2025年03月01日


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西日本のダム巡り』 香川県は日本三位のため池大国であり、その分、ダムの数も多い。
我が国最初期のマルチプルアーチ式コンクリート造堰堤
  阿讃山脈を分け入る柞田川上流に「豊稔池堰堤」があります。
長い年月の風雨にさらされた堰堤は、まるで中世ヨーロッパの古城を思わせる威容と風格があり、四季折々に見事な景観を見せてくれます。 堤長145.5m、堤高30.4mのコンクリート造溜池堰堤で、両端部を重力式、中央部が5個のアーチと6個の扶壁(バットレス)からなるマルチプルアーチ式で、その先駆的かつ希少な構造形式は農業土木史上価値が高く、また、昭和前期における堰堤建設の技術的達成度を示しており、平成18年12月19日に重要文化財(建造物)に指定されました。
豊稔池堰堤見学
ほうねんいけえんていんがく
Road Map :香川県の西端、高松自動車道、大野原ICの北方向に6kmの位置に
            豊稔池がある。
Route Map:豊稔池堰堤下は一大観光地となっているらしい。

豊稔池
豊稔池、豊稔池堰堤
 豊稔池堰堤はどうしてこんな形状をしているのか? 知りたい様な知りたく無い様な!
  何故、ダムは全て独特な形状をしているか、設計者は誰なのかに通じるところがありそうだ。
 マニアで無い限り、素人はへー! と眺めているだけで良いのでは。
本日の香川県のダム巡り

  豊稔池堰堤五郷ダム粟井ダム香川用水調整池府中ダム長柄ダム田万ダム
  内場ダム椛川ダム前山ダム門入ダム大川ダム五名ダム大内ダム千足ダム
香川県のダム地図(除く小豆島)
本日頂いた豊稔池堰堤の堰堤カード。
香川県観音寺市大野原町田野々
”豊稔池堰堤”は只の堰堤では無く、香川県の観光名勝になっている様だった。
画像をクリックで少し拡大します。
ダムの諸元等はダムカード裏側を参照下さい。
地元 ”豊稔池ダムファンクラブ”の方が作成された手書き案内図。
本来、観光課が行うべき作業であろうが、この地図は非常に役に立った。
奇々な形状をしている ”豊稔池堰堤”は晴れた陽光の下で見たいと予てから天気待ちとしており、
3月1日の天気予報は100%の晴天と聞き訪れてみたが、霧雨が降る100%の曇天だった。
写真は ”豊稔池遊水公園”の入口に掛かる橋である。
橋の手前にあった ”豊稔池遊水公園”の簡易地図。
色々な解説文書もあったが、割愛しておく。
公園内から見た ”豊稔池堰堤”の全体形状。 黒く汚れた壁面が歴史を感じさせられる。
参考にネットから探して来た晴れた日の放水量の多い時の写真。
気持ちはこの光景を見たかったのだ。
堰堤の下流側左岸から ”公園”全体を見ると、遊水公園であり、日本庭園風に仕上がっていた。
上流がため池の ”豊稔池”なので水の汚いのは致しがた無いのか。
右岸側にあった重要文化財の古い施設の横には
天端に上がれる遊歩道が2本伸びてていた。
遊歩道にて堰堤の天端に上がると、豊稔池の水位は満水状態あった。
”豊稔池”への展望は霧雨混じりの朝もやで見通しはまった利かなかった。
堰堤の形状は下から見た通りの半割りで出来ていたが、
これは強度を出す為の構造化?
わずか流れでも放水がされていたのは有難かった。
専門家が居れば、この構造に付いて数時間は語るのだろう。
”豊稔池堰堤”から見た ”豊稔池親水公園”の全景。
花時にも来てみたいが、その時には観光客で一杯になるのだろう。
堰堤から真下の放水を見る。 水が汚いのは前述の通り。
豊稔池左岸側に延びる県道から豊稔堰堤を見る。
歩いて通れるのだが、全て通行禁止となっていた。
同じく県道側から ”豊稔池堰堤”を見ると、
中世のヨーロッパの古城にも見えた。
豊稔池堰堤のダムカード(堰堤カード)は現地では発行されず、
約5km離れた ”大野原図書館”で土日は発行して頂くことになる。
但し、平日は ”豊稔池土地改良区事務所”での発行となるので要注意。