岡山県新見市井倉
『日本の鍾乳洞』 山に登る時にR・Wを使うことを思えば入場料千円は安いものだ。
ウィキペディアから
高さ240mの石灰岩の壁面に入口がある、全長1.2km、高低差90mの鍾乳洞。
1958年に初めて発見され、翌1959年には新見市によって観光地として開発が
進められた。内部には地下河川が流れ、また高さ50mの「地軸の滝」もある。それ以外にも珍しいさまざまな鍾乳石が存在する。
映画「八つ墓村」のロケ地としても使われた。岡山県指定天然記念物。
井倉洞
天上が低い個所が多いのが短所と思えるくらいで、洞内巡りは千円の価値はあったと思う。これで洞内の滝に水が流れていれば最高だったのだが、それは梅雨時にでも再訪しなければ叶えられないだろう。
今回の岡山県の鍾乳洞巡り
絹掛の滝 ⇒ 井倉の滝 ⇒ 井倉洞 ⇒ 羅生門 ⇒ 満奇洞 ⇒ 諏訪の穴 ⇒ 見返りの滝
井倉洞
若い時にケービング(洞窟探検)に夢中になった時期があったが、観光鍾乳洞が照明の光で鍾乳石にコケ類が生えて本来の輝く白さが無くなっているのに嫌気が指して早々に興味を無くしてしまった経緯がある。
それから50年、再び鍾乳洞に対して興味が湧き出した。
いくらどう
地軸の滝(落差50m)
Road Map :中国道新見ICからR180を南下し、井倉洞に向かう。
Route Map:井倉洞観光用の無料駐車場が2ヶ所にある。
地図は ”井倉の滝”の使い回し。
お土産街から見た ”井倉の滝”と ”井倉洞”の出入口。
この機械に千円札を取られてしまった。入洞してみて千円以上の価値がなければ怒るぞー。
洞内に滝があるなんて知らなかった。 早く見てみたい。
土曜日なのに入洞者はおいらだけで、現在、貸切り状態で嬉しいやら寂しいやら。
井倉洞の入口は出口から随分下の方にあった。
洞内の散策地図であるが、かなり見所が多い感じに取れる。
クリックで少し拡大します。
洞内は暖かいはずなのに、入口付近は氷の洞窟になっていた。
係員に天上が低いから気を付けて!と言われたが、低く屈まないと通れない。
入口から10m程はツララと鍾乳石のコラボが見られた。
取って付けた様な名前が目立つ。
長い階段を上がって行く。
雨が降らないと滝にならない ”ありさの滝”
今日は鍾乳石が少し湿っている程度だった。
”くらげ岩”はそれなりの姿をしていた。
この鍾乳石も照明が当たり続けていなければ純白だったと思われる。
30mの高い空間は中々迫力がある。
やっと ”地軸の滝”(落差50m)に到達したが、滝水はほとんど流れていなかった。
落差50mの滝だけあって、ストロボは滝口まで届かなかった。
滝水は壁を濡らす程度であったが、滝壺には水が溜まっていた。
長い上り階段なのに天上が低く、屈んで上るのは辛かった。
今度は滝口側から滝壺側を見てみるが、
同じくストロボのパワーが少な過ぎた。
滝壺から上を見た時に明るくなっていたのが、この地点だった。
常に頭を天上にぶつけない様に注意しながら歩く。
入口の案内板には洞内は年中15〜16℃で年中一定と
書かれていたが、温度計は10℃を指していた。
”鬼の手袋”は指の部分が無くなっていた。
イタヅラで折られたのか、自然に折れたのか?
カメラのレンズを拭いても吹いても直ぐに曇ってしまう。
まだ上りが続いている。
自然観を損ねるカラーライトの照明は止めて欲しいものだ。
天上が高くなると俄然、雰囲気が良くなる。
滝水を見ようと滝壺を覗き込んで見るが、
滝水が落ちた泡しか見えなかった。
滝音は響いているが、滝水は見えない。
下り続けてやっと出口に着いた。 出口は休憩所になっていた。
”音の滝”からは長い下り坂が続き、出口まで何の見所もなかった。洞内では結構上っていたことになる。
出口の階段道からは ”井倉の滝”が望める。
出口は大きな洞窟になっており、神社が祀られていた。
天上には大きな鍾乳石が見られた。
外気温は−3℃だったのに洞内の温度は5℃で湿度が高く、
カメラのレンズは直ぐに結露してしまう。 写真を写す毎に
レンズの結露を拭く必要があった。