
展望所から下流側を見ると遊歩道の吊橋が見えていた。
広い岩床の向こうには ”みたらい滝”が落ちている。
更に遊歩道を下って振り返ると、大岩ゴロゴロ帯は更に迫力を増していた。
岩の間に流れ落ちる極小さな滝は、雨降り後に見てみたい。
吊りロープの無い吊橋って、どう強度を保っているのだろう。 不思議!
遊歩道中、唯一の危険箇所。 頭をブツケないように屈んで通過する。
総落差25mの三段瀑である ”みたらい滝” 写真は上段の滝。
吊橋上から見た広い石床と ”みたらい滝”
振り返り ”みたらい滝”の上段部を見る。 中段と下段は見逃した。
この長い橋が下からの橋脚無しで、なんで成り立っているのか? 不思議!
遊歩道の区切りであるR309が見えて来た。
周辺の山は良い天気であるが、渓谷にはまだ陽が射さない。
帰路に陽が射すことを期待する。
ここの滑滝+直瀑が無名滝とは、天川村の観光課はサボっているのか? 勇気があれば滝滑りが出来そうだ。
面白いユニークな滝であるが、透明度が高く深く広い滝壺も魅力的だ。
みたらい渓谷の遊歩道から、下流側の遊歩道までは500m程離れており、
入口を探すのに苦労した。
1時間04分にてR309に下り立つと食堂が立っていた。
1時間300円がこの辺りの標準値段の様であり、3時間、車を停めれば
900円になってしまう。グループで来ていれば割り勘で済むが一人では辛い
駐車料金だ。 なので有料駐車場には車を停めない。
ここの吊橋もラスメタル張りなので下を見ると怖い!
ロープで吊られた吊橋らしい吊橋を渡る。
同じく吊橋の上から、川迫川の下流側を見る。
吊橋の上からR309と川迫川の上流側を見る。
下流側の遊歩道入口まで歩き通す予定であったが、余りにも展望の無い
詰まらない道だったのショートカットして国道を歩いて戻ることにした。
遊歩道は良く整備されており歩き易いが、天の川の遥か上部を通っており、
樹林に阻まれて天の川の渓谷がまったく見えない。
”天保橋”は遊歩道だけの為にこんな立派な橋を作ったのか?
この橋を逃せばしばたく国道に出る橋はなさそうだ。
同じく天保橋から天の川の下流側を見る。 川水が綺麗だ。
天保橋から天の川の上流側を見る。
遊歩道を歩いているとまったく見られなかった景観が広がる。
国道を歩き始めて振り返り ”天保橋”を見る。 峡谷にマッチしていた。
やっと陽の当たる川水を見ることが出来た。
アマゴが居てもおかしくない、綺麗な川水だ。
どこの山か知らないが、山は見るだけで充分です。
みたらい渓谷の遊歩道入口に立っていた散策地図。
この地図には ”光の滝”からの沢沿いの遊歩道が載っていた。
橋の構造を知りたい ”哀伝橋”を渡る。
さて、駐車場までの登り返しを行うか。
”みたらい滝”の滝口に広がる岩床帯。
”みたらい滝”の下段、中段を又見逃した。
展望所から陽が充分当たっている岩峰を再度見る。
行ける所まで沢登りする予定であったが、飽きて来たのでパスする。
覚悟はしていた長い登り階段に差し掛かる。
再度、”光の滝”を見ておく。
”光の滝”の滝口から滝壺を覗いてみる。
滝壺は無理をしなくても遊歩道からの方がうまく見えた。
”光の滝”を過ぎれば緩やかな楽チンな遊歩道になる。 快適な登りだ。
往路の登りなのに寄り道が少なかったので51分で駐車場に戻れた。
平日なのに駐車場は渓流釣り、山登り、遊歩道歩きの車で満車になっていた。
無名滝
みたらい滝
光の滝

06/06 06/06 06/06 06/06 06/06 06/06 06/06
みたらい渓谷 面不動鍾乳洞 五代松鍾乳洞 螳螂の窟 河鹿の滝 川迫川渓谷 不洞窟鍾乳洞