岐阜県下呂市小坂町落合

2017年06月09


日本の滝百選に戻る

Road Map :R1の飛騨小坂から県道437号線〜県道441号線〜県道435を経由して湯元館
            近くの駐車場に向かう。
Route Map:御嶽山登山者用無料駐車場に車を停めて、温泉街に散らばった滝を巡る。
日本の滝百選』  下呂市の小坂町がべらぼうに広いのに驚く。  片道38kmは遠過ぎる。
小坂の滝巡りのHPから
  仙人滝コースは標高1800mの濁河温泉周辺にあり、仙人滝は御嶽登山道付近に、他の滝は温泉街の道路から見ることができます。
また、原生林遊歩道には、亜高山帯の樹木や溶岩の隙間にヒカリゴケも見られます。
仙人滝コース
  小坂町には5m以上の滝が200ヶ所以上あるらしいが、濁河温泉周辺で有料ガイド無しで滝見が許可されているのは今回散策した仙人滝コースだけの様だ。
  往復76kmも車を走らせて滝見する値打ちがあったのかと問われるとその値打ちは無かったと思うが、自分的には自分の目で見てがっかりするのが基本なので、実際に滝見しておかないと納得出来ない。
今の所、有料ガイドで滝見をしたい気持ちは無い。
仙人滝 (落差30m)
  先程、滝見した ”三ツ滝”と、これから滝見する ”仙人滝”は遠く離れた場所にあるのに同じ小坂の滝めぐりに属しているのが理解出来なかったのであるが、小坂町は途方も無く広かったのだ。
”仙人滝”のある小坂町落合まではR41から県道437号線経由、県道441号線を38kmを走る必要があり、舗装された綺麗な道路とは言え、小さな滝を見る為に往復76kmを走る必要があった。 小坂町落合地区には他にも多くの滝がある様だが、仙人滝コース以外はガイドツアー以外の滝見は禁止されていた。 小坂の滝巡りのHPを参照のこと。
せんにんたき
仙人滝(30m)
白糸の滝(15m)
緋の滝(20m)
無名滝(15m)
県道441号線は舗装された道路で走行中に御嶽山への展望も楽しめる快適な
ワインディングロードであるが片道38kmは遠過ぎる。
駐車場近くにバイオトイレがあったので覗いて見ると、ボタンを押すとうんこを撹拌する機械式のタイプだった。
県道435号線の終点には御嶽山登山用の無料駐車場があってびっくり。ここから御嶽山へ登れるんだ。 10時58分に滝見歩きを始める。
橋の上からは樹木越しに ”白糸の滝”(落差15m)を見ることが出来た。滝名の如く白く輝いているのが印象的だったが ”白糸の滝”は別途、
見に行くことにする。
濁河川に架かる大きな橋を渡る。
鳥を撮影に来たと言うじいさんが暇そうに鳥飛来待ちをしていた。
この道で御嶽山へ登れるんだ!と思うと何故か感慨深い。
橋を渡ると神社があり、その右側の道に入って行く。
因みに神社は見に行っていない。
しっかりした道標が整備されており、大いに助かる。
御嶽山登山道から仙人滝への遊歩道に入る。
水平道の楽チン遊歩道が続く。
濁河川の左岸をトラバースする快適な道が続く。この辺りで標高は
1800mに達しており、御嶽山への6合目を越えているのだ。
橋が出て来て右岸に渡る。
面白い滝姿の無名滝が流れていた。
滝の少ない渓谷では、この程度でも名前が付けられていると思う。
駐車場から13分にて”仙人滝”(落差30m)に着く。 意外と簡単に着いた。
滝壺は浅く平凡だった。
滝飛沫でレンズが濡れてしまうので、これ以上は滝壺に近付けない。
面白く無い直瀑であったが、上部で一部が跳ねているのが見られる
ので、その分は変化のある滝ではあった。
左の無名滝とは違い濁河川の沢は豪快に流れていた。
”仙人滝”の直ぐ横には綺麗な滝が落ちていたが、これが無名滝とは
驚きである。 広島県の神庭の滝にある ”玉垂の滝”とよく似た滝で
あるが、渇水期には涸れてしまうのだろうか?
湯ノ谷には何段もの滝が連続していたが、
これが無名滝だろうか?
神社に戻り、湯ノ谷側を散策していると遊歩道の様に見える温泉送水管の点検道があった。 チェーンが張ってあったが立入禁止にはなっていなかったので散策させて頂く。
カシミールの地図によると湯ノ谷の上流にはまだまだ滝が連続している様であるが、温泉取り入れ口近くで引返すことにする。因みに送水管は暖かかった。
湯ノ谷の下流側にも小さな滝が連続していた。
県道に戻り散策していると、先程、橋の上から見ることが出来た
”白糸の滝”が道路から見ることが出来た。
お陽さんが当たり白く輝く流れは滝名が相応しく感じた。”白糸の滝”
は湯ノ谷から流れ込み、濁河川に落ち込んでいる様だ。従って滝壺は
濁河川となる。
木道で整備された遊歩道。旗には ”岐阜の宝もの認定第一号”と書かれており、この旗は小坂町の至る所に立っていた。
更に県道を散策していると ”緋の滝”への遊歩道入口を見付けることが出来た。この辺りの滝見道は良く整備されていると思う。
木道突き当りには危なっかしい滝見台があった。
ライトアップ用のライトがあったので力の入れようが感じられる。
濁河川に向かって木道が伸びていた。
落差20mの直瀑である ”緋の滝”は遠景で見るシンプルな滝なので何の魅力も感じなかった。むしろ滝口からの上流を見に行きたい思いだ。
”湯元館”は濁河温泉では有名な温泉宿なのかヤフーマップにも旅館名が出て来る。ここにも無料駐車場があるが、登山者用の無料駐車場は、湯元館の直ぐ裏側である。
'17年、岐阜県の渓谷、滝巡り
   06/09:付知峡三ツ滝 ⇒ 仙人滝 ⇒ 宇津江四十八滝大倉百滝
   06/10:唐谷滝 ⇒ 根尾の滝 ⇒ 恵那峡