海苔田ノ鼻

2016年03月30日


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島根県隠岐の島
じゃらんnetから
日本には稀なアルカリ玄武岩からなる奇勝。アルカリ玄武岩の溶岩が海中で急激に冷やされたとき、溶岩中に含まれていた岩石の組織の差異によって生じた、よろい岩やかぶと岩などがあり、北の白鳥海岸や、南の浄土ヶ浦などの景勝と共に、見事な景観美となっている。大山隠岐国立公園の一部である。
Road Map :西郷から丁度反対側に中村集落がある。
Route Map:駐車場まで車で行けるが時間稼ぎとして民宿から歩く。
隠岐の島観光名所』  岬先端までは距離があり高低差も大きかったが、綺麗な海岸美を展望することが出来た。
散策時間:往復約1時間
昨夜、朝飯の時間に付いて民宿の女将と話ししたが8時より前には作れないと言うので、それなら早朝の散歩として民宿から直ぐ近くの海苔田鼻を散歩してから朝飯を頂くことにした。
昨夜の海鮮料理が美味しかったので朝食に何が出るのか楽しみだ。
民宿の前の道を真っ直ぐ進むと遊歩道入口の駐車場に着く。
海苔田ノ鼻
通行止めで取り止めていれば、今回の散策は出来なかったのであるが、無事、往復することが出来た。今日の海苔田の鼻は朝飯前(?)の予定外だったので、流石のガイドさんも見逃しが多かった様だ。
民宿での朝食
昨夜は多過ぎる刺身でご飯が食べれなかったが、朝の散歩の効果と朝食には理想的とも思えるおかずの数々でご飯を3杯もお代わりしてしまった。
'16年隠岐の島の観光
のりたのはな
駐車場にあったガイド板には柱状節理と三水滝のことが書かれていた。クリックで拡大します。
民宿から集落内を歩き10分程で遊歩道入口の駐車場に着く。ところが遊歩道を少し入った所に『倒木の危険あり』、『崩落個所あり』の通行止めが出て来た。こう言う通行止めは安全の為が多いので、取り合えずは、行ける所まで行ってみる。
遊歩道には倒木も出て来たが、山歩きをする者に取っては倒木と言えるレベルの物ではなかった。
残念ながら”三水滝”には水が流れておらず、幻の滝となっていた。崖から崩れ落ちた柱状節理は岩の塊となってしまっていた。
昨日に続き、今日も薄曇りの見通しの悪い冴えない天気である。
この説明を読んでいなかったので”かんらん石”を確認しなかった。
遊歩道は柱状節理が崩れた崩壊帯の様な所を通っているが、これが通行止めの個所では無い様だ。
岬の殆どの松が枯れており全滅状態だ。民宿の女将さんの話しでは松枯れ病が蔓延しているらしい。
柱状節理の崩れた岩が山の上まで続いていた。
木製階段も朽ちてはいたが、まだしっかりしていた。
木製橋は朽ちており、踏み抜いた者が居た様だ。恐る恐る渡る。
ここは手摺りの朽ちた遊歩道に見えるが、両側は海岸までの絶壁となっており、樹木が無ければ凄りやせ尾根であった。
遊歩道は全長1.3kmの距離になる様だ。
海苔田ノ鼻の先に”琴島”が見えて来た。
展望が開けた。先ほどのやせ尾根はこの海岸線まで落ち込んでいたのだ。それに気が付かない方が幸せかも。
松枯れ病で全て枯れてしまっている松の向こうに”琴島”を見ることが出来、
この時点で”よろい岩”のことが頭からすっかり抜けていた。
今日も一日、この見通しなら残念なことだ。見えているだけマシと思うしかない。
大台ヶ原の正木ヶ原を思わす松の枯れ木群であるが、正木ヶ原の様な美しさはなかった。
自然木で作られた木製の階段を下る。
8時の朝食に間に合う様に引き返す。
通行止めだった遊歩道は少し気を付ければ普通に通ることが出来た。
木製の橋は薄い板が張られているだけなので朽ちるのが早い。
崩落しない様にセメンで固められた崖っぷちを戻る。
海岸べりに建つ家は別荘だろうか? 周辺を見ても道路が見付からない。遠目では建屋は崩壊している様に見えた。
駐車場に戻り、改めてガイド板を見て”かぶと岩”と
”よろい岩”を見ていないことに気付いた。二人も居て
どこを見ていたんだ。怒り)
本来ならこの”よろい岩”を見るべくだったのだが、ここを示す道標は無かった。それにしても肝心個所を見逃して大きな落ち度であった。
満開のサクラを見ながら民宿に戻って朝食とする。
3月29日 壇鏡の滝 那久岬 那智の滝 深浦滝 白糸の滝 ローソク島 白島崎
3月30日 海苔田鼻 浄土ヶ浦 大満寺山 鷲ヶ峰 トカゲ岩 八百杉 −−