鹿児島県大島郡大和村名音
Road Map :県道79号線の大棚港近くからフォレストポリスへの林道に入る。
Route Map:フォレストポリスより手前に滝見の駐車場あり。
『 日本の滝 』 奄美大島の最高峰 ”湯湾岳”を源流元とする ”マテリアの滝”
マテリヤの滝
観光名所として遊歩道も良く整備されていたが、滝見マニアに取っては何のインパクトも
感じられなかった。 カッコウの良い滝壺ではあったが、沢水の透明度がイマイチだった。 楽に滝見出来るのが取り得だった。
2つの無名滝
道路から見えているので幻の滝でも無く、水量も多く雨の日だけの滝でもなさそうなのに、なぜ知名度がないのか? 滝名と落差を知りたい所だ。
マテリヤの滝 (落差12m)
'19年の奄美大島滝巡り、観光
2つの無名滝
散策時間:駐車場から5分も掛からずに滝壺に行ける。
フォレストポリスへ行く途中に滝見者用の駐車場あり。
Road Map :フォレストポリスから名音集落に向かう途中に見える。
Route Map:道路からの遠望だけなので歩くことはなし。
名前が判らない2つの大きな滝
偶然に見付けることが出来た大きな滝
フォレストポリスを過ぎて名音集落の海岸線に下って行く途中で地図を見ようと車を停めると左側に大きな滝が流れ落ちていた。 車を停めなければ通り過ぎてしまっていただろう。
近くで作業していた古老に滝名を聞くと ”タンギョの滝”と教えてくれたが ”タンギョの滝”ここではない所にあるはずなので古老の勘違いか、同名の滝なのか。
滝壺に行く道を聞いてみたが、そんなのは無いとのことだった。 水量の多い大きな滝なのにネット検索では出て来なかった。
偶然、車を停めた地点から2つの滝を遠望することが出来た。
落差は30m以上はあろうか、見事な分岐瀑の無名滝。
この規模で無名滝なのはおかしい。 しかし、ネットでは滝名は見付からなかった。
100m程離れた右側の無名滝は樹木に隠れて見えていないが、相当な高さから
流れ落ちている感じである。 下側にも、もっと続いている感じである。
何故、この大規模な滝がネットで取り上げられていないのか不思議である。
テントサイトは広く、あちこちに広がっていた。
橋の上からの下流側は滝口と滝壺が見えたが、
陽光の陰になってしまい絵にはならなかった。
道路の橋の上から上流側を見る。 小規模であるが渓谷感はあった。
滝壺の周囲には ”タツナミソウ”が
沢山咲いていた。
滝壺の左岸側に戻って見てみると、こちら側の方が絵にはなっていた。
滝の形態としては好きな斜瀑であるが、何の特徴も無いのが寂しい。
薄日が射して来たが滝水が綺麗くは無いのかコバルトブルーにはなってくれなかった。
滝上には道路が通っている様なので後で行ってみる。
滝壺の右岸側に行くには渡渉を強いられるが、適当な飛び石があった。
遊歩道の終点からは大きな滝壺を持つ ”マテリヤの滝”(落差12m)が望めた。
陽が当たっていない影響もあろうが、何のインパクトの無い滝だ。
数分で沢に下り立つことが出来た。
遊歩道は石階段でよく整備されていた。
遊歩道入口に立っていた解説板。
車で走っていても良く見えた遊歩道入口。
林道沿いに広い駐車場と案内板があったので遊歩道の入口は直ぐに判った。
フォレストポリスが通り道にあったので寄ってみる。
金の掛かった野外活動施設だった。
かごしまの旅のHPから
奄美フォレストポリス内にある神秘的な滝です。 昔の人々はこの滝ツボに美しく写り輝く太陽の影を見て「本当に美しい太陽の滝ツボ」と称讃し、いつの間にか「マテリヤの滝」と呼ぶようになりました。
この地にはかつて大和浜間切と焼内間切(現在の宇検村湯湾)の中間として、旅人や飛脚等の休息地、宿場がありました。 盆地を流れる川は、集落から約1キロ下流で支流と合流し、ここにできたのがこの滝です。
当時の川の流域は、うっそうと大木が生い茂り、昼でも暗かったそうですが、不思議にこの滝ツボはいつでも太陽の光で美しく照り輝き、旅人の心に安らぎを与えたといわれています。
フォレストポリスは亜熱帯植物の茂る湯湾岳麓の森林浴公園です。