北海道恵庭市盤尻
Road Map :恵庭市街から道道117号線をえにわ湖へ進むと恵庭渓谷がある。
Route Map:三段の滝は駐車場が無いのでラルマナイの滝の駐車場から歩く。
白扇の滝には歩いて行くことも出来るが、駐車場もある。
『 北海道の滝 』 源流が異なり滝の形態も異なる3つの面白い滝を見ることが出来た。
恵庭市のHPから
恵庭市街から道道恵庭岳公園線を支笏湖方面に進むこと約18km、漁川の支流ラルマナイ川に恵庭渓谷があります。そこには、3箇所の個性的な滝があり、人々を魅了しています。一帯は散策路や滝見広場などの施設が整えられており、それぞれの滝めぐりを楽しめます。
恵庭渓谷の3滝
アシリベツの滝へ行く前の寄り道ながら、中々良い滝見が出来たと思う。
特に白扇の滝は滝名に似合った滝姿で感動ものだった。
過去には遊歩道があったのだろうが、今は老朽化、崩壊しているので立入禁止となっており、色々な角度から滝を見るには、それなりの苦労が必要だ。
恵庭渓谷の滝
'18年、北海道の滝巡り
今朝の10時30分に新千歳空港に着き、レンタカーを借りて、恵庭渓谷に向かう。
今日は日本の滝百選に入っている ”アシリベツの滝”が目的であったが、そこまでの通り道にある恵庭渓谷に寄ることにした。恵庭渓谷ではそれぞれ形態の違う3つの滝を見ることが出来たのであったが、その中でも
”白扇の滝”は圧巻だった。
えにわけいこくのたき
三段の滝
ラルマナイの滝
白扇の滝
いつも通りにGPSの軌跡は取っているが、かなりウロウロと歩き回ったので軌跡がゴチャゴチャしてしまったので削除した。
三段の滝(落差15m)
三段の滝はその名の通り、白い帯が三段になって恵庭渓谷を割るように流れ落ちることから名づけられました。
絶景ポイントは三段の滝橋から見る眺めと、三段の滝橋下にある滝見広場から見る眺めです。
ラルマナイの滝
野趣あふれる恵庭渓谷の大木の間から雄々しい姿で流れ落ちる滝で、生い茂る緑とのコントラストが圧巻です。
「ラルマナイ」とは、アイヌ語で水無沢と訳し、一説には沢の両側がきりたち、急流で滝になっているところの意味です。
絶景ポイントは、滝見広場の橋からの眺めです。
白扇の滝(落差15m)
白扇の滝は、高さ15m幅18mで真っ白な扇を広げたような優美な姿に見えることから名づけられました。
過去には北海道観光百景の河川渓谷・滝の部で第6位に選ばれ、恵庭渓谷第一の名勝地となっています。
絶景ポイントは滝見広場の階段を下って左に進み、さらに小道を奥に進むと、白扇の滝を前方から見られる
ポイントに辿り着くことができます。
ラルマナイの滝駐車場に立っていた簡易地図。'17年07月に恵庭岳に登っているが、その時は恵庭渓谷のことにはまったく気付かなかった。
11時55分、三段の滝の遊歩道入口には駐車場が無いので、ラルマナイの滝の駐車場に車を停める。ラルマナイの滝へは駐車場の奥から始まる様だ。
その名も道道117号線に架かる ”三段の滝橋”がビューポイントになっていた。橋からは後で滝見することにして、まずは遊歩道に入ってみる。
まずは三段の滝を見に行く事にする。
遊歩道は直ぐに終わり、道路を挟んで反対側に滝見台があった。
ここから滝見すると、どうしても橋脚が視界に入ってしまう。
こんな所から滝見しても面白くないので、当然、沢に下りて見る。
”三段の滝”は本流の滝では無く、枝沢からの滝なので上記の文面は間違っており、うそ臭い伝説にも興味は湧かない。
ラルマナイ川の本流に沢釣りされている方がおり、この光景が滝より気に入ってしまった。
イワナ、ニジマスが釣れるらしく、目の前でウグイを釣り上げたが、それはリリースしていた。
落差15mの三段瀑である ”三段の滝”これより左には橋脚が立っている。
滝壺に行くには本流を渡渉する必要があり、普段靴では行けなかった。
道道の橋に戻り、指定ポイントから滝見する。
橋の上から見た ”三段の滝” この季節、樹木が結構邪魔になっていた。
的確とは言えないが、滝が見えるポイントにはこの表示があった。
駐車場に戻り、ラルマナイの滝の遊歩道に入るが、
ラルマナイの滝の上で通行止め終点となっていた。
展望所となっている橋の上から上流を見ると、滑滝として傾斜がきつく、
渓流瀑としては傾斜の緩い沢が望めた。 これも枝沢であり本流と比べると水量は少ない。
橋から下流側を見ると、そこは滝口となっており滝の姿はまったく見ることが出来なかった。
滝壺を見ておかないと滝見した値打ちがないので周辺をウロウロすると道道に架かる橋の根元に微かな踏み跡を見付けたので下ってみる。
滝壺側に行きたくて通行止めを潜り抜けて、遊歩道跡を進むが、大変な藪道となり、このまま進んでも左岸から右岸に渡渉出来ないことが判り、引き返す。
薮扱きして沢に下りることが出来た。滝は二股に分かれており、
ここからだと右岸の滝は樹木に隠れて見えていない。
滝の正面まで回り込むことが出来たが、本流の水量が多く渡渉するすべがなかった。
今日の水量では3条に分かれていた ”ラルマナイの滝” ここからは先程まで居た遊歩道の橋が見えていた。
一見、ロッジかと思ったが、大きなトイレだった。
ラルマナイの滝駐車場からは歩いてでも行けるのだが、
車で白扇の滝駐車場に移動する。
駐車場にあった散策地図。
遊歩道を下りるまでもなく、雄大な滝が見えて来た。 この滝だけが本流の滝なので水量が多い。
落差15mで割れ目に吸い込まれて行く ”白扇の滝”は、群馬県の吹き割の滝を思い起こす滝姿であった。
立入禁止を無視しないとこの光景を見ることは出来ない。 眼下に中間にある滝壺が見えていた。
カメラのアングルが違う様な写真であるが、カメラの水準器を使って撮っているので水平のアングルは取れています。
散策時間:3つの滝で1時間04分。
'18年北海道の滝巡り